キャベツとレタスの違いは?見分け方は?カロリー・栄養面など比較し紹介!
【野菜ソムリエ監修】レタスとキャベツの見分け方を知っていますか?よく似ているため、間違える人が多いです。今回は、レタスとキャベツの見た目での見分け方(画像あり)やカロリー・栄養面の違いも比較して紹介します。レタスとキャベツの美味しい食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
キャベツとレタスの100g当たりのカロリー・糖質量を紹介します。
カロリー | 糖質 | |
キャベツ | 23kcal | 3.4g |
レタス | 12kcal | 1.7g |
キャベツの方がカロリー・糖質ともに若干多いですが、どちらも低カロリーであることには変わりないので、ダイエットを行う上ではどちらを食べても問題ないでしょう。
栄養価の違い
見た目の似ているキャベツとレタスですが、栄養価に違いはあるのかを紹介します。数値は100g当たりの量です。
キャベツ | レタス | |
食物繊維 | 1.8g | 1.1g |
ビタミンA | 50μg | 240μg |
ビタミンC | 41mg | 5mg |
ビタミンE | 0.1mg | 0.3mg |
ビタミンK | 78μg | 29μg |
食物繊維といえばレタスというイメージの方も多いようですが、食物繊維量はキャベツの方が多いです。そのため、ダイエット中の方はレタスよりもキャベツを食べると良いでしょう。乾燥肌や生活習慣病の予防に効果のあるビタミンAは、キャベツよりレタスに圧倒的に多く含まれています。
風邪の予防や疲労回復に効果のあるビタミンCは、キャベツの方が多く含まれています。美肌効果も期待できますが、ビタミンCは水溶性なので、効率的に栄養を摂取するためには鍋料理・スープ系など茹で汁ごと食べるような料理でいただくといいでしょう。
ビタミンEの含有量はどちらも少なく、大差ありませんが、血液の凝固や骨の形成に必要なビタミンKは、レタスよりもキャベツの方が多く、2倍以上多く含まれています。
キャベツとレタスは食べ方・調理法も違う?
キャベツとレタスのそれぞれの、美味しい食べ方や調理法を紹介します。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ビタミンCとビタミンUは水に溶けやすく熱にも弱いので、加熱調理して食べる場合には加熱時間を短くするようにしましょう。
キャベツの食べ方・調理法のおすすめ
キャベツに多く含まれているビタミンCやビタミンUは水溶性なので、加熱する場合は茹でるよりも蒸したり焼く方が良いでしょう。食物繊維も豊富なためダイエットにもおすすめです。
千切りにして揚げ物や生姜焼きなどの脂っこい食事の付け合せにする事も多いですが、キャベツの食物繊維が油分の吸収を抑えてくれる上にビタミンUが胃腸の粘膜の働きを助けてくれるので、一緒に食べる事で胃もたれを防止できます。
レタスの食べ方・調理法のおすすめ
レタスは水分を多く含んでいる、とてもデリケートな野菜です。そのため、サラダなどに入れるときは包丁で切るよりかは手でちぎって入れると良いでしょう。スープやチャーハンなど加熱調理する場合は、レタスはあまり加熱すると緑の鮮やかさが失われ、しなしなになってしまうので工程の一番最後に入れるようにしましょう。
キャベツとレタスを使い分けよう
キャベツとレタスはそれぞれ向いている料理も違えば、保有している栄養価も違います。自分の食べたい料理や摂りたい栄養素に合わせて使い分けましょう。