ミントの使い方【30選】活用レシピや<虫除け・掃除>など料理以外への使い道も紹介!
ミントの使い方について知っていますか?実はミントの使い方はたくさんあります。今回は、<ペパーミント・スペアミント>の種類別の料理への使い方を紹介します。<掃除・虫除け>など料理以外への使い方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- ミントの種類別の料理への使い方は?
- 【ペパーミント】の料理への使い方・レシピ
- ①ペパーミントのシロップ
- ②キウイとペパーミントのスムージー
- ③トマトとアボカドのペパーミントサラダ
- ④チョコミント蒸しパン
- 【スペアミント】の料理への使い方・レシピ
- ①チキンのハーブソテー
- ②トマトソースのラム肉じゃが
- ③トマトスープうどん
- ④さんまの竜田揚げ
- ミントの料理以外の使い方はある?
- ミントの掃除への使い方は?
- ①キッチンクリーナー【ミント+酢】
- ②カーペットクリーナー【ミント+重曹】
- ③フレッシュミントウォーター【ミント+レモン】
- ミントの虫除けとしての使い方は?
- ①ミントの葉をちぎってまく
- ②虫除けスプレーにして使う
- ③玄関などでミントを育てる
- ④枕元にミントのサシェを置く
- ⑤ごみの表面にミントを撒く
- ⑥ミントの鉢で庭を囲む
- ⑦ミントの葉を肌にこすりつける
- ⑧タイムと一緒に育てる
- その他のミントの使い方は?
- ①入浴剤として使う
- ②日焼けした肌のケアに使う
- ③鼻詰まりを解消する
- ④靴の臭いの消臭に使う
- ⑤噛んで口臭対策に使う
- ⑥うがい薬に使う
- ⑦しゃっくり止め用のドリンクにする
- ⑧フェイスマスクを作る
- ⑨ミントでリンスを作る
- ⑩料理の飾り付けに使う
- ⑪足の消臭スクラブに使う
- ミント色々な方法で使ってみよう
ミントの種類別の料理への使い方は?

ミントは清涼感のある香りが特徴で、料理の飾り付けで見かける人も多いでしょう。実はミントにはいくつかの種類があって、主なものが以下の2種類です。
・ペパーミント
・スペアミント
その他にもアップルミントやオレンジミントなどのミントがありますが、ここからはペパーミントとスペアミントの料理への使い方を紹介します。
(*ミントの種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
【ペパーミント】の料理への使い方・レシピ
ペパーミントの特徴は鼻から抜けていく強い清涼感で、デザートや飲み物との相性がとても良いミントです。ここでは、ペパーミントの料理への使い方・レシピを4つ紹介します。
①ペパーミントのシロップ
ペパーミントを使ったシロップは、ペパーミントを大量消費したい方におすすめです。また、ペパーミントの中にアップルミントを少し加えるとりんごの甘い香りがほのかに広がります。さらに、オレンジミントなどの他のミントとの組み合わせも楽しむのも良いでしょう。
②キウイとペパーミントのスムージー
清涼感の強いペパーミントのスムージーは眠気覚ましにもぴったりで、果物も多く入っているのでペパーミントが苦手な方でも飲みやすい味わいです。ミキサーで材料を混ぜるだけで簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
③トマトとアボカドのペパーミントサラダ
さっぱりとした風味が特徴のペパーミントは、乾燥させてサラダと一緒に入れても美味しく食べられます。滑らかな舌触りが特徴のアボカドとの相性も良く、トマトの酸味とミントの風味がよく合う一品です。
④チョコミント蒸しパン
難しい工程が無いのでお子様と一緒に作るのもおすすめの、本格的なチョコミント蒸しパンのレシピです。また、ペパーミントの代わりにオレンジミントを使えばチョコと柑橘系の香りが合わさって、また違った風味のデザートになります。
【スペアミント】の料理への使い方・レシピ
ペパーミントよりも優しい香りと清涼感が特徴のスペアミントは、主に肉料理のソースに使われるミントです。清涼感の強いペパーミントと違い、食材本来の香りや味を邪魔しないスペアミントの特徴を生かした料理を紹介します。
①チキンのハーブソテー
スペアミントを加えたレモンバターソースはチキンソテーの良いアクセントになり、さっぱりと味わえます。見た目は本格的な料理ですが、作り方は非常に簡単で、スペアミントの香りが華やかさも演出するのでぜひ試してみてください。
②トマトソースのラム肉じゃが
和風の肉じゃがを、トマトソースとラム肉で中東風に仕上げたアレンジレシピで、野菜の水分だけで煮込むので濃厚な味になります。最後に乾燥スペアミントを散らすことで風味が一気に変わるので、ミントは必ず用意しておきましょう。
③トマトスープうどん
イタリアンな味に仕上げたトマトスープうどんは、トマトの酸味とスペアミントの香りが合わさって、夏でもさっぱり食べられるうどんです。材料を変えてアレンジできるので、冷蔵庫に余っている野菜の消費にも使えるレシピです。
④さんまの竜田揚げ
スペアミントをバルサミコ酢と一緒にソースとして使うことで、脂っこいさんまの竜田揚げをさっぱりと食べられるレシピです。ミントをアップルミントなどの他のミントやバジルで代用してもよく、このソースは野菜などにドレッシングとしてかけても美味しく食べられます。
ミントの料理以外の使い方はある?

