玉ねぎの芯は食べれる?毒はない?取り方や芽の出にくい保存方法などを紹介!
【野菜ソムリエ監修】玉ねぎの芯は食べることが出来るか知っていますか?今回は、玉ねぎの芯に毒はあるのかや、傷んで食べない方がいい場合の特徴に加えて、簡単な芯の取り方も紹介します。玉ねぎの芽が出にくい保存方法も紹介するので、参考にしてみて下さいね。
目次
玉ねぎから青い芽が出てきても食べられる?
日持ちの長い玉ねぎは定番の常備野菜だと言えますが、保存していた玉ねぎから青い芽が伸びてしまうこともあります。芽が出た玉ねぎは食べられるのでしょうか。玉ねぎの青い芽について詳しく解説します。
味は落ちるが食べられる
芽が出てしまった玉ねぎは、芯の部分から芽の成長に必要な栄養分や水分が取られているため、みずみずしさや甘味が新鮮なものに比べて落ちます。食べても問題はありませんが、サラダなどの生食よりも、スープやカレーといった煮込み料理に使うと良いでしょう。
玉ねぎの芯や芽の取り方・くり抜き方
玉ねぎの芽は上部から出ている所だけではなく、玉ねぎの中の芯の部分から伸びています。玉ねぎの芽の取り方は、先に玉ねぎの上部から出た芽を切り落としてから、皮を剥いて芯を割るように縦半分に切ります。ここから手を使って中の芯をくり抜くようにすると、芯ごと芽を簡単に取ることができます。
動画のやり方は力がいるので、半分に入れた切り込みに垂直になるように、4等分するイメージ切り込みを再度入れると取れやすくなりますよ。ぜひ試してみてください。
玉ねぎの芽は長ネギの代わりに使える
玉ねぎの芽は細かく刻むと長ネギの代わりに使えるので、麺類やみそ汁の薬味に活用しましょう。ただし、伸びすぎて太くなった芽や芯は、硬く食感が悪いためあまりおすすめできません。美味しく食べられる玉ねぎの芽の長さは20㎝程度までと言われているので、それよりも伸びたものや硬くなった芽や芯は取り除くようにして下さい。
(*玉ねぎの芽について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
春日爽花
野菜ソムリエ
玉ねぎの玉の部分が、ふくらむ前に若どりしたのが「葉たまねぎ」です。その場合の芽は甘く柔らかいので、玉ねぎになる部分だけでなく、芽も美味しく食べることができます。
芽が出た玉ねぎは栽培することもできる?
芽が出てしまった玉ねぎは、芽を栽培することができるのでしょうか。栽培方法や手順など、玉ねぎの芽を育てるポイントを紹介します。
①水栽培する方法
玉ねぎの芽を水栽培する方法は以下の通りです。
・玉ねぎの根だけが漬かるくらいの大きさの容器を用意する
・玉ねぎを乗せたときに、根が浸る位の高さまで水を入れる
・4~5日に1度くらいの頻度で水を替える
・20㎝ほど芽が伸びたら根元の部分を少し残して収穫する
玉ねぎは水に濡れると腐りやすくなるため、根の部分だけが水に触れるようにすることが、芽を上手に育てるコツです。玉ねぎの大きさよりも一回り小さいコップなどに水を張り、その上に玉ねぎを乗せるようにすると良いでしょう。夏場は水替えの頻度を上げ、水に濁りが見られたらきれいな水に入れ替えて下さい。
また、根元を少し残しておくとその部分からまた芽が出て来るため、玉ねぎに含まれる栄養分が無くなるまで2~3回繰り返して収穫することができます。