じゃがいものアク抜きは必要?するメリットは?時間・手順などやり方も紹介!
【野菜ソムリエ監修】じゃがいものアク抜きは必要なのでしょうか?レシピなどでよく目にするアク抜きですが、今回は、じゃがいものアク抜きをする理由・メリットや、水にさらす時間などアク抜きの仕方も紹介します。じゃがいものアク抜きをするデメリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
じゃがいものアク抜きの仕方は?時間はどれくらい?
じゃがいもはアク抜きすることで変色を防いだり、えぐみを抑えることができますが、実際にどうすればアク抜きできるのでしょうか。アク抜きの方法について説明します。
切ったじゃがいもを10分程度水にさらすだけ
じゃがいものアク抜きはとても簡単で、切ったじゃがいもを水にさらすだけです。時間も5分から10分程度で良いため、他の材料の準備をしている間にアク抜きができるでしょう。
(*じゃがいもを水にさらす理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
なかしま ゆみ
野菜ソムリエ
切ったじゃがいもをたっぷりの水につけ、白っぽいでんぷん質が水に溶け出てきたら、水から上げるタイミングです。ざるに上げて水気をきりましょう。
じゃがいものアク抜きをするデメリットは?
じゃがいものアク抜きにはメリットだけではなく、いくつかのデメリットもあります。メリットとデメリットをしっかりと理解して、適切にアク抜きを行うようにしましょう。
なかしま ゆみ
野菜ソムリエ
体のサビつきを予防するビタミンCが豊富!じゃがいもの場合はでんぷんがビタミンCを包むように守っているため、長時間水にさらさないようにしましょう。
①じゃがいもの栄養成分が流出する
じゃがいもに豊富に含まれているビタミンCやカリウムなどは水溶性のため、長時間水にさらしておくと流出してしまいます。アク抜きは5分から10分程度でできるため、それ以上水にさらさないようにして、必要以上に栄養が流出しないように気を付けましょう。
(*じゃがいもの栄養価について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②じゃがいもの食感が変わる
じゃがいもを水にさらすことででんぷんを水に流すことができますが、でんぷんが流れすぎると、じゃがいも特有のホクホク感を損ねてしまいます。以下のようなじゃがいも料理を作る場合は注意が必要です。
・じゃがバター
・ポテトサラダ
・こふきいも
・肉じゃが
・マッシュポテト
・じゃがいもの味噌汁
上記のように、じゃがいものホクホク感を活かした料理の場合は、アク抜きを控えましょう。一方で、フライドポテトなどの揚げ物や炒め物など、シャキシャキ感やサクサク感を活かしたい料理の場合は、アク抜きを行いでんぷんを除去することが、食感を良くするポイントです。