ミントは種類ごとに適した料理への使い道があることはわかりましたが、料理以外の使い方はあるのでしょうか。ミントについて詳しく調べてみると、その香りなどには様々な効能があり、料理以外の実用的な使い方が多くあるとされています。以下では、ミントの料理以外の使い方を詳しく紹介します。
ミントの掃除への使い方は?

実はミントは掃除に役立つハーブで、ミントに身近なものを加えると、簡単に掃除用品を作れます。さらに、ミントを使うと部屋に爽やかな香りを与えられるメリットもあるようです。以下では、普段の掃除でミントを効果的に使う方法を紹介します。
①キッチンクリーナー【ミント+酢】
酢と混ぜたミントは、口に入っても安全なキッチンクリーナーになります。その場合はまず、容器にミントと柑橘類の皮を入れます。酢を火にかけて沸騰させた後、ミントと柑橘類の皮が入った容器に注ぎ、数日間寝かせましょう。数日後にミントと柑橘類の皮をこして、その液を水と1対1で混ぜたらキッチンクリーナーの完成です。
出来上がったものはスプレーボトルなどに移せば、スプレータイプのキッチンクリーナーとして活用できます。ミントと柑橘類の香りが合わさって、掃除後には部屋が爽やかな香りに包まれます。なお、ペパーミントは強い香りを持っているので、キッチンクリーナーとしてはスペアミントやオレンジミントの使用がおすすめです。
②カーペットクリーナー【ミント+重曹】
ミントと重曹を混ぜたものは、カーペットにこびりついた汚れや臭いを取るカ-ペットクリーナーとしての効果があります。作り方は簡単で、ミントを日陰に干してドライミントを作り、重曹と1対2の割合で混ぜるだけで完成です。これをカーペットの汚れや臭いの気になる場所に振りかけて、約3時間後に掃除機で吸い取りましょう。
③フレッシュミントウォーター【ミント+レモン】
ミントの一種のアップルミントとレモンは、水につけておくだけでフレッシュミントウォーターとして飲用できる上に、色々な場所の掃除にも使えます。作り方はアップルミントの新芽と薄切りにしたレモンを冷水につけ、冷蔵庫で約3時間置くだけです。
その後、アップルミントとレモンを取り除いてスプレーボトルに移し、テーブルやトイレを拭く際などに使いましょう。アップルミントだけでなくペパーミントやスペアミント、オレンジミントなどのミントでもフレッシュミントウォーターは作れるので、違った香りを試したい人はぜひ試してみてください。
ミントの虫除けとしての使い方は?

ミントには蚊やハエなどの害虫が嫌う香り成分のメントールが含まれているため、虫除けの効果も期待できます。市販の虫除け用品には健康を害する恐れがある成分も含まれているので、ミントはそういった面では安心です。ここでは具体的な虫除けとしての使い方を紹介します。
①ミントの葉をちぎってまく
ミントの葉はちぎってまくだけでも虫除け効果があります。具体的にはミントを半分にちぎり、玄関やベランダなどの虫が入ってきそうな場所にまいておくだけです。持続時間は1時間程度で、使用後は掃除をしてミントを取りましょう。
②虫除けスプレーにして使う
市販の虫除けスプレーは発がん性物質が含まれる可能性があると言われ、最近では体への悪影響が懸念され始めています。
そういった懸念が無いのがミントを活用した虫除けスプレーで、ミントを消毒用エタノールと精製水と混ぜるだけと、作り方も簡単です。ミントに含まれる香り成分のメントールはノミの予防にも役立つので、ミントの虫除けスプレーはペットの虫除けにも役立ちます。
③玄関などでミントを育てる

