おこわとは?炊き込みご飯と違いある?名前の意味や作り方・レシピを紹介!
おこわとはどんなご飯か知っていますか?一般的なご飯とは違い、もちもちとした食感が特徴のおこわですが、今回は、おこわの名前の意味や種類に加えて、炊き込みご飯との違いも紹介します。おこわの炊飯器を使った作り方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
おこわとは
おこわはご飯を使った料理であることは知っていても、その名前の由来や詳しい材料などを知らない場合もあるかもしれません。ここでは、おこわの定義や名前の由来など、おこわとは何かについて詳しく説明していきます。
おこわはもち米を蒸したご飯
おこわとは、もち米を蒸してつくるご飯料理のことです。おめでたい日である「ハレの日」に作られる料理で、山菜おこわや栗おこわなどの季節の野菜などが入っていることも多いため、地方色や季節感を感じられる料理と言えます。
「おこわ」の名前の意味・由来
おこわを漢字で書くと「御強」となります。日本人がかつて日常的に食べていたご飯は、弱飯(ひめいい)と呼ばれる柔らかいおかゆでした。一方で、おめでたい時に食べるご飯はもち米を使った食べ応えのあるご飯で、強飯(こわいい)と呼ばれていたそうです。その流れから、現在でも馴染みのある「おこわ」という名前になったと言われています。
おこわの種類
おこわには、以下のように様々な種類があります。
・白蒸し:もち米を蒸すだけのシンプルなおこわ
・赤飯:もち米と小豆もしくは大角豆(ささげ)を入れて蒸すことで、赤く色付けたおこわ
・栗おこわ:もち米に栗を入れて蒸す、秋らしいおこわ
おめでたい日に食べられることが多い赤飯も、もち米を蒸しているためおこわに分類されます。この他にも、入れる具材の種類によって山菜おこわや五目おこわなどに分けられ、季節や地域によって色々な楽しみ方をされています。
「おこわ」と「炊き込みご飯」の違いは?
おこわと見た目が似ている料理として炊き込みご飯がありますが、おこわとはどのような点が違うのでしょうか。2つの料理の違いについて確認しておきましょう。
①使う米の違い
おこわと炊き込みご飯では、使うお米の種類が違います。おこわにはもち米が使われていますが、炊き込みご飯には日本人が普段の食事で食べているうるち米が使われています。先述の通り、強飯とも呼ばれていたおこわには、食べ応えのあるもち米が向いているのでしょう。
(*うるち米とその他の米との違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②作り方の違い
お米の種類だけでなく、作り方にも違いがあります。炊き込みご飯はその名前の通り、うるち米を炊く料理ですが、一方のおこわはもち米を蒸す料理です。もち米を炊かずに蒸すことで、もち米のモチモチとした食感が存分に活かされています。
おこわの炊飯器を使った作り方・レシピ
当時は蒸篭を使って作られていたおこわですが、今では炊飯器で簡単に作ることができます。ここからは炊飯器を使ったおこわのレシピを、いくつか紹介します。