キウイの語源の鳥「キーウィ」がかわいい!名前の由来など特徴を紹介!
キーウィはどんな鳥か知っていますか?キウイフルーツの語源・由来になった鳥です。今回は、キーウィの名前の由来など特徴や、日本でペットとして飼育できるかも紹介します。キーウィを見たい場合についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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キウイに似た鳥「キーウィ」とは?関係性は?
ニュージーランドの国鳥のキーウィはキウイフルーツに似ています。名前も似ているので、何か関係性があるのではと思う方もいるでしょう。そこでキーウィとはどんな鳥なのか、キーウィの名前の由来やキウイフルーツとの関係性などについて、詳しく説明します。
「キーウィ」は果物「キウイ」の語源
キウイフルーツの名前の由来は、外見が鳥のキーウィに似ていることから「キウイ」と名付けられました。ニュージーランドの名産品のキウイフルーツが、初めてアメリカに輸出される時に名前が必要になり命名されました。
外見がそっくりなだけでなく、「キーウィ」はニュージーランドの国鳥で、ニュージーランドを海外向けにPRするのにちょうどいいと判断されたようです。
ちなみに「キーウィ」の名前の由来は?
鳥のキーウィの名前の由来は、鳴き声から由来しています。ニュージーランドの先住民のマオリ族は、森の奥から「キーウィ」と聞こえる鳥の鳴き声を聞いたそうです。その鳥のことを「キーウィ」と呼ぶようになりました。キーウィの鳴き声を上の動画で確認してみると、「キィー、キィー」といった甲高い声で鳴いており、「キーウィ」と聞こえなくもありません。
ちなみにオスの鳴き声とメスの鳴き声とは少し違っていて、この甲高いものはオスのものです。一方のメスは、低い声で「ギュルギュル」と鳴きます。
キーウィはどんな特徴の鳥?
茶色の短い羽毛に包まれたキーウィは、キウイフルーツによく似ています。キーウィはニュージーランドの国鳥ですが、日本人にとって馴染みが薄く、その生態はよく知られていません。そこで、キウイフルーツと外見がそっくりなキーウィについて詳しく説明します。
①鳥類だけど飛べない
キーウィは鳥類ですが、大きな翼がなく、ダチョウと同じで空を飛ぶことができません。翼と言えるものは、茶色の羽毛の中に5センチほどのものが隠れている程度です。ニュージランドにはコウモリとオットセイ以外の哺乳類がいなかったため、成鳥で鶏くらいの大きさになるキーウィには天敵がいませんでした。
天敵から身を守るために空を飛ぶ必要がなくなったキーウィは、翼が退化してしまったと考えられています。キーウィはダチョウに似て、翼が退化した代わりに足が大きく発達しました。ダチョウもキーウィも地上を走るのが得意ですが、実際、キーウィはダチョウより早く走ることができるそうです。
②ニュージーランドの国鳥に指定されている
キウイフルーツの名前の由来となったキーウィは、ニュージーランドの国鳥として知られるニュージーランド固有の鳥です。ころんとしたかわいい姿形は、ニュージーランドの人々を癒し続けています。ニュージーランドのアイコンにもなっており、ニュージーランド人のことを愛を込めて「キーウィ」と呼ぶこともあります。
また、2ドルコインにはキーウィの絵が描かれていたり、ニュージーランドの会社やレストランにはキーウィと付くものが多いです。そんなキーウィは、ニュージーランドの人たちにとっては、なくてはならない鳥で、とても大切に扱われています。
③人に懐きやすい
キーウィは人懐っこい鳥としても知られています。その上、好奇心が旺盛なので、人間にも近づいてきてくれます。この習性はキーウィに天敵が存在しないことが関係しているかもしれません。ただしキーウィは夜行性の動物ため、動物園のキーウィは飼育小屋の中が真っ暗で、ほとんど動きがなく、かわいい姿が見えないことも多いです。
④卵が大きい
キーウィの卵は400gほどもあり、キーウィの体の大きさは2kg程度なので、それから考えると驚くほどの大きさです。卵の大きさは体の20%もの大きさで、これを人間に置き換えると、50kgの人の場合で10kgほどになります。人間の赤ちゃんは3kg程度なので、その大きさがよくわかるでしょう。
そのため、キーウィは他の鳥と違って1回に1個しか卵を産みません。これは卵が成鳥になる確率が高いことを意味しており、キーウィの平均寿命は20年から25年もあります。