ミントは置くだけでも虫除けになるので、虫が入ってきやすい玄関やベランダなどでミントを育てる方法もおすすめです。さらに害虫だけでなくネズミなどの害獣対策にもなります。ミントは日当たりが良い場所であれば、さらによく成長し、強い香りを出します。
玄関に置けば、外から入ってくるウイルスや菌対策にもなるので、風邪が流行する冬場などには抗菌作用があるペパーミントやオレンジミントなどを玄関に置くのも良いでしょう。
④枕元にミントのサシェを置く
夏場には寝ている間に蚊に刺されて、翌朝かゆくなった経験がある人も多いでしょう。その場合には市販の虫除けを使うのも良いですが、枕元にサシェと呼ばれる匂い袋に刻んだミントを入れて置いておくだけでも虫除け効果があります。
ミントはスペアミントやオレンジミントなど種類によって香りが違い、リラックス効果も期待できるので、お気に入りのミントの香りを選んで睡眠の質の向上にも役立てましょう。
⑤ごみの表面にミントを撒く
ミントは、キッチンの生ごみ用のごみ箱や三角コーナーなどに湧くコバエ対策にも利用できます。その場合はミントをちぎって香りを出し、ごみの表面をちぎったミントで軽く覆います。ミントにはコバエの発生や増殖を抑える効果だけでなく、消臭効果もあるのでおすすめです。
⑥ミントの鉢で庭を囲む

夏場になると、庭に蚊やハエなどの害虫が増えてくる家庭が多くあります。庭全体で虫が気になるのであれば、ミントの鉢で庭を囲むことで虫除けができます。あるいは、庭の複数の箇所にミントを植えておくのも良いでしょう。ミントの鉢で虫除けをして、庭での食事や外遊びを楽しんでください。
⑦ミントの葉を肌にこすりつける
虫除けスプレーを作るのが面倒な場合などには、ミントの葉を直接肌などにこすりつけても虫除け効果があります。ミントの葉はこすることで香りが出て、虫を寄せ付けない効果があるメントールを出します。その場合はミントをできるだけしっかりこすりつけるようにするのがポイントです。
ただし、効果は1時間程度で切れてしまうので、1時間程度経ったら再度こすりつけてください。
⑧タイムと一緒に育てる
ミントは、同じく虫除け効果があるタイムと一緒に育てることで、蚊やハエなどの害虫はもちろんアライグマやシカなどの農作物に危害を加える動物による害の予防により役立ちます。この2つを一緒に育てるだけでなく、畑などの周辺に2つの葉をちぎって混ぜたものをまいておくのも効果的です。
(*ミントの効果について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
その他のミントの使い方は?

ここまで料理や掃除、虫除けでのミントの使い方を紹介しましたが、その他にも多様なミントの使い方があります。以下では、料理や掃除以外にもたくさんあるミントの使い方について詳しく紹介します。
①入浴剤として使う
ミントはお風呂に入れると、自然の香りが楽しめる入浴剤になります。入浴剤として使用する際は、ガーゼの中にミントの葉を入れ、口をタコ糸で結びます。その後、ミントをお風呂に浮かべて10分程度経てば、ミントの成分がお湯に溶け出して良い香りを楽しめるでしょう。
ミントはアップルミントやオレンジミントなどの種類によってそれぞれ香りが違うので、好みの香りを見つけてみてください。
②日焼けした肌のケアに使う
日焼け後はしっかりケアをしておかなければ、後々シミの原因にもなります。日焼け後にシミを作らないためにも、ミントを使ってケアをしましょう。特にベルガモットミントはシミを抑制する効果が期待できるとされているので、シミが気になる方にはおすすめのミントです。
日焼け後のケアに使う場合は、ミントの葉を15枚程度やぶって容器に入れた後に熱湯を200ml注ぎ、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やせば完成です。これを、日焼け後の肌にコットンでなじませるようにつけましょう。
③鼻詰まりを解消する

