イタリアの食文化の秘密は歴史と郷土料理にあり!日本との違いも比較して紹介!
イタリアの食文化はどのようなものか知っていますか?イタリア特有の地形・歴史から、各地から様々な郷土料理が集まっています。今回は、イタリアの食文化を〈北・南・中部〉でエリア別に料理の特徴や代表料理を紹介します。イタリアの食文化と日本の食文化の違いも比較して紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
南イタリアの食文化
南イタリアは乾燥し日差しの強い夏と、冬は一定量の降水量がある地中海性亜熱帯地域に属しています。古くからトマトやオリーブ、柑橘類の栽培が盛んで、乾燥パスタ発祥の地でもあり、海に面しているためタコや貝などの新鮮な魚介類が多く手に入ります。
南イタリアの料理の特徴
オリーブオイルやトマトなどの野菜をたくさん使い、シンプルな味付けで素材を活かして仕上げるあっさりした味付けの料理が多くあり私たち日本人のよく知るイタリア料理が南イタリアの郷土料理です。イタリア半島の南の地中海に面したシチリア島では、アフリカやアラブの食文化に影響を受けた料理が多く食べられています。
代表料理①ピッツァ・マルゲリータ
日本でもイタリア料理の定番となっているマルゲリータは、ナポリの伝統的なピザです。トマトソース、モッツァレラチーズ、バジル、オリーブオイルを生地にのせて焼くシンプルなピザです。乳牛のモッツァレラチーズではなくミルキーで濃厚な水牛のモッツァレラチーズが使われるのが特徴です。
(*マルゲリータについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
代表料理②ボンゴレ・ビアンコ
地中海産の海鮮を使ったナポリ名物のパスタで、主にアサリが使われます。にんにくと赤唐辛子の香りをオリーブオイルにしっかりまとわせ、アサリと白ワインを加えて蒸し煮にしたソースでパスタを和えた香り高い一品です。トマトを加える場合もあり、その際はボンゴレ・ロッソと呼ばれています。
(*ボンゴレ・ビアンコについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
代表料理③カポナータ
揚げた茄子をメインに、玉ねぎ、セロリやトマトなどと煮込み酢を加えて仕上げ、バジルを散らしたシチリア島発祥の郷土料理です。甘酸っぱく、冷やして食べるのが一般的でシチリアの暑い夏にぴったりの一品で、パンやパスタにもよく合います。