里芋に赤い部分や筋・斑点がある原因は?食べれる?対処法や選び方のポイントを解説!
【管理栄養士監修】里芋に赤い部分や筋・斑点があったことはありませんか?食べられるのでしょうか?今回は、里芋が赤くなる原因や黒・緑・茶に変色する理由も紹介します。里芋を赤くしない保存方法や選び方なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
鈴木真美
管理栄養士
じゃがいもの緑は、ソラニン・チャコニンといった天然毒素なのでしっかり取り除きましょう。 里芋の緑の元はシュウ酸カルシウムです。無害ですが、取り除いた方が美味しくいただけます。
(*里芋が緑に変色する原因について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
里芋が黒・茶に変色する理由
里芋が茶色に変化するのは、栄養障害が原因と考えられます。育った時に水分が足りなかったり、温度が低すぎると起こる現象で、味はかなり落ちてしまうので気になるのなら調理前にカットしてしまっても良いでしょう。
里芋の選び方のポイントは?
続いて、里芋の上手な選び方について紹介します。外見で見分ける方法と感触で見分ける方法とがあるので、参考にしてみてください。
①外見での選び方
まずは、里芋の外見をチェックしてみましょう。
・泥が付いているもの
・縞模様がしっかりきれいに見える
・丸っこい形をしている
・白くて艶がある物(皮を剥いてある場合)
新鮮な里芋を購入したいなら、上記の様なものを選ぶのがおすすめです。泥が付いているものの方が劣化が遅いので、長持ちさせたいなら土付きの物を選ぶようにしましょう。皮を剥いた状態のものを購入するなら、芋の色が白く変色していないものがおすすめです。また、里芋の縞模様はしっかり成長すれば並行に並んでいます。こちらもしっかりチェックしましょう。
②感触での選び方
里芋は、見た目意外に感触でも美味しい物を見分けることができます。
・柔らかく、ずっしりと重みがある
・皮が乾燥していない
里芋を選ぶ時は、皮が湿っている状態の物を選びましょう。乾燥しているとひび割れてくる事もありますし、硬くなってしまってあまり美味しくありません。煮たような状態の里芋の場合は、重さがある方を選ぶと良いでしょう。
(*里芋の選び方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
里芋に赤い筋・斑点がでるのを防ぐ保存方法
里芋に赤い筋や斑点が出ても食べることは出来ますが、新鮮なものに比べて味は落ちてしまいます。赤やピンクの斑点が現れないように保存するには、どうすれば良いでしょうか?
①里芋(泥つき)の保存方法・期間
里芋に泥が付いたままの場合は、常温で保存する事が可能です。以下の方法で保存しましょう。
1.土や泥は落とさず、里芋を一つずつキッチンペーパーにくるむ
2.1の里芋を、紙袋に入れて封をする
3.冷暗所で保管する
泥が付いたままの里芋は日持ちするので、上記のやり方なら2週間程保存しておく事ができます。もし夏場で涼しい場所が見当たらなかった場合には、紙袋ではなくビニール袋などに入れて口を縛っておきましょう。その後、野菜室で2週間程保存できます。