炊いたんとは?どんな意味?煮物との違いを炊く・煮るの違いから比較して解説!
「炊いたん」という調理法を知っていますか?回は、京都の言葉「炊いたん」の意味や名前の由来・語源のほか、〈炊く・煮る・茹でる〉との違いから「炊いたん」と「煮物」の違いを紹介します。炊いたんの人気レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
②たけのこと鶏団子の炊いたん
春の味覚の代表格であるたけのこは水分量が多いので味が染み込みにくい食材ですが、鶏団子と一緒に炊くことでコクがでて美味しくなります。またたけのこの風味に負けないように濃い目の出汁で炊くと良いでしょう。わかめは最後に入れると色がきれいに仕上がります。
③お茄子の炊いたん
関西地方ではよく使われている薄口しょうゆを使って色鮮やかに仕上げた茄子の炊いたんです。調味料の分量を減らして減塩していますが、出汁の香りが優しい味わいで美味しい一品です。また味にメリハリをつけるために柚子胡椒を加えているので風味が爽やかになります。
④いかげそと大根の炊いたん
いかげそと大根の炊いたんはグラグラと煮込まずに、弱火でゆっくりと優しく炊くのがポイントです。また料理酒を通常よりも多めに入れることでいかげその生臭さをとる効果と、煮込むほどに繊維質がほぐれて噛んだときに柔らかい食感にする効果があります。
⑤菜の花とミニトマトの炊いたん
薄口しょうゆを使うことで、菜の花独特のほろ苦さや風味がさらに活きる仕上がりになります。がんもどきとかぶは弱火~中火でゆっくり加熱して出汁を染み込ませましょう。また菜の花とトマトは香りや色が失われないように火を軽く通す程度にしてください。
⑥かぶとお揚げの炊いたん
味が染み込みやすいかぶを使ったお揚げの炊いたんのレシピです。油揚げは熱湯をかけて油抜きをすることで、余分な油が取れて出汁の味が染み込みやすくなります。最後に火を止めてから、かぶの茎と葉を加えてそのまま置いて味を含ませるのがポイントです。