玉ねぎの芯は食べれる?毒はない?取り方や芽の出にくい保存方法などを紹介!
【野菜ソムリエ監修】玉ねぎの芯は食べることが出来るか知っていますか?今回は、玉ねぎの芯に毒はあるのかや、傷んで食べない方がいい場合の特徴に加えて、簡単な芯の取り方も紹介します。玉ねぎの芽が出にくい保存方法も紹介するので、参考にしてみて下さいね。
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玉ねぎの芯は食べられる?毒がある?
玉ねぎを料理で使う際に芯の部分が食べられるのか、気になることもあるのではないでしょうか。玉ねぎの芯の場所や、茎や根の部分との違い、栄養成分や毒の有無を解説します。
玉ねぎの芯の部分はどこ?茎・根との違いは?
普段口にしている玉ねぎの大部分は葉にあたる場所で、玉ねぎの芯は上記画像の黒い楕円で囲まれた部分です。茎は芯の真下にある白い所で、ひげ状の根は収穫状態によっては残っていない場合もあります。茎と根は調理の際に取り除きますが、芯の部分は特に気にせず使うことがほとんどだと言えます。
しかし、玉ねぎの食感が愉しめるサラダやマリネといった料理に使う時は、葉と芯の食感が違うことから芯を取り除く人もいるようです。
玉ねぎの芯は栄養豊富で食べたほうがいい
玉ねぎの芯には、以下の栄養素が含まれています。
・硫化アリル
・ケルセチン
・アリシン様物質
硫化アリルは血液をサラサラにする効果があるため、動脈硬化の予防に役立ちます。ケルセチンはポリフェノールの一種で、コレステロールの低下作用が期待できるでしょう。また、辛味成分に含まれるアリシン様物質はアリシンに似た効果を持つことからこう呼ばれ、主な作用は血流の改善効果です。
このような栄養素を含むことから、玉ねぎの芯は捨てずに食べることをおすすめします。
(*玉ねぎの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。)
春日爽花
野菜ソムリエ
また玉ねぎを切った時に涙が出るのも硫化アリルが原因です。玉ねぎを切ると断面が酸素に触れ硫化アリルが酸化されるために涙が出てしまうと言われています。
芽に毒があるのはジャガイモ
玉ねぎの芽の部分に毒があると思う人もいるようですが、玉ねぎの芽に毒は含まれていません。芽部分に毒を持つのはジャガイモで、ソラニンと呼ばれる天然毒素の一種です。腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こす原因となるため、ジャガイモの芽や緑色に変色した部分は取り除く必要がありますが、玉ねぎは芽の部分も問題なく食べることができます。
(*じゃがいもの芽の毒性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい)
玉ねぎの芯が食べられない場合とは?
玉ねぎの芯は栄養豊富で問題なく食べることができますが、控えた方が良い場合もあります。食べられなくなった玉ねぎの芯の特徴を詳しく見てみましょう。
中身が黒い場合は腐っているため食べられない
玉ねぎを縦に切った時、芯の部分が茶色や黒に変色し、ぬめりが見られる場合は腐っています。芯の腐った部分を取り除いて食べることもあるようですが、芯だけではなく葉の部分まで変色している時や、ぬめり・異臭といった特徴が見られる場合は食べずに処分しましょう。
(*玉ねぎが腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)