スパイス「カルダモン」とは?香りや効果・効能など特徴は?レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】カルダモンはどんなスパイスか知っていますか?どんな料理との相性が良いのでしょうか。今回は、カルダモンの〈味わい・香り〉など特徴や、効果・効能も紹介します。カルダモンのカレー以外の使い方や、活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
⑤抗酸化作用
カルダモンには抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。また、人体への作用だけでなく、料理に使うことで食材や油の酸化を防ぐこともできます。カルダモンなどのスパイスは、古くから食品の保存性を高める目的でも用いられてきました。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
カルダモンに含まれている「テルピニルアセテート」という成分には胆汁の分泌を促してくれる働きがあるため、消化器系の不調の改善に役立つと言われています。
カルダモンの効果的な使い方は?カレー以外にある?
カルダモンの成分にはさまざまな効能があることが分かりましたが、どのように取り入れると良いのでしょうか。ここでは、カルダモンをカレー以外に使う方法を紹介します。
①料理のスパイス
カルダモンの最も一般的な使い方は、料理のスパイスとして用いることです。煮込み料理などのスパイスとしてカルダモンを加えると、香りが高くなり、味に奥深さをプラスすることができます。また、カルダモンはシナモンと同じように、お菓子やパンのスパイスとしても活用できるでしょう。
なお、カルダモンはシナモンやクミンなどのスパイスと併せて使うと、より豊かな風味を楽しむことができます。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ホールのカルダモンを使うときは、ぷくっとふくれて割れ目が入るまで炒めましょう。殻の内側にたくさん入っている種に香りがあるので、こうすることで煮た時に香りが出やすくなります。
②コーヒーに入れて飲む
カルダモンを手軽に取り入れたい方は、コーヒーに入れる方法がおすすめです。食後にカルダモン入りのコーヒーを飲むと、カルダモンの成分が胃腸の働きを促し、リラックス効果も得られるでしょう。なお、コーヒーには体を冷やす作用がありますが、カルダモンを入れることで血行が促進されて体の冷えを防いでくれます。
③ハーブティーに使う
コーヒーが苦手な方は、紅茶やハーブティーにカルダモンを加える方法がおすすめです。また、牛乳と紅茶にカルダモンを加えて煮ると、本格的なチャイを楽しむこともできます。コーヒーと異なり、紅茶には体を温める作用があるので、冷え性が気になる場合は紅茶を選んだ方がカルダモンの効果が得られやすいでしょう。
④肉や魚の臭み取りに使う
前述しましたが、カルダモンには消臭成分が含まれるため、肉や魚の臭み取りとして使うこともできます。肉や魚に下味を付ける際にカルダモンを加えておくと、効果的に臭みを取ることができます。特に、エスニック料理によく使われるマトンやラムなどは臭みが強いので、下味を付ける際にカルダモンをよく揉み込んでおくのがおすすめです。