夏が旬の魚介類といえば?名産地〜美味しい食べ方・レシピまで紹介!
夏が旬の魚介類といえば何か知っていますか?夏が旬の魚は様々な種類があります。今回は、夏が旬の魚介類を〈旬の月・産地〉など特徴とともに5種類を紹介します。夏が旬の魚介類の美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
おろしたての鯵を使って鯵フライを作ると身がふっくらとしていて美味しく仕上がります。口当たりが悪いぜいごを取るのを忘れないようにしましょう。
夏が旬の魚介類②鱸(すずき)
出世魚ともいわれるスズキは、ヒカリゴ・コッパ・セイゴ・フッコ(ハネ)、そしてスズキと成長に伴って呼び名が変わる魚です。その白身はDHAやEPAを豊富に含み、他にも多くのビタミンDを含んでいます。そんな鱸の旬の時期や名産地、食べ方やレシピについて紹介します。
旬の時期・名産地
鱸は定置網などでも漁獲される魚なので通年水揚げされていますが、産卵後の春は身が痩せるので美味しいとは言えません。そのため栄養を溜めて脂がのる梅雨時期の6月頃~8月頃にかけてが鱸の旬といえます。
また鱸は全国的に水揚げされていますが漁獲量は千葉県が最も多く、次いで兵庫県、愛知県と続きます。中でも島根県宍道湖の「鱸の奉書焼き」はその土地の名物料理として有名で、産卵のためにやって来る腹太鱸は宍道湖七珍のひとつです。
(*スズキの旬の時期について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
食べ方①鱸の刺身
鱸を刺身にする際の手順は以下の通りです。
1.背びれなどのひれを全て切り取る
2.うろこを取る
3.ステンウールでぬめりなどを洗い落とす
4.頭を切り落とす
5.腹を切り内臓を出す
6.浮袋をこそげ取る
7.鱸を水洗いして残った血を絞り出す
8.骨に添って腹びれ側から包丁を入れる
9.尻尾の手前に切り目を入れる
10.背びれ側から包丁を入れる
11.腹骨が見えたら身と骨を引き剥がす
12.引き剥がした方の腹骨を包丁で取る
13.残った身の骨の下に包丁を入れる
14.皮と身の間に包丁を入れ皮をひく
鱸の背びれは鋭いので先にひれを全て切り取るとうろこが取りやすくなります。またうろこを取る際にえら蓋で手を切らないように目を持つようにしましょう。頭を切り落とす際は胸びれのすぐ後ろから斜めに包丁を入れ、裏側も同じように切ります。次に包丁を持ち変えて逆さ包丁で腹の皮だけを切り、内臓を傷つけないように取り出しましょう。
この時にもしも内臓が傷ついて汁がついたときは水でしっかり洗い流してください。骨を取る際は包丁が透けて見える角度で包丁を入れ、皮を引く時は包丁を上下に動かしながら、反対の手で皮をしっかり持ち引いていきます。また、身が薄いものはバーナーで炙りにすると美味しくなります。
食べ方②鱸のグリル
白身魚の鱸はどんな味の料理にもよく合いますが、メキシカンサルサのような辛味のある味付けとも相性が良いです。サルサソースは混ぜ終わったら少し時間をおき、味が馴染むのを待つのでその時間も逆算して鱸を焼いていきましょう。
食べ方③鱸のマリネ
白身魚の優しい味わいに昆布の旨味をプラスした、香りも清々しい夏にピッタリの昆布〆風マリネのレシピです。鱸に塩コショウをしてから少量のマリネ液を馴染ませておくと、下味がついてさらに美味しく食べることができます。