ベジマイトとは?味わい・原料や栄養価は?食べ方・活用レシピのおすすめも紹介!
ベジマイトとはどんなものか知っていますか?どんな味でどの様に使うのでしょうか?今回は、ベジマイトの味わいや原料・栄養価について紹介します。実際にベジマイトを食べた人の口コミのほか、食べ方や活用レシピ・お勧めの市販商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ベジマイトとは?どんな味わいの調味料?
ベジマイトという調味料は日本ではあまり普及していないため、実際に食べたこともない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ベジマイトとはどんな調味料なのか、発祥の地や味わいについて説明します。
ベジマイトはオーストラリア発祥の発酵調味料
ベジマイトは、オーストラリアやニュージーランドで食べられている発酵食品の一つです。かつて、イギリスからの移民が多いオーストラリアでは、イギリスの国民食であるマーマイトと呼ばれる発酵食品を輸入していました。しかし、第一次世界大戦の混乱により、輸入が困難になりました。
そこで、1922年に大手食品会社のフレッド・ウォーカー社によりマーマイトに似せて商品開発されたのがベジマイトです。マーマイトとは少し風味が異なるものの、同じ様にビール酵母を利用してつくられるため発酵調味料に分類されます。オーストラリアでは、朝食のトーストのペーストとして、日常的に食卓にのぼる国民食とされています。
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ベジマイトはどんな味?香りは?
ベジマイトは、黒いペースト状で一見チョコレートのようにも見えますが、味は塩辛く少し苦味があります。ビール酵母由来の苦味が特徴的で、うま味が濃縮された味わいを持ちます。硬めのペースト状で漢方薬の様な味と表現されることもあるようです。
ベジマイトは酵母特有の香りを持つため、酵母菌から作られる醤油や味噌などの発酵食品に似た香りを持ちます。ベジマイト特有の香りは賛否が分かれるところで、好みが分かれる原因とも言われています。
Twitterの口コミ
オーストラリアの発酵調味料ベジマイトを食べてみた!味は…八丁味噌を更に発酵進めた感じ、なかなかインパクトのある味。
そのままはキツいな…
#オーストラリア #ベジマイト #発酵食品 #八丁味噌 #ヴィーガン
Twitterの口コミ
今日は帰りにベジマイト買うぞおおおお!
忘れるな、俺の脳みそ!
世界一不味いジャムとか言われて、どちゃくそ評判悪いのだが、ハマると抜け出せんよ~😁
#ベジマイト
ベジマイトの原料や栄養価は?
発酵食品であるベジマイトは、何を原料として作られ、どのような栄養が含まれているのでしょうか。ここでは、ベジマイトの原料とその栄養価について説明します。
ベジマイトの原料は塩と酵母菌
ベジマイトは、ビール酵母の沈殿物・澱(おり)を利用して作られている、ビール酵母由来の発酵食品です。酵母は麦汁の糖分を分解し、アルコールを生成して麦汁をビールへと変えた後、栄養素を蓄えたまま液体の底に沈殿します。この栄養素を蓄えた酵母菌を素に、塩の他、麦芽エキス、玉ねぎやセロリなどの野菜エキスを混ぜ込んでつくられたのがベジマイトです。
酵母エキスはタンパク質やアミノ酸、ビタミンやミネラルといった栄養素を豊富に含んでいるのが特徴です。この酵母エキスを加工して作られたベジマイトは栄養価が高く、健康効果もあるとされています。
ベジマイトの栄養価・効能
ベジマイトに含まれる栄養素は以下の通りです。
・チアミン(ビタミンB1)
・リボフラビン(ビタミンB2)
・ナイアシン(ビタミンB3)
・葉酸(ビタミンB5)
ベジマイトは、上記のビタミンB群が豊富に含まれています。いずれもエネルギー代謝を促し、肌の健康や体の健康を保つことに役立つ栄養素です。また、酵母菌は腸内でオリゴ糖を生成する働きがあり、排便を促し腸内環境を整える作用があります。
さらに酵母は食べ物に含まれる糖を分解する働きがあるため、糖分が脂肪細胞として蓄積されることを防ぐ役割があります。そのためベジマイトはダイエットや美容などに幅広く効果が期待できる食品です。