フェイジョアーダとは？ブラジルの伝統料理？味わいや作り方・レシピのおすすめも紹介！

「フェイジョアーダ」という名前を初めて聞いた方も多いかも知れませんが、いくつかの地域では大変馴染みの深い食べ物です。栄養が豊富でスタミナをつけてくれるフェイジョアーダについて紹介していきます。

フェイジョアーダはブラジル発祥の料理で、ブラジル国民に広く食べられている家庭料理の一つです。元々はブラジルに連れてこられたアフリカ系奴隷の人々が広めた料理で、農場主が食べた後に残った肉の部位、豚のしっぽ・足・内臓を使って作られたと言われています。

これらの肉に豆などを加えて作られ、過酷な労働に耐えられるように塩辛く、こってりしているものが多いです。

フェイジョアーダは前述の様にとても濃厚でクリーミーです。肉は長く煮込んでいるので柔らかく、ブラジルでは一緒にオレンジのスライスやキャッサバやケールなどを添えて食べられています。味は塩気に胡椒などレシピにより色々なスパイスが加えられ、各家庭によって味付けが変わってきます。

フェイジョアーダは世界の色々な国で食べられているため、国によって使われている食材なども少しずつ違います。ここでは、それぞれの国のフェイジョアーダにどの様な特徴があるのか紹介します。

ブラジルのフェイジョアーダは、黒豆と豚や牛の油や干し肉、リングイッサと呼ばれる生ソーセージ、豚の皮などにニンニクと塩を加えて煮込んだものです。付け合わせにライスやパン、ケールを刻んで炒めたもの、バター、オレンジのスライスを添えて食べられています。

ポルトガルのフェイジョアーダは、基本的にはブラジルのフェイジョアーダに近いものですが、燻製肉や豚足、リングイッサ以外に野菜が入る事が特徴です。例えば、トマトやじゃがいも、ニンジン、玉ねぎ、北部ではキャベツが入ります。

ポルトガルのものはハーブを使うレシピもあり、ローリエやパプリカ、ワインを入れてブラジルのフェイジョアーダとはまた違う味わいを楽しむことができます。