タマリロはどんな果物?トマトの仲間?味わい・栄養価〜食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】タマリロとはどんな果物か知っていますか?トマトに似ていますね。そこで今回は、タマリロの〈味わい・旬・栄養価〉などと特徴や食べ方のおすすめを紹介します。そのほかにも、タマリロの活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タマリロとは?木になるトマト??
タマリロはあまり日本では馴染みのない果物ですが、どのような果物なのでしょうか?まずはタマリロがどのようなものなのかを詳しく見ていきましょう。
タマリロはトマトに似た果物
タマリロは以下のように呼ばれることもある果物です。
・キダチトマト
・ツリートマト
・トマトノキ
その別名からも分かる通り、タマリロの見た目はトマトに似ており、赤い楕円形で小さめの卵くらいの大きさのナス科ナス属の果物です。タマリロの生産地のニュージーランドでは、赤色のタマリロの他に黄色や紫など様々な色のタマリロも存在していますが、ニュージーランドでも珍しいタマリロとして扱われています。
タマリロの実を半分に切ると、中にはトマトやパッションフルーツのように種が詰まったゼリー状のものが詰まっているのが特徴です。タマリロは南国の果物として流通していますが、育てやすく大量に収穫できることから近年日本でも栽培している人が多く、苗や種も入手可能です。
タマリロがニュージーランドで人気な理由
タマリロという名前は、ニュージーランドでトマトとの違いを明確にするためにつけられた名前です。ニュージーランドのタマリロは輸出もされており、今では多くの国や地域の人々がタマリロを楽しむことができます。
ニュージーランドの人々はフルーツをよく食べるそうで、タマリロ以外にもキウイフルーツなども好んで食べられます。タマリロも手軽に食べられる果物としてニュージーランドで人気の果物として根付いているそうです。
タマリロが旬の時期
日本で見かけるタマリロはほとんどニュージーランドから輸入されており、2月から6月に出回っています。産地であるニュージーランドでの旬の時期は7月から8月ですが、3月から10月にかけて収穫されているので、比較的長い期間タマリロを食べられます。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
タマリロは熱帯~亜熱帯の高地で栽培される常緑樹で、現在商業的に栽培されているのはニュージーランドですが、原産地は中央&南米のアンデス山脈あたりと言われています。
タマリロの栄養価・効能
タマリロにはどのような栄養素が含まれてるのでしょうか。ここではタマリロに含まれる栄養素の種類と、その効果・効能について紹介します。
①ビタミンC
ビタミンCはタマリロに多く含まれている成分で、赤色のタマリロには特に多く含まれています。ビタミンCは抗酸化作用のあるビタミンで、がんの予防やシミやしわの予防など美肌にも効果が期待される栄養素です。不足するとイライラしたり、風邪をひきやすくなったりといった不調が出てくるので、積極的に取り入れたいビタミンとも言えます。
②鉄分
鉄分は、血液の成分であるヘモグロビンを構成するミネラルで、ヘモグロビンは体中に酸素を運搬する役割を担っています。鉄分が不足すると貧血を起こしやすくなり、特に妊娠中や運動量が多い場合には注意が必要です。ほかにも鉄分不足が起きると頭痛を起こしやすくなったり疲れやすくなったりと、日常生活にも影響がでやすいので積極的に摂取しましょう。
③ビタミンA
ビタミンAは目や粘膜の保護に作用する栄養素です。ビタミンAが不足すると夜間や暗い場所で目が見えにくくなったり、ドライアイになりやすくなったりするなどの影響が出てきます。ビタミンAは、ビタミンCと一緒に摂取するとより効率的に体に取り込めるので、ビタミンCも豊富なタマリロは目の健康維持のためにもおすすめの果物です。
その他にビタミンAにはアンチエイジングや美肌の効果も期待できることから、タマリロは女性には嬉しい果物と言えるでしょう。