ハヤシライスの語源・名前の由来とは?林さんが作ったから?発祥の歴史も紹介!
ハヤシライスの語源・由来は何か知っていますか?人気の洋食ですが、その名前の由来は何なのでしょうか?今回は、ハヤシライスの語源・由来に関する〈人の名前・ハッシュドビーフ〉などの4つの説を紹介します。ハヤシライスの発祥の歴史も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ハヤシライスの語源・名前の由来は?
レストランや家庭でもよく食べられているハヤシライスですが、意外とその語源や名前の由来について詳細を知っている人は少ないものです。ここではそんな知られざるハヤシライスの語源や名前の由来、ハヤシライスが生まれた歴史について紹介していきます。
ハヤシライスの語源・名前の由来は諸説ある
ハヤシライスの語源や名前の由来は諸説あり、まだ今のところはっきりとしたことは分かっていません。しかし、名前の由来として有力視されている説はいくつかあります。今回はその中でも特に信ぴょう性が高いものやユニークな説を4つ、順番に解説していきましょう。
(*ハヤシライス全般について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ハヤシライスの語源①人の名前が由来の説
まず一つ目の説は、林さんという人の名前が関係しているという説です。明治初期創業、東京にある西洋レストランの上野精養軒で当時働いていたシェフの林さんが考案したのが始まりとされています。牛の細切れ肉と余った野菜をデミグラスソースで煮込んみ、ご飯にかけた賄い用のメニューに林さんの名前を付けて提供されたのが発祥とされています。
現在でもこの林さんのハヤシライスは上野本店を含め都内の11店舗で食べることができ、とても美味しいと評判です。
ハヤシライスの語源②ハッシュドビーフが由来の説
ハヤシライスに似た料理でハッシュドビーフがありますが、2つ目はこれがハヤシライスの語源になっているのではないかという説です。ハッシュドビーフとは牛肉の煮込み料理のことで、細かく切った牛肉と玉ねぎを炒めてデミグラスソースやトマトソースで煮込んだものになります。ハッシュドビーフの、ハッシュは英語で細切れの意味です。
このハッシュドビーフとご飯を合わせたハヤシライスを英語で表すと、ハッシュド・ビーフ・ウィズ・ライスとなります。これを縮めてハッシライスからハイシライス、ハヤシライスになったというのが2つ目の説です。ちなみに大阪や神戸など関西の老舗洋食店では、今でもハヤシライスをハイシライスとメニューに記載しているお店もあります。
ハヤシライスの語源③「早死にライス」が由来の説
3つ目の説は、時代に関係した少し不穏な言葉に由来する説です。今でこそ日本では食用として牛肉を食べるようになりましたが、昔はそういった習慣があまり根付いていませんでした。日本になじみのない牛肉の煮込み料理を食べると罰が当たると忌み嫌う人も多く、食べたら早死にしてしまうと悪い噂まで広まっていたそうです。
そういった理由で早死にライスという名前が付き、そこからハヤシライスと呼ばれるようになったのではないかと考えられています。
ハヤシライスの語源④「早いライス」が由来の説
最後に紹介する説は、ハヤシライスを作る際の時間に関係する説です。この説では明治時代の北九州、門司港栄町の商店街にあるレストランが発祥の地とされています。そこでは船の移動で急ぐお客さんのために、ケチャップをベースとした簡単に出来るライスを提供していました。
時間をかけずに素早く作れる早いライスということから、ハヤシライスという名前になったというのが4つ目の説です。