オレガノとは?効果・効能や副作用は?料理などへの使い方も紹介!
【管理栄養士監修】オレガノとはどんなハーブか知っていますか?今回は、オレガノの効果・効能や副作用など取り入れる際の注意点も紹介します。〈アロマオイル・ハーブティー〉など、オレガノの使い方・取り入れ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
オレガノとは?どんなハーブ?
私たちの身のまわりにはミントやローズマリーなど沢山の種類のハーブがあります。オレガノもそのひとつですが、どのようなハーブなのでしょうか。ここでは、オレガノの特徴について解説していきます。
オレガノの特徴
オレガノはシソ科の多年草で、ヨーロッパの地中海地方が原産であり、強い清涼感のある香りが特徴のハーブです。オレガノは大きく3種類に分けることができ、中でも苦みや辛味、強い風味のある「オリガヌム類」は食用として料理などに広く使われています。なお、一般的に知られているオレガノはオリガヌム類のワイルドマジョラムと呼ばれる品種です。
次に、辛味と甘味両方の香りが感じられる「マヨラナ属」はオレガノの近縁種であり、オレガノ(オリガヌム類)の代わりとして用いられます。スイートマジョラムやポットマジョラムが代表的な品種と言えるでしょう。最後に「アマラクス類」ですが、これは花や葉が綺麗なケントビューティーなどが分類され、主に観賞用として楽しまれています。
(*オレガノの花言葉や種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
オレガノの効果・効能は?
オレガノは古代ギリシャ・ローマ時代より料理だけではなく、薬用としても広く使われてきました。ここでは、オレガノを摂取することで人間の身体にどのような効果・効能があるのかを詳しく解説していきましょう。
①整腸効果
オレガノには整腸効果があると言われており、摂取することで胃腸の調子を整えて、消化を促進させる働きが期待されます。そのため食べすぎによる消化不良や、胃の調子が悪い時などにはオレガノをお茶にするなどして摂取すると良いでしょう。
②殺菌・抗菌効果
オレガノを抽出したオレガノオイルは天然の抗生剤と例えられるほど殺菌・抗菌作用に優れています。オレガノの香り成分に含まれる「チモール」と「カルバクロール」と呼ばれる抗菌・抗ウイルス成分によって風邪予防やノロウイルスなどの予防に役立ちます。
③抗酸化作用
オレガノには抗酸化作用をもつ「チモール」という成分が含まれます。ハーブの中でもオレガノは強い抗酸化作用をもっており、抗酸化作用によって体の老化、酸化を予防することが期待されます。
④鎮静作用
オレガノには神経を落ち着かせる鎮静作用があるとされており、神経性の頭痛や女性の月経の際に生じる痛みも緩和してくれます。また、筋肉の痙攣を静めたり、咳を抑えたりする効果もあるとされています。