エシャロットとは?生でも大丈夫?食べ方は?栄養素や活用レシピなどを紹介!
【野菜ソムリエ監修】エシャロットとはどんな野菜か知っていますか?美味しく食べるにはどうしたらよいでしょうか。今回は、エシャロットの旬や栄養素などの他に、エシャレットとの違いについても紹介します。エシャレットの食べ方や活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- エシャロットとは?どんな野菜?
- エシャロットはフランスの玉ねぎの一種
- エシャロットの旬・主産地
- エシャロットの栄養素・効能
- エシャロットとエシャレットの違いは?
- エシャレットはらっきょうの商品名で別物
- エシャロットと玉ねぎの違いは?
- エシャロットと玉ねぎの見た目は似ているが味が違う
- 玉ねぎはエシャロットの代用食材として使われることがある
- 玉ねぎ同様に食べ過ぎには注意
- エシャロットの食べ方は?生でも大丈夫?
- エシャロットは生でも食べられる
- エシャロットの葉は加熱調理して食べる
- エシャロットの選び方や保存方法は?
- エシャロットの新鮮な選び方
- エシャロットの保存方法・期間
- エシャロットの活用レシピ
- ①牛肉のタルタルステーキ
- ②エシャロットとワインのソース
- ③ベルギーエシャロットの甘酢漬け
- ④エシャロットのオイル漬け
- ⑤エシャロット入りスペインオムレツ
- ⑥エシャロットのドレッシング
- ⑦アボカドとエシャロットのディップ
- エシャロットを食べてみよう
エシャロットとは?どんな野菜?
フランス料理にはかかせない食材と言われているエシャロットですが、あまり馴染みが無い方も多いかもしれません。ここからは、エシャロットとは一体どんな野菜なのかを、旬や生産地、含まれる栄養素などにも触れながら紹介します。
エシャロットはフランスの玉ねぎの一種
エシャロットとは玉ねぎの仲間でネギ科の野菜です。レッドオニオンとも似ており、乾燥した薄い皮で包まれ薄紫色をしています。日本では活用される機会が少ないですが、辛みが強く、フランス料理では香味野菜としてよく使われている食材です。
エシャロットの旬・主産地
エシャロットはオランダやベルギーが主産地で、日本国内では輸入に頼っている部分が多く、安定してどの季節でも食べられます。国内で栽培する場合は玉ねぎと育て方や旬が似ているため、秋ごろに種植えを行えば春頃には収穫でき、美味しく食べられるでしょう。
エシャロットの栄養素・効能
フランス料理ではソースや肉や魚の臭み消しに使われることも多いエシャロットですが、栄養価がとても高いことでも知られています。
・葉酸
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・アリシン
・フルクタン
中でもアリシンと呼ばれるにんにくや玉ねぎにも入っている辛味成分が血管を塞いでいた血栓(血の塊)を溶かし、高血圧や心筋梗塞等の予防にもなります。また水溶性の食物繊維であるフルクタンも含まれており、便秘解消にも効果を発揮します。便秘の改善を目的とする場合は1日8本を目安に食べると良いでしょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
エシャロットは葉酸やビタミン、アリシンなどが含まれているのに対し、玉ねぎは炭水化物やカリウムなどが多く含まれています。
エシャロットとエシャレットの違いは?
よく混同されがちなエシャロットとエシャレットですが、名前は似ていても2つはまったく違う種類の野菜です。エシャレットとはどのような野菜なのか紹介します。
エシャレットはらっきょうの商品名で別物
エシャレットは軟白栽培をして若いうちに収穫した、らっきょうの商品名になります。60年程前に生のまま食べられる根らっきょうをエシャレットという商品名で販売したところ、大ヒットしたことから以後この名前で定着したといわれています。
エシャロットとエシャレットはいずれもネギ属の植物ではあるものの、らっきょうに近いエシャレットは、エシャロットとは香りや味わいが異なるでしょう。日本ではエシャロットに比べてエシャレットの方が認知度が高く、エシャロットとエシャレットが混同されている場合も多いようです。
(*らっきょうについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
エシャロットと玉ねぎの違いは?
エシャロットは小ぶりの玉ねぎのような形によく似ていますが、玉ねぎと何か違いはあるのでしょうか。ここでは、エシャロットと玉ねぎの違いについて解説します。