フェイジョアの実・花の食べ方は？味はまずい？栄養価や食べ頃の見分け方も紹介！

フェイジョアは熟すと皮と実の間に包丁の刃が入りやすくなるので、りんごや梨のように皮をむいて食べられます。半分にカットしスプーンですくって食べるのも良いでしょう。食べ切れない場合は、ジャムなどに加工すると長持ちするのでおすすめです。

フェイジョアは、果実だけではなく花も食べることができます。日本でも菊や桜などの花を食べることはありますが、苦味があるなどあまり美味しい味ではないことが多いです。フェイジョアの花の場合はどうなのでしょうか。

赤くて華やかに咲くフェイジョアの花は、美しいだけではありません。苦みやえぐみなどのクセがほとんど無いので食べやすく、ほんのり甘くやさしい味がします。美味しいので栽培している人がつい食べ過ぎてしまうこともあるようですが、花を食べ過ぎると収穫できる果実が減ってしまうので、摘みすぎに注意しましょう。

フェイジョアの花が咲くのは、5～7月初旬です。花びらの外側は白く内側は赤いのが特徴で、一度咲いたら数日間は花を楽しめます。フェイジョアは自然受粉が難しく、家庭菜園なら人工受粉がおすすめです。その場合は人工受粉用の花をいくつか摘み取り、おしべ・めしべのある花芯をブラシのように使って、咲いている花の花芯に擦り付け受粉させます。

人口受粉を行うときに摘んだ花を食用に使うと、花が無駄にならず良いでしょう。

フェイジョアの花で食べられるのは肉厚な花びらの部分だけで、花びらは生のまま食べられますが、花芯の部分は苦いので食べられません。一般的な花は蜜を出して虫を引き寄せる仕組みになっていますが、フェイジョアの場合は少し異なり、花びらに糖分があるので甘く美味しいようです。

フェイジョアの果実と花は美味しいことが分かりましたが、フェイジョアの独特の香りや甘みを活かす食べ方にはどのような方法があるのでしょうか。ここからは、フェイジョアの食べ方・味わいを果実と花に分けて紹介します。

そのまま生で食べるのも良いですが、フェイジョアがポピュラーなニュージーランドではジャムやお酒に人気があるようです。熟したフェイジョアで作る果実酒は、独特の良い香りと甘さが広がるので、女性にも人気があります。

甘いのでそのまま食べても良いのですが、スイーツやサラダのトッピングや飾りに使う方法もおすすめです。なお、花はほとんど日持ちしないため、乾燥させてハーブティーとして販売されていることもあります。