「小麦粉」と「片栗粉」の違い・使い分け方は？代用できるかも含め解説！
「小麦粉」と「片栗粉」の違いを知っていますか？今回は、「小麦粉」と「片栗粉」を〈原料・カロリー・糖質〉など違いや、〈とろみ・揚げ物の衣〉など用途別の使い分け方を紹介します。「小麦粉」と「片栗粉」は相互に代用できるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
料理にとろみをつけたい時には、片栗粉を使うことをおすすめします。小麦粉でもとろみをつけることはできますが、片栗粉の方が糊化する温度が低く、粘度が高いことが理由です。とろみはあっても粘り気を求めないカレーやシチューを作る時には、小麦粉の方が適しています。
（＊小麦粉でとろみ付けができるかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）
②揚げ物の衣に使う場合
揚げ物の衣に使う場合は、どのような食感に仕上げたいかで使うものが変わります。サクサクとした食感の唐揚げにしたい時には片栗粉を使うのがおすすめですが、カリッとしたフライを作る際には小麦粉の方が適しています。味や食感の好みで選びましょう。
唐揚げの衣などには「小麦粉」と「片栗粉」を両方使うのもおすすめ
唐揚げの衣を作る時に、小麦粉と片栗粉の両方を使うのもおすすめで、いつもの唐揚げとは違う食感を楽しむことができます。時間をおいても美味しい唐揚げを作りたいなら、小麦粉をつけてから片栗粉をつけるようにしましょう。
片栗粉は時間の経過と共に食感が悪くなりやすいですが、この順番を守ることでサクサクした仕上がりを維持しやすくなります。
「小麦粉」と「片栗粉」は代用できる？
調理をしていてどちらかの粉を切らしてしまった時、もう一方で代用できないかと考えることがあるでしょう。しかし、小麦粉と片栗粉を代用することに適しているケースと適さないケースがあるようです。ここでは、それらの具体例をあげながら説明します。
①「小麦粉」を「片栗粉」で代用できる場合
小麦粉を片栗粉で代用できるメニューには、以下のものがあります。
・揚げ物
・肉や魚のソテー
・ハンバーグなどのつなぎ
前述した通り小麦粉と片栗粉はいずれも揚げ物の衣に使うことができ、仕上がりは異なるものの小麦粉を片栗粉で代用することは可能です。また、肉や魚のソテーの場合には薄く小麦粉をまぶすと調味料が絡みやすくなりますが、片栗粉でも問題ないでしょう。また、ハンバーグのつなぎを片栗粉で代用しても、仕上がりはあまり変わりません。
ただし、片栗粉は粘り気が出過ぎるので、クッキーやケーキなどのお菓子づくりや、カレーやシチューのとろみづけには向きません。
（＊小麦粉の代用品について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）
②「片栗粉」を「小麦粉」で代用できる場合
片栗粉を小麦粉で代用できるメニューには、以下のものがあります。
・唐揚げ
・肉や魚のソテー
・つみれやつくねのつなぎ
揚げ物や肉や魚のソテーに使う小麦粉は片栗粉で代用できると紹介しましたが、これらは逆に片栗粉が無い場合も小麦粉で代用可能です。また、つみれやつくねは通常片栗粉をつなぎに使いますが、こちらも小麦粉に変えても特に違和感のない仕上がりになります。
ただし、小麦粉は糊化してもとろみが強くなることはないので、中華料理に多いあんかけには適していません。作りたい料理の仕上がりに合わせて、代用するかどうかを判断しましょう。
（＊片栗粉の代用品について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）
「小麦粉」と「片栗粉」を使い分けよう
今回は小麦粉と片栗粉を原料やカロリー、糖質など違いや、用途別の使い分け方を紹介しました。料理によっては双方の代用品として活躍しますが、特徴を引き出す用途で使い分けることで、料理を美味しくしてくれます。小麦粉と片栗粉それぞれの特徴を理解して、上手に使い分けましょう。