「アボガド」と「アボカド」はどっちが正式名称?各国の発音も比較して紹介!
【野菜ソムリエ監修】アボガドとアボカドでどっちが正しい発音か知っていますか?どちらの名前でも販売されていて話すときに迷うことがあります。今回は、アボガドの正しい発音や、世界各国のアボカドの発音を紹介します。アボガドの栄養価なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 「アボガド」と「アボカド」はどっちが正しい?
- 発音は『アボ「カ」ド』が正しい!
- アボカドの世界各国の発音は?
- ①アメリカ|avocado(アボカド)
- ②フランス|avocat(アボカッ)
- ③ポルトガル|abacate(アバカッチュ)
- ④ギリシャ|Αβοκάντο(アボカット)
- ⑤中国|鳄梨(ェアーリー)
- ➅韓国|아보카도(アボカド)
- ➆ベトナム|Trái bơ(チャイボー)
- ⑧タイ|อาโวคาโด(アウォカド)
- ⑨アフリカ| Parachichi(パラチィチ)
- ⑩インドネシア|Alpukat(アポカッ)
- アボカドに関する豆知識
- ①アボカドは果物
- ②アボカドが別名「森のバター」で呼ばれる理由
- ③アボカドは果物の中で一番栄養価が高い
- アボカドが正しい発音!
隣の国の韓国でもアボガドと発音することはなく、アボカドと発音します。表記も四文字とハングル語を学んでいれば、日本人でもわかりやすい表記です。
➆ベトナム|Trái bơ(チャイボー)
東南アジアにもアボカドは存在し、ベトナムでは以上のように表記します。アルファベットで書いてあってもアボカドとはわかりにくく、発音もアボカドとは全く違うようです。現地で市場に行ってアボカドを購入するときなどは注意しましょう。
⑧タイ|อาโวคาโด(アウォカド)
タイではアボカドは以上のように書きます。表記は英語表記などとはまったく違うためタイ語が分からないと読みにくいですが、発音は日本人でもわかりやすいため聞けばアボカドとわかるでしょう。
⑨アフリカ| Parachichi(パラチィチ)
Parachichi(パラチィチ)は、アフリカの中でもケニアやウガンダで使われている、スワヒリ語のアボカドです。スワヒリ語では全く違う表記で呼び方も違うので、スワヒリ語を使う国の人とアボカドについて話すときは、単語を覚えた方がよさそうです。ちなみにアボカドを生産している南アフリカではアフリカーンス語を使用しており、そのままアボカドで通じます。
⑩インドネシア|Alpukat(アポカッ)
インドネシアは表記は一見すると何を表しているのかは日本人にはわかりにくいものの、アルファベットを使用しているので、インドネシア語を学んでおけばすぐにわかる表記です。発音はそれほど大きく違いはなくアボカドであると予測しやすいでしょう。
アボカドに関する豆知識
アボカドは女性に人気の食べ物ではありますが、日本に輸入が始まってからまだ日も浅く知られていないことも多くあります。アボカドはどのような植物なのか、ここではアボカドに関する豆知識を紹介します。
①アボカドは果物
サラダに入れることが多く甘味や酸味のないアボカドですが、木になることから分類は果物に当たります。水耕栽培などで簡単に育てることも可能なので、アボカドを食べた後に種をとっておいて育ててみましょう。ただし、おしべとめしべが同じ木でも成熟する時期がずれるため、収穫までしたい場合はいくつか育てておくのがおすすめです。
(*アボカドについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②アボカドが別名「森のバター」で呼ばれる理由
アボカドは森のバターと呼ばれることがあります。理由はアボカドに含まれる油の量で、一つのアボカドに20%もの脂質が含まれているためです。実際に油として使われることもあり、炒め物に硬いアボカドを先に入れるとヘルシーに仕上がるので試してみてください。
たくさん食べれば太るものの、不飽和脂肪酸であるためコレステロールを抑制させる働きがあります。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
脂肪酸はふたつの種類が存在し、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸があります。アボカドには、不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸、リノレン酸が含まれています。