チリコンカンとは？どんな味？名前の意味・由来や作り方なども紹介！

チリコンカンという名前だけではどのような料理なのか想像もつきませんが、チリコンカンの発祥や名前の意味について紹介します。

チリコンカンはアメリカの南に位置するテキサス州で生まれたメキシコ風のアメリカ料理です。ひき肉・豆・トマトを唐辛子のソースで煮込んだ料理でスパイシーな味わいなものの食べやすいため、日本では子供向けに唐辛子を抜いて給食のメニューにもなっています。

チリコンカンはスペイン語では「チリコンカルネ」と呼ばれ、「チリ」は「唐辛子」、「コン」は「と」、「カルネ」は「牛肉」という意味があります。名前の通り牛ひき肉をチリで煮込んだ料理で、そこに定番食材の豆やトマトを入れ、お好みで他の野菜を刻んで入れることもあります。

チリコンカンには様々な食材が入っていますが、定番で使われる肉・豆・トマト・唐辛子・玉ねぎの栄養素やその効果・効能について紹介します。

チリコンカンのメイン食材である肉と豆はたんぱく質含有量が非常に高く、たんぱく質は身体の筋肉・肌・内臓など様々なものを構成する栄養素です。このたんぱく質を十分に食べることで、免疫力をあげて風邪予防の効果があり、さらに血圧の急な上昇の予防にもなります。（※1）

トマトの赤色を作り出し、トマトを代表する栄養素であるリコピンは、強力な抗酸化作用を持っており、高血糖症や動脈硬化の予防に効果があります。また、油で炒めてから煮込むことで、リコピンをより体に吸収しやすくできます。（※2）

古くは漢方としても利用されていた唐辛子は、体の代謝を上げる栄養素であるカプサイシンが多く含まれています。その作用から、体を中から温めることができ、冷え性の改善やダイエットの効果が期待されます。また、唐辛子には食欲不振の人の食欲を増進させる効果もあります。

玉ねぎに多く含まれるアリシンには、殺菌・抗菌の効能があり、1日の必要摂取量を食べることで、風邪予防につながります。また、血糖値の急な上昇を予防するため、糖分を多く含む食材と玉ねぎを一緒に取ると、糖尿病の予防にも効果的です。（※3）