かまととぶるの「かまとと」の意味や由来・語源とは?使い方や類語なども紹介!
かまととぶるにはどんな意味があるか知っていますか?「かまとと」って何でしょうか?今回は、かまととぶるの意味・語源や、かまととの漢字・意味の由来を紹介します。〈ぶりっ子・猫かぶり〉など、かまととぶるの類語も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
本性や本当の事を隠すときに「ねこだ」を被ることから、知っているのに知らないふりをするという意味で使われます。「ねこだ」というのは藁で編んだ大型の敷物または背負い袋のことで、後に猫という字を当てられたそうです。
他に本性を隠して大人しそうに振舞うという意味もあります。本来は獰猛な動物であるはずの猫が、普段は大人しそうにしている様子からそのように言われるようになりました。一般的にはこちらの意味で使われることが多いです。
③頰被り
頬被りは元々手ぬぐいを頭から掛けて頬を覆うように顎の下で結ぶ結び方のことで、農作業時の日除けとして使われていました。その際、耳まで覆われてしまい他人の声が聞こえにくいことから転じて知らないふりをするという意味で使われるようになったようです。
④いい子ぶる
いい子のフリをして自分を相手に良く見せる様子を指すときに使う言葉です。「いい子ぶる」は女性だけでなく男性にも使われる言葉で、文字通り「良い子」に「~のふりをする」という意味を持つ「ぶる」が付いてできた言葉です。
⑤可愛い子ぶる
ぶりっ子と似たような状況で使われる言葉で、主に女性に使われます。女性が男性の気を引くために非力な振りをしたり、無知な振りをしたりする様子を指して使われる言葉です。文字通り「可愛い子」に「~のふりをする」という意味を持つ「ぶる」が付いてできた言葉です。
⑥初心な振り
知っていることでもわざと知らないふりをして、相手の気を引こうとする様子を指して使う言葉です。「初心」はまだ初々しくて世間慣れしていないことという意味で、純情な人や新人に対して使われます。
かまととぶるを使ってみよう
かまととぶるは男性の気を引きたい女性と蒲鉾が関係しているという意外な語源が明らかになりました。日常会話でも使って由来まで話せれば、誰かに自慢できそうです。類語もいくつかあるので場面に合わせてうまく使い分けていきましょう。