アンデスメロンの名前の由来・語源は「安心です」?選び方や値段の相場なども紹介!

【野菜ソムリエ監修】アンデスメロンとはどんな果物か知っていますか?今回は、アンデスメロンの<見た目・旬・産地・味・値段>などの特徴に加えて、名前の由来・語源なども紹介します。食べ頃のアンデスメロンの選び方や、美味しい食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「...
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「野菜薬膳」の特別講義を実施。著書に『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)がある。保有資格は、野菜ソムリエプロ、薬膳インストラクターほか。

目次

  1. アンデスメロンとは?
  2. アンデスメロンの見た目の特徴
  3. アンデスメロンの旬の時期・主産地
  4. アンデスメロンの値段の相場
  5. アンデスメロンの味わい
  6. 「アンデスメロン」の名前の由来・語源は
  7. アンデスメロンの名前の由来は「安心です」
  8. アンデスメロンの食べ方や食べ頃の見分け方は?
  9. 食べ頃で美味しいアンデスメロンの見分け方・選び方
  10. アンデスメロンの美味しい食べ方
  11. アンデスを食べてみよう

アンデスメロンとは?

高級なイメージがあり、果肉の色や味・見た目など品種によって違いがあるメロンですが、その中でもアンデスメロンにはどういった特徴があるのでしょうか。ここではアンデスメロンの見た目や旬の時期、味わいなどを詳しく解説していきましょう。

アンデスメロンの見た目の特徴

アンデスメロンはサカタのタネが1977年に開発した緑肉ネット系の品種で、表皮にはネットと呼ばれる網目があり、黄緑色の果肉が特徴です。アンデスメロンは親の品種に当たるアールスメロンに似た見た目と味をしていますが、アールスメロンよりもネットの盛り上がりはなく、細くなっています。

アンデスメロンの旬の時期・主産地

アンデスメロンは日本全国で栽培されている品種ですが、中でも最も多く栽培されているのは茨城県になります。さらに熊本・山形と続き、この3県が主な産地として有名です。なお、アンデスメロンは日本で1年中売られており、温室栽培のものは通年栽培・出荷されています。露地ものは4月頃から出回り始め、6月にピークを迎え、8月頃までが旬の時期となります。

(*メロンの旬の時期について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

メロンの旬の時期を種類別に!選び方のポイントや食べ頃の見極め方も紹介!

アンデスメロンの値段の相場

アンデスメロンはメロンの中でも安い値段で手に入りやすい、人気の品種のひとつです。値段の例としては山形県産のものが5玉6kgで7000円や、熊本県産のものは3~4玉入りで約8500円などがあり、1玉1500円~3000円が相場と言えるでしょう。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

アンデスメロンが比較的安価な理由は、温室栽培の必要が無く、ビニールハウスでも栽培可能なことや、病害虫に強く、手間がかからないことが挙げられます。

アンデスメロンの味わい

アンデスメロンの味わいはマスクメロンに似ており、果肉は甘味が強く、また果汁もたっぷりとあります。さらに完熟したものは果肉が一層やわらかくなり、口に入れるととろけるような食感に変化します。

Twitterの口コミ

アンデスメロン✨🍈✨
果汁がジュワ~って‼️
美味しい❤️(∩ˊ꒳​ˋ∩)

Twitterの口コミ

アンデスメロン🍈
甘くてジューシー♥
#メロン
#庄内
#アンデスメロン

(*メロンの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

メロンの種類・品種15選!甘い・糖度が高い順にランキングで紹介!

福光佳奈子

野菜ソムリエ

アンデスメロンの果肉は青肉が一般的です。近年は赤肉も出回るようになりましたが、青肉の流通量が圧倒的に多くなっています。平均糖度は14度で、さわやかな甘さが特徴になります。

「アンデスメロン」の名前の由来・語源は

値段も手ごろで手に入りやすく美味しいアンデスメロンですが、その名前の由来や語源を知る人は少ないのではないでしょうか。アンデスメロンの「アンデス」は「アンデス山脈」を連想させますが、実際の所はどうなのでしょう。

アンデスメロンの名前の由来は「安心です」

実はアンデスメロンの名前は「安心です」が由来であり、以下の3つの「安心」からきています。

・作って安心
・売って安心
・食べて安心

アンデスメロンは病気に強く、ハウス栽培もでき、品質も安定していて価格が安いといった特徴があります。そのことから、「生産者が作りやすく安心」「売り手が売りやすく安心」「消費者が買いやすく安心」だとして、当初は「安心ですメロン」という名前で販売される予定でした。

しかしネーミングのセンスの問題からこれを変えることとなり、メロンは芯を抜いて食べられることから、最終的には「安心ですメロン」を略して「アンデスメロン」となりました。

アンデスメロンの食べ方や食べ頃の見分け方は?

アンデスメロンの特徴や名前の由来がわかりましたが、どういったものが食べ頃になるのでしょうか。ここで美味しいアンデスメロンの見分け方を美味しい食べ方とともに解説していきます。

食べ頃で美味しいアンデスメロンの見分け方・選び方

美味しいアンデスメロンは以下のような特徴があります。

・ずっしりと重みがある
・形が綺麗な球体
・網目模様が細かい


アンデスメロンは完熟しても果皮に変化はなく、また匂いが強くなるといった変化もないため、食べ頃を見極めるのが難しい果物でもあります。熟すとお尻の部分を押したときにわずかな弾力を感じるものもあるため、参考にすると良いでしょう。しかし、強く押しすぎると傷んでしまうため、注意が必要です。

(*メロンの食べ頃の見極め方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

メロンの食べ頃はいつ?見極め方は?旬の時期や選び方のポイントも紹介!

アンデスメロンの美味しい食べ方

完熟したアンデスメロンは、冷蔵庫でよく冷やしてから食べるのがおすすめです。半分にカットして種を取りそのままスプーンですくって食べるか、皮から切り離して小さくカットするのも食べやすいでしょう。なお、熟す前のアンデスメロンを一度でも冷蔵庫に入れると追熟しなくなってしまうため、熟すまでは必ず常温で保存して下さい。

アンデスを食べてみよう

アンデスメロンはその味の良さと手ごろな値段から、メロンの中でも人気の品種となっています。高級なイメージから贈り物として利用されることも多いメロンですが、アンデスメロンは1年中手に入りやすく美味しいメロンなので、是非食べてみてはいかがでしょうか。

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