オレガノハーブの種類一覧!品種別に・香りなど特徴を使い方とともに紹介!
【野菜ソムリエ監修】オレガノの種類・品種にはどんな特徴のハーブがあるか知っていますか?今回は、オレガノの〈マジョラム種・ブルガリ種〉など種類・品種別に〈見た目・生態〉など特徴を紹介します。オレガノの〈香り・味わい〉の特徴から料理などへの使われ方も一覧で紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- オレガノとは?どんなハーブ?
- オレガノハーブ全般の特徴
- オレガノは主に4種類に分かれる
- オレガノの種類・品種①ブルガリ種
- 「ブルガリ種」の見た目・生態など特徴
- 「ブルガリ種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノの種類・品種②マジョラム種
- 「マジョラム種」の見た目・生態など特徴
- 「マジョラム種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノの種類・品種③laevigatum種
- 「laevigatum種」の見た目・生態など特徴
- 「laevigatum種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノの種類・品種④ロタンディフォリウム種
- 「ロタンディフォリウム種」の見た目・生態など特徴
- 「ロタンディフォリウム種」の香り・味わいや使われ方
- オレガノハーブを取り入れてみよう
オレガノとは?どんなハーブ?
料理のレシピなどで見かけたことがあるオレガノですが、実は様々な種類があります。ここではオレガノハーブ全般の特徴やどんな種類があるのかを紹介します。
オレガノハーブ全般の特徴
オレガノはハーブの一種で、原産は主にヨーロッパです。オレガノは葉のイメージが強いですが和名は「ハナハッカ」と言われ「ハナ」とつくことからも分かるように、美しい花をつけるハーブとしても知られています。そのため料理に使われる以外にも観賞用として楽しまれることもあるようです。
学名のオリガヌムは「魅惑の山」「喜びをもたらす山」を意味しており、様々な用途を持つオレガノは古くから山の恩恵を存分にもたらす植物として親しまれてきたことが分かります。ヨーロッパの野山では香りの高い野生種のオレガノを収穫することができます。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
オレガノは多湿が苦手で乾燥に強いため、庭に植えた場合は基本的に水やりはしなくても大丈夫と言われているほど育てやすいハーブです。
オレガノは主に4種類に分かれる
オレガノにはいくつか品種が存在しますが、主に以下の4種類に分類することができます。
・ブルガリ種
・マジョラム種
・laevigatum(ラエビガタム)種
・ロタンディフォリウム種
オレガノハーブは料理の香りづけやハーブティの材料だけでなく、芳香剤や鎮痛剤など古代から様々な使い方をされてきました。現在も伝統薬として風邪や消化不良時に内服する地域もあるようです。オレガノの種類によって風味や見た目にも違いがあり、それによって使い方も異なってきます。
(*オレガノについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
オレガノの種類・品種①ブルガリ種
一般的にオレガノというとこのブルガリ種のことを指します。ここではオレガノの代表的な品種であるブルガリ種の見た目や生態などの特徴、香りやその使い方について紹介します。
「ブルガリ種」の見た目・生態など特徴
一般的にオレガノとして浸透しているのがこの種類で、原産はヨーロッパおよびアジアの多年生植物です。開花時期は初夏から夏にかけてで白色や紫色、桃色の小花を房状につけるのが特徴です。草は直立で高さは約60cm、幅は30cmほどまで成長します。
葉は卵形で他の種類よりも大きい葉をつけることから「ワイルドマジョラム」とも呼ばれ区別されています。元々山に自生していることから耐寒性、耐暑性に優れている植物です。乾燥にも強いので育てやすく、キッチンハーブやガーデンハーブに向いています。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
同属の「マジョラム」と形が似ているので「ワイルドマジョラム」と呼ばれることもありますが、マジョラムよりも野性的な香りがします。
「ブルガリ種」の香り・味わいや使われ方
マジョラム種と比べると若干風味が落ちるものの、ハーブの香りが強く様々な用途に使われる品種です。新鮮なものと乾燥させたものがありますが、乾燥させたものは青臭さが取れてより香りがシャープになります。料理には乾燥させたものが適していて、肉料理やピザのスパイス、ドレッシングやソース材料として使われます。
トマトの風味と香りがよく合うのでトマト料理に使われることが多いです。また根茎より広く広がる特徴を持ち、枯れにくいためグランドカバーとして育てられることもあります。