「粗熱を取る」の意味は?どれくらい冷めた状態?正しいやり方を料理別に紹介!

粗熱を取るとはどういうことか知っていますか?今回は、料理別の粗熱の取り方やどれくらい時間がかかるかに加えて、粗熱をとるメリットを紹介します。粗熱を取らずに冷蔵庫に入れてはいけない理由も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 「粗熱を取る」とは?どんな意味?
  2. 「粗熱」とは何?
  3. 「粗熱を取る」の意味・使い方
  4. 粗熱を取るメリットは?
  5. ①皮を剥きやすくする
  6. ②風味が損なわれにくい
  7. ③水滴がつかなくなる
  8. ④料理の形が崩れるのを防ぐ
  9. ⑤冷蔵庫の温度が上がりにくくなる
  10. 粗熱を取る方法は?時間はどれくらい?
  11. ①パン
  12. ②ケーキ
  13. ③プリン
  14. ④カレー・シチュー
  15. 粗熱をうまく取ろう

粗熱を取る方法は?時間はどれくらい?

粗熱を取る時間は、作っているものによって変わります。正しい時間で粗熱を取ると料理がより美味しく仕上がるので、ここから紹介する粗熱を取る方法や目安の時間を覚えておきましょう。

①パン

自宅でパンを手作りした時に粗熱を取る時間は、室温が20℃程度の場合は1時間から1時間30分が目安です。粗熱を取ることで、パンの中の水分量や風味が安定して美味しくなります。パンの表面が冷めていても、内部の熱は冷めていないことが多いので、しっかりと時間をおいてから袋にしまいましょう。

②ケーキ

自宅でスポンジケーキを焼いた時には、オーブンから取り出したらすぐに型から外し、ケーキクーラーの上に置いて冷ましましょう。型に入れたまま粗熱を取ろうとすると、型の内部に水分が溜まって仕上がりの食感が悪くなります。粗熱が取れるまでの時間はケーキの大きさにもよりますが、3時間程度です。

粗熱が取れた後は、乾燥しないようラップをかけるかポリ袋などに入れて室温のまま1日ほど置いておくと、切りやすくなります。

③プリン

自宅でプリンを作った時には、焼き上げたものを冷水をはったバットに容器ごと入れて粗熱を取りましょう。水が温まったら取り換えることを2~3回くり返すと、10分程度で粗熱が取れます。その後に冷蔵庫で1時間ほど冷やすと、食べ頃となります。

④カレー・シチュー

カレーやシチューの粗熱を取る際には、いち早く冷めるようにお玉などで混ぜながら冷ましましょう。カレーやシチューは常温で粗熱を取ろうとすると数時間以上かかることがありますが、温度が高い状態が続くと食中毒の原因になる菌が増えやすくなる可能性があるので注意が必要です。

粗熱が取れたカレーやシチューは鍋ごと冷蔵庫に入れずに、蓋つき保存容器に移して冷蔵庫で保存しましょう。

粗熱をうまく取ろう

今回は、料理別の粗熱の取り方やどれくらい時間がかかるかに加えて、粗熱をとるメリットを紹介しました。調理の過程で粗熱を取ることを徹底すると、美味しさが向上する場合もあります。作るものによって適した粗熱の取り方が異なるので、今回紹介した粗熱の取り方も参考に、日々の調理に取り入れてみてください。

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