瓶詰めでの保存方法・賞味期限は?煮沸&脱気の仕方など長持ちさせるコツを紹介!

瓶詰めをすると長期間保存できることを知っていますか?今回は、瓶詰めを作る際の瓶の煮沸消毒で殺菌する方法や、脱気の仕方も紹介します。煮沸しないでもいいのかや、煮沸できない大きな瓶の場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 瓶詰めで長期間保存することができる?
  2. ジャムなどを瓶詰めにすると保存食として日持ちする
  3. 瓶詰めの仕方は?
  4. ①瓶を煮沸消毒で殺菌する
  5. ②脱気をする
  6. 瓶詰めをする際の注意点は?
  7. ①瓶の中身の量
  8. ②蓋をきつく締めすぎない
  9. ③瓶をよく洗う
  10. ④瓶は水から沸騰させる
  11. ⑤セーフティボタンのへこみを確認する
  12. 瓶詰めで煮沸しないのはNG?
  13. 2週間以内に食べきる場合は煮沸消毒しなくても大丈夫
  14. 煮沸できない大きな瓶の場合の対処法は?
  15. 用意する物
  16. 手順・方法
  17. 瓶詰めで長期間保存してみよう

瓶をよく洗うことは、保存する食材の腐敗を防ぎます。前に入れていた食材の油などの汚れがのこっていると、雑菌が繁殖してしまいます。食材を長期保存するために、使用済みの瓶はもちろん、新品の瓶も殺菌のために洗いましょう。

④瓶は水から沸騰させる

瓶を水から沸騰させるのは、温度差で瓶が割れることを防ぐためです。耐熱の瓶であっても、ガラス瓶は急激な温度変化に弱く、40度以上の温度差が加わるとひびが入る可能性があります。また耐熱ガラスでない場合や、耐熱ガラスかどうか分からない場合は、100度ではなく80度の温度で沸騰消毒をすると瓶のひび割れを防ぐことができます。

⑤セーフティボタンのへこみを確認する


セーフティボタン付きの瓶の場合は、常温に近づいたら、セーフティボタンがへこんでいるのを確認しましょう。セーフティボタンとは、瓶の蓋にある真ん中の膨らんでいる部分のことです。内圧が下がると蓋の中心部がへこむように作られており、脱気が成功していることの目安となります。

逆にセーフティボタンが浮いていると、脱気ができていないことになります。その場合は、脱気をやり直すか、2週間以内に食べきるようにしましょう。

瓶詰めで煮沸しないのはNG?

瓶詰めの手順を紹介しましたが、全ての瓶詰めに沸騰が必要かどうかも確認しておきましょう。

2週間以内に食べきる場合は煮沸消毒しなくても大丈夫

少量の保存で2週間以内に食べきることがわかっている場合は、沸騰消毒しなくても問題ありません。沸騰消毒をせずに保存するときは、酸化を防ぐために蓋をしっかり閉めることに注意しましょう。

煮沸できない大きな瓶の場合の対処法は?

梅酒や大量の酢漬けを作ると、大きな瓶で保存する場合があります。家庭にある鍋では瓶が入らず、沸騰消毒できないことがあるので、対処法も確認しておきましょう。

用意する物

・消毒をする瓶と蓋
・消毒用エタノール
・キッチンペーパー
・割り箸

手順・方法

鍋に入らないほど大きな瓶はこのように消毒を行います。

【手順】
①瓶を洗剤でよく洗う
②乾燥を早めるため、お湯で泡を洗い流す
③キッチンペーパーに割り箸を置き、瓶の口が直接着かないように乾かす
④乾いたら、瓶の中に消毒用のエタノールを少量注ぐ
⑤瓶を傾けて、内側全体に行き渡らせる
⑥蓋をして放置する
⑦アルコールで手や腕を消毒し、キッチンペーパーで瓶の内側を拭き取る
⑧拭き取れない場合は、③と同様に乾かす


エタノールを使った消毒方法の注意点は、添加物の入ったエタノールを使用しないことです。添加物とは主にイソプロパノールという、エタノールとほぼ同等の消毒効果を持つ薬品を指します。エタノールとの違いは、ノロウイルスなどの親水性ウイルスに弱いこと、そして強い脱脂作用によって手荒れなど、人体に悪影響を及ぼすことです。

添加物のあるエタノールは安価ですが、安全性の観点から、無添加のエタノールの使用をおすすめします。

瓶詰めで長期間保存してみよう

ホームメイドレシピを長期保存できる瓶詰めの方法や注意点について紹介しました。瓶詰めには沸騰消毒が必要ですが、保存期間によって煮沸消毒が不要な場合やエタノール消毒で対応できる場合もあります。正しい手順と注意点を確認し、瓶詰めを活用しましょう。

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