味噌汁が腐るとどうなる?原因や見分け方は?食べてしまった時の対処法も紹介!
味噌汁が腐るとどうなるか知っていますか?スープジャーに入れても腐ることがあるので要注意です。今回は、味噌汁が腐った時の〈臭い・見た目・味〉など見分け方や、〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別の賞味期限の目安を紹介します。腐った味噌汁を食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
気をつけていたつもりでも、誤って腐った味噌汁を飲んでしまうことがあるかもしれません。そんな時のために、対処法を覚えておくと安心です。ここでは、腐った味噌汁を食べたらどうなるのかや、飲んでしまった場合の対処法について説明します。
腐った味噌汁は加熱しても食べるのはNG
食中毒の原因菌は熱に弱いものが多いため、味噌汁が傷んでいても加熱して食べれば大丈夫だと考える人もいるかもしれません。しかし、味噌汁が腐っている時には加熱しても食べない方が無難です。食中毒を起こす菌の中には熱に強い菌も存在しており、菌自体は熱によって殺菌されても菌が産生した毒素が熱で分解されずに食中毒の原因になる場合もあります。
前述した見た目やにおい・味などの異変を感じた場合は、食べずに廃棄することをおすすめします。
体調に異常が出たら病院へいこう
腐った味噌汁を飲んで以下のような異常が出た場合には、食中毒を起こしている可能性が高いです。
・吐き気
・嘔吐
・腹痛
・下痢
・高熱
嘔吐や下痢の症状があっても、水分が摂れる程度の状態で、徐々に治まるようなら自宅で様子を見てもかまいません。しかし、嘔吐や下痢がひどい場合や水分を摂れないほど衰弱している場合、高熱が下がらない場合など症状が重い時は病院に行って診察を受けましょう。
味噌汁の賞味期限や保存のポイントは?
味噌汁は、賞味期限を延ばすためにも正しい保存方法を覚えておくと安心です。ここでは、味噌汁の賞味期限とそれを延ばすための保存のポイントを説明します。
①味噌汁を常温保存する場合:1日
味噌汁を常温保存する場合の賞味期限は長くても1日程度で、以下のポイントを守ることが前提です。
・味噌汁を作る時に濃いめの味付けにする
・3~4時間おきに沸騰直前まで、味噌汁に火を入れる
・必ず蓋をしめて保存する
味噌汁を常温保存するにあたっては、傷みにくい具材を使う方が安全です。前述したなめこやアサリ、肉などが入った味噌汁を常温保存する際には、賞味期限がさらに短くなると考えましょう。
②味噌汁を冷蔵保存する場合:夏場は2日、冬場は3~4日
味噌汁を冷蔵保存する場合の賞味期限は夏場は2日、冬場は3~4日程度です。冷蔵保存するにあたっては、以下のポイントを守りましょう。
・味噌汁は冷えてから冷蔵庫に入れる
・味噌汁の入った鍋ごと冷蔵庫に入れる
味噌汁は、熱いまま冷蔵庫に入れると庫内の温度が上がって他の食材が傷んでしまう可能性があるので注意が必要です。また、味噌汁は常温で冷ましている間にも雑菌が繁殖してしまうことがあります。常温に置く時間が短いほど傷みにくくなるので、鍋が熱い時には氷を入れたボウルに入れて素早く冷ますと日持ちしやすくなるでしょう。
(*味噌汁の日持ちについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③味噌汁を冷凍保存する場合:2週間程度
味噌汁を冷凍保存する場合の賞味期限は2週間が目安ですが、以下のポイントを守っていることが前提です。
・冷凍に適した具材を使う
・冷凍に適さない具材は、あらかじめ取り出してから保存する
・小分けにする
食材の中にはじゃがいもや豆腐などのように冷凍することで食感が悪くなるものがあるので、こういった食材は冷凍保存を避けるのが基本です。また、解凍と再冷凍を繰り返すと傷みやすくなるので、再冷凍を避けるためにも小分けにしてから冷凍保存することをおすすめします。
(*味噌汁の保存方法、冷凍保存の方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
④スープジャーに入れた場合:6時間程度
スープジャーに味噌汁を入れた場合の賞味期限は、6時間程度が目安です。これは、汁物の保温を目的としたスープジャーの保温に対応している時間が6時間程度だからです。しかし、スープジャーに入れた味噌汁があさりや豆腐といった傷みやすい具材だった場合は、6時間後にはすでに酸っぱいと感じることもあるので注意が必要です。
また、スープジャーの性能によってはこれよりも短い時間で傷んでしまう可能性もあります。