ミントの蒸気を鼻から吸うことで、鼻詰まりを解消する効果も期待できます。ミントを多めに耐熱ボウルに入れ、熱湯を注ぐと蒸気が出てきます。その蒸気を鼻からゆっくりと深呼吸をするように吸い込みましょう。途中で鼻水が出ることもありますが、悪いものが出ているサインなので、その都度鼻をしっかりかんでください。
なお、ペパーミントなどの香りが強いミントを鼻から一気に吸うとむせることもあるので、比較的香りの優しいスペアミントやオレンジミントなどを使うことをおすすめします。
④靴の臭いの消臭に使う
特に夏場は靴に汗の臭いが染み込んで、臭いが気になる人も多いでしょう。この気になる靴の臭いもミントを使えば、簡単に消臭できます。匂い袋やガーゼの中にミントを入れたものを2つ作り、臭いが気になる靴の中に入れて一晩置けば、ミントの消臭効果によって靴の嫌な臭いを抑えられるのでおすすめです。
⑤噛んで口臭対策に使う
食事をした後や寝起きの口臭が気になる場合は、生のミントを噛むだけで口臭を抑えられます。さらに、ミントには抗菌や抗ウイルス作用があり、虫歯や風邪を予防できるのもメリットです。
ペパーミントなどの入手しやすいミントでも十分効果はありますが、アップルミントなどにも同じように抗菌作用があります。口に直接入るものなので、お気に入りの香りのミントを見つけて試してみましょう。
⑥うがい薬に使う

市販のうがい薬の中には作用が強すぎるものもあり、子どもが間違えて飲み込んでしまうと健康を害するものもありますが、ミントのうがい薬なら子どもにも安全に使えます。作り方はミントに熱湯をかけて粗熱を取った後、ミントだけを取り除くだけです。ただし、あまり日持ちはしないので、2~3日置きに作るようにしましょう。
⑦しゃっくり止め用のドリンクにする
横隔膜が痙攣することで突然起こるしゃっくりには様々な止める方法がありますが、ミントで作ったドリンクもしゃっくりを止めることに役立ちます。ドリンクの作り方は、グラスの中ですりつぶしたミントの葉にお湯を注ぎ、レモン汁を数滴たらすだけです。熱すぎると火傷をしてしまうので、少し冷ましてから一気に飲み干しましょう。
⑧フェイスマスクを作る
ミントには肌荒れの改善や毛穴の引き締めなどの美容効果があるとされているので、そのミントの効果を生かしたフェイスマスクを作ってみるのもおすすめです。用意するのは、ミントの葉7枚と細かく刻んだ少量のきゅうり、ヨーグルト50mlとはちみつ大さじ1杯です。全ての材料をボウルでしっかり混ぜた後、肌全体に塗り、約20分おいてしっかり洗い流しましょう。
⑨ミントでリンスを作る

ミントで作るリンスは、頭皮の環境のケアに役立ちます。ミントのリンスはミントの葉に熱湯1カップを注いで粗熱を取り、ある程度粗熱が取れたらミントを取り出し、しっかりミントを絞れば出来上がります。そのお湯をシャンプーやコンディショナーの後のすすぎ湯として使用しましょう。
⑩料理の飾り付けに使う
ミントは見た目も可愛らしく、料理や飲み物の飾り付けにぴったりです。柑橘類の飲み物にはオレンジミント、りんごのデザートにはアップルミントなどのように、その料理に合ったミントを使えば見た目だけでなく香りも楽しめて一石二鳥です。
⑪足の消臭スクラブに使う
夏場の汗が染みついた足の臭いはかなりしつこく、石鹸できれいに洗ったつもりでもなかなか消えませんが、その際にはミントの消臭スクラブを作ってみると良いでしょう。スクラブはみじん切りのミントの葉を1/2カップ用意し、そこに海塩1カップとオリーブオイル50mlを混ぜることで作れます。できたスクラブを足の裏にしっかりこすり、お湯で洗い流してください。
ミント色々な方法で使ってみよう
ミントは定番のハーブティーはもちろん、料理や掃除など、使い方次第で数多くの利用方法があります。ミントは全世界で600種類以上もの種類があると言われており、それぞれ香りや効能も異なります。今回紹介したスペアミントとペパーミントだけでなく、様々なミントを普段の生活の中で活用してみてください。