キウイの語源の鳥「キーウィ」がかわいい!名前の由来など特徴を紹介!
キーウィはどんな鳥か知っていますか?キウイフルーツの語源・由来になった鳥です。今回は、キーウィの名前の由来など特徴や、日本でペットとして飼育できるかも紹介します。キーウィを見たい場合についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
⑤キーウィのオスは家庭的
大きな卵は温めるのも大変です。キーウィの場合、卵を温めるのはオスの役割ですが、オスとメスが一緒に卵を温めるかわいい姿も見られます。また、キーウィのオスは巣作りも担当し、家事には積極的です。ニュージーランドでは家事に積極的に参加する夫のことを「キーウィ・ハズバンド」と呼びます。
⑥キーウィはキウイが好物
キーウィは長いくちばしを使って、土の中にいる昆虫や木の実を食べていますが、キウイフルーツを食べることもあります。動物園ではキーウィにミミズや昆虫、キャットフードなどを与えていて、中ではミミズが好物のようです。
⑦キーウィの伝説
ニュージーランドの先住民のマオリ族の間では、キーウィの伝説があります。森の王は森の木々が虫たちによって食い荒らされている事態に頭を悩ませていました。そこで空の王に相談し、鳥たちの中で、地上の虫を食べてくれるものを探しました。その任務を快く引き受けたのがキーウィでした。
キーウィは地上に降りるため、美しい翼を捨てる必要がありました。その代わりに強い脚を手に入れ、現在の姿になったと言われています。空の王はキーウィに対し、森で最も愛される鳥となるだろうと賛辞を送りました。実際、キーウィはニュージーランドでもっとも愛される鳥になりました。
キーウィは日本でペットにできるの?
キーウィは日本で見かけることはほとんどありません。キウイフルーツに似たかわいい姿で、ペットにしたいと思う方もいるでしょう。しかし、ペットショップなどでは売られていないので、購入する方法があるのかについて説明します。
キーウィは絶滅危惧種に指定されており飼育はできない
キーウィはニュージーランドにしかいない鳥ですが、ニュージーランドにはキーウィの天敵がおらず、飛ぶ必要がなくなり、翼が退化したと言われています。しかし近年では他の国同様、ニュージーランドにも外来種の肉食獣た多数侵入してきました。その中にはキーウィを食べるネコやネズミ、フェレットなどもいたのです。
天敵に抵抗する術を持たないキーウィは激減してしまいました。その数は、かつて1000万羽近くいたとされていたものが、現在3万羽ほどで、絶滅危惧種のレッドリストに上がっています。当然、ペットとしての売買は禁止されていますし、日本で見かけることはほとんどありません。
キーウィが絶滅しないよう外来種駆除など対策が進められている
キーウィを絶滅から守るため、ニュージーランド自然保護局が中心になって「キーウィ復活プログラム」を実施しています。キーウィの現存数の調査から始まり、広大な保護区の設立、キーウィの幼鳥の保護などを行った結果、キーウィの数が徐々に増えてきました。キーウィ復活プログラムでは、2030年までに10万羽まで増やす目標を立てています。
キーウィをみたい場合は?
絶滅危惧種に指定されているキーウィですが、どうしてもそのかわいい姿を見たい人もいることでしょう。そんな方に、日本にいながらにして、かわいいキーウィを見る方法を紹介します。
日本では大阪の天王寺動物園が唯一飼育している
日本の動物園でキーウィを唯一飼育しているのが、大阪の天王寺動物園です。場所は大阪駅から電車に乗って20分ほどの、天王寺駅から徒歩ですぐになります。天王寺動物園では夜行性のキーウィを、時間を決めて明るい場所に出しています。かわいいキーウィを見学することができるので、時間を調べてから出かけてください。