パームシュガーとは?白砂糖との違いは?味・原料や賞味期限〜使い方・レシピまで紹介!
パームシュガーとはどんな砂糖か知っていますか?ココナッツシュガーとは違うのでしょうか?今回は、パームシュガーと白砂糖の違いを〈味・原料〉などで比較し、代用できるか否かも紹介します。パームシュガーの賞味期限・保存方法や使い方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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パームシュガーとは?ココナッツシュガーと違うの?
南国で用いられる砂糖の一つにパームシュガーがありますが、ココナッツシュガーと混同している人も多いようです。ここでは、パームシュガーとは何か、ココナッツシュガーとはどう違うのかを説明します。
ヤシの樹脂から作る固形の砂糖
パームシュガーとは、ヤシの樹液を煮詰めて作る固形の砂糖をさし、固形のまま袋に入れて販売しているので、使う分だけをナイフでカットして使います。
ココナッツシュガーはココヤシの花の蜜から作られる砂糖なので、広義ではパームシュガーといえます。しかしパームシュガーは原料がココヤシに限定されないため、日本では言い分けられているようです。また、ココナッツシュガーは顆粒なものも販売されています。
パームシュガーは血糖値が上がりにくい低GI値食品
砂糖は一般的に摂取すると血糖値が上がりやすく、上白糖のGI値は110となっています。しかしパームシュガーのGI値は35しかないので、血糖値が上がりにくい低GI値食品なのです。そのため、ダイエット中の方におすすめの砂糖といえます。(※1)
またパームシュガーは製造過程で精製されていないので無添加で、ビタミンCやカリウム、リン、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄、銅などが含まれています。つまり栄養価も高く、健康にも美容にもよいことで注目を集めているのです。
さらにパームシュガーには、腸内環境を整えるイヌリンと呼ばれる食物繊維も含まれています。水に溶けやすい性質を持っているので、飲み物にいれて日常使いするのがおすすめです。
パームシュガーは白砂糖と何が違う?代用できる?
パームシュガーにダイエット効果があることがわかっても、日本の白砂糖と違うので代用がきかないのではないかが気がかりです。ここでは、パームシュガーと白砂糖の違いと代用可能かについて説明します。
①味わい
パームシュガーは雑味がないまろやかな甘みなので、コクを出したいお菓子や料理に適しています。白砂糖の代わりに、素材の味を引き立たせる和食に使っても違和感がなく、味わいを深くしてくれるようです。
またパームシュガーをそのまま口に含むと、キャラメルに似た風味となっています。日本の砂糖の中では、和三盆が似ていると感じる人も多いようです。
Twitterの口コミ
前に兄からインドネシアのお土産にもらったパームシュガーを今日初めて料理に使ってみた。
優しい甘さなのにコクが出て料理の味にも深みが増した感じ。
ちょっとこれはハマりそうね😃(これ一袋しかないけど😂)
Twitterの口コミ
パームシュガー 65バーツ。何回もツイートするけど、和三盆の味がする。美味い♡
(よく見るのは丸い固まり。四角いのはケーン シュガーきび砂糖)
②原料
パームシュガーの原料となるヤシは、以下の通りです。
・サトウヤシ
・ニッパヤシ
パームシュガーは、上記の樹液を原料にして作られた砂糖です。かつてはパルミラヤシやナツメヤシ、サトウナツメヤシなどの樹液が使われていた時代もありましたが、現在はこの2種類のヤシが主な原料です。ココヤシが原料のものだけが、ココナッツシュガーと呼ばれます。
生産地も東南アジアをはじめ、インドやスリランカ、パキスタン、アフリカ、南アメリカ、カリブ海地域など幅広く、砂糖の中でも産地が多いものの一つといえるでしょう。
白砂糖の原料はサトウキビや甜菜糖(てんさいとう)ですが、精製して砂糖以外の不純物をすべて取り除いています。また、製造の過程で添加物が加えられているので、未開封だと常温で10年以上持つのです。
パームシュガーと白砂糖は代用できる
パームシュガーとは、白砂糖の代用品としても活用できます。パームシュガーは白砂糖より上品でまろやかな甘さなので、煮物に使うのがおすすめで、味に深みとコクを加えてくれるのです。もちろん、クッキーやケーキなどのお菓子作りにも合います。
白砂糖を使うのと同じ分量でパームシュガーを使うだけと簡単なので、煮物などに使ってみましょう。その際に白砂糖とは違い、パームシュガーは水に溶けやすいですが、バターだと溶けにくいので注意が必要です。
(*砂糖の代用品について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)