白い色の「白皮栗かぼちゃ」とは?品種別の味や旬は?レシピのおすすめなども紹介!
【野菜ソムリエ監修】白いかぼちゃの「白皮栗かぼちゃ」について知っていますか?今回は、白皮栗かぼちゃの味などの特徴に加えて、<雪化粧・白爵・夢味>の品種も紹介します。品種別の日持ち期間や、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
雪化粧の主な生産地は、北海道や新潟などの冷涼な地域で、収穫時期は8〜9月頃です。全国の家庭で種や苗から栽培することが可能なので、家庭菜園での白いかぼちゃ作りにもおすすめの品種です。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
一般的なかぼちゃは1株から5~6玉収穫できますが、雪化粧の場合は1株から1玉しか収穫できません。また通常のかぼちゃは開花から30~35日程度が収穫の目安ですが、雪化粧は約55日も時間をかけて大切に育てます。
雪化粧の日持ち期間
雪化粧は、収穫後の腐敗や果肉の劣化に強く、風通しの良い冷暗所で上手に保管すれば3ヶ月程度は日持ちします。そのため、冬至用や年末年始の料理用などとしても重宝されている品種です。
雪化粧の味
かぼちゃを使った料理の定番といえば煮物ですが、雪化粧は味付けをせずに蒸かすだけでも十分甘味を感じられます。また、オーブンやグリルでじっくり加熱することで、さらに甘さが凝縮されて美味しくなります。
(*雪化粧かぼちゃについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
活用レシピのおすすめ:かぼちゃのバター蒸し
バターと一緒にレンジで加熱するだけのシンプルなメニューですが、雪化粧の魅力を味わうには最適の調理法です。蒸かしただけでも美味しいかぼちゃですが、バターを入れることでコクもアップします。
白皮栗かぼちゃの品種②白爵
雪化粧よりも白い外皮を持つハート型のかぼちゃは白爵という名前です。ここでは、白爵の産地や収穫時期、味などについて紹介します。
白爵の産地&収穫時期
白爵は、家庭菜園でも簡単に栽培できる品種です。播種時期をずらすことで北海道から九州地方までほぼ全国的に栽培が可能ですが、低温では発芽しないため、種を撒く時期の見極めが必要です。収穫時期は播種時期により異なりますが、概ね6~9月頃になります。
白爵の日持ち期間
皮がとても硬い白爵は、長期保存に向いており、収穫してから3~4ヶ月は日持ちするのが特徴です。収穫直後はまだ甘みも少ないのですが、貯蔵することで熟成され、1ヶ月経った頃から糖度が高まり美味しくなってきます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
かぼちゃは収穫後にどんどん甘みが強くなる性質があります。白爵も収穫して時間が経っていないものはしっとりとしていますが、長期保存させたものは甘みが強くなり、ホクホクした食感になります。