オレガノハーブの種類一覧!品種別に・香りなど特徴を使い方とともに紹介!
【野菜ソムリエ監修】オレガノの種類・品種にはどんな特徴のハーブがあるか知っていますか?今回は、オレガノの〈マジョラム種・ブルガリ種〉など種類・品種別に〈見た目・生態〉など特徴を紹介します。オレガノの〈香り・味わい〉の特徴から料理などへの使われ方も一覧で紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- オレガノとは?どんなハーブ?
- オレガノハーブ全般の特徴
- オレガノは主に4種類に分かれる
- オレガノの種類・品種①ブルガリ種
- 「ブルガリ種」の見た目・生態など特徴
- 「ブルガリ種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノの種類・品種②マジョラム種
- 「マジョラム種」の見た目・生態など特徴
- 「マジョラム種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノの種類・品種③laevigatum種
- 「laevigatum種」の見た目・生態など特徴
- 「laevigatum種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノの種類・品種④ロタンディフォリウム種
- 「ロタンディフォリウム種」の見た目・生態など特徴
- 「ロタンディフォリウム種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノハーブを取り入れてみよう
オレガノの種類のひとつである「マジョラム種」は一般的なオレガノよりもマイルドな風味をもつハーブです。ここでは「マジョラム種」の見た目や生態などの特徴、香りやその使い方について紹介します。
「マジョラム種」の見た目・生態など特徴
原産はエジプト及び地中海で、初夏から秋にかけて開花します。見た目はブルガリ種とよく似ていますが葉が少し小ぶりなのが特徴です。緑色の穂に白色や紫色及び桃色の小花を付け花房がころっと丸くなるのが特徴で、花をつける時期には特に見分けがつきやすくなります。
6月ごろに花を咲かせますが、一般的には葉の味を落とさないためにつぼみの状態で刈り取られてしまいます。耐寒性に優れ、乾燥に強く枯れる心配がほとんどないのでキッチンハーブに適している品種です。
「マジョラム種」の香り・味わいや使われ方
マジョラム種は他の種よりもマイルドな味を持ちますが、香りが強いのでブルガリ種の代用として使う時には量に注意が必要です。使い方はブルガリ種とほぼ同じで肉料理や魚料理の香りづけ、ピザやソースのスパイスとして使われます。
トマト料理やチーズ料理によく合う香りを持っている品種です。フランスやイギリス由来の料理では、ブルガリ種よりもこちらの品種が好まれます。
オレガノの種類・品種③laevigatum種
laevigatum種は主に観賞用として育てられるオレガノの品種です。ここでは「laevigatum種」の見た目や生態などの特徴、香りやその使い方について紹介します。
「laevigatum種」の見た目・生態など特徴
原産はトルコ、シリア及びキプロスの多年生植物です。laevigatum種の開花時期は初夏から秋にかけてで濃い紫色のガクに淡い紫色の小花を密な房状につけます。草は直立で高さ60cm程幅は約45cm程にまで成長します。葉は卵形、もしくは楕円形で食用としても使われている品種です。
「laevigatum種」の香り・味わいや使われ方
laevigatum種は主に観賞用として用いられる品種であり、初夏から秋にかけて咲く紫色の花は華やかで装飾的です。他の種に比べてやや味が劣りますが、肉料理の風味付けやピザのスパイス、ドレッシングやソースの材料として用いられることもあります。
また侵襲性が高く根茎から広がる性質を持っているため、グランドカバーとしても使われています。
オレガノの種類・品種④ロタンディフォリウム種
観賞用としても人気のあるオレガノハーブの中で特に人気なものはロタンディフォリウム種に分類されます。ここでは「ロタンディフォリウム種」の見た目や生態などの特徴、香りやその使い方について紹介します。
「ロタンディフォリウム種」の見た目・生態など特徴
原産はトルコ、アルメニア及びグルジアの多年生植物で、開花時期は初夏から夏にかけてです。淡い緑の苞葉の中に桃色の小花が咲き、葉は卵形でほんのりハーブの香りがします。代表種のケントビューティーは花オレガノとも呼ばれるほど美しい花を咲かせます。
「ロタンディフォリウム種」の香り・味わいや使われ方
ロタンディフォリウム種は葉からほのかにハーブの香りがしますが、他の種よりも弱いため料理の香りづけ等には不向きです。しかし、その優美な見た目から観賞用のオレガノとして用いられています。
切り花にしたりドライフラワーにしたりして楽しまれます。古代ローマではオレガノを幸福のシンボルとして新郎新婦の花冠にしていたそうです。