マンゴーの漢字「芒果」「檬果」の由来や読み方は?台湾での呼び方など豆知識も紹介!
マンゴーを漢字でどう書くか知っていますか?今回は、マンゴーの漢字<芒果・檬果・菴羅・菴摩羅>の由来や意味を紹介します。「マンゴー」の語源などの豆知識や〈バナナ・メロン・マスカット〉など果物の難読漢字も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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マンゴーを漢字で書くと?
マンゴーの漢字表記には、以下の4つがあります。
・芒果
・檬果
・菴羅
・菴摩羅
これらの漢字表記にはそれぞれ由来があり、意味も異なります。ここではマンゴーの漢字表記について、それぞれ詳述しましょう。
マンゴーの漢字①【芒果】
マンゴーは漢字で、芒果と表します。芒果は中国で生まれた漢字ですが、読み方は日本と同じマンゴーです。ここでは、マンゴーの漢字表記が芒果になった由来を紹介します。
マンゴーの漢字「芒果」の由来
中国語でも芒果と漢字表記されますが、これは当て字です。マンゴーの原産地ではマレーシア語やインドネシア語が使われており、現地ではマンゴーと呼ばれていました。そこで中国語でも現地の呼び名に近づけるために、中国語でマンと発音する芒、ゴと発音する果を使ったようです。
マンゴーの漢字②【檬果】
マンゴーは、檬果と漢字表記されることもありますが、なぜ芒果と一文字違う檬果が用いられたのでしょうか。ここでは、マンゴーを檬果と漢字表記することになった由来を紹介します。
マンゴーの漢字「檬果」の由来
檬果も、マンゴーの発音に似た中国語を当て字にした漢字表記です。中国語で檬はモン、果はカと読みます。これを巻き舌気味で読むと、モンカがマンゴーの発音に近くなることが、檬果が使われるようになった理由です。
マンゴーの漢字③【菴羅・菴摩羅】
マンゴーの漢字表記には芒果と檬果以外に、菴羅や菴摩羅もあります。ここでは、マンゴーの漢字表記である菴羅と菴摩羅の由来について説明します。
マンゴーの漢字「菴羅・菴摩羅」の由来
マンゴーの漢字として菴羅や菴摩羅が使われる理由は、マンゴーを原産しているインドやマレーシアと関係しています。マンゴーの原産国であるインドやマレーシアでは、インド仏教が信仰されています。そしてインド仏教の経典において、マンゴーはアームラと呼ばれているのです。
アームラは美味を意味する言葉なのですが、当時それが中国に渡る際にマンゴーの名前であると誤って伝わりました。アームラを漢字するにあたり、やはり音が近いもので当て字にしたため、あんらと読める菴羅やあんむらと読める菴摩羅と表記されるようになったのです。