ワインビネガーとは?バルサミコ酢との違いは?味わいや原料・作り方など比較して紹介!
ワインビネガーとはどんな調味料か知っていますか?今回は、ワインビネガーの〈名前の由来・味わい・原料・製造方法〉など特徴をバルサミコ酢と比較して紹介します。ワインビネガーの自宅での作り方や活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ワインビネガーとは?
スーパーには様々なワインビネガーが並んでいますが、それらの違いを説明できる人は少数派かもしれません。ここでは、ワインビネガーとは何かについて説明します。
ワインビネガーは原料「ぶどう」の果実酢
ワインビネガーとは、ぶどうを原材料とする果実酢をさします。一般的な穀物酢と比べると糖質もカロリーも低く、味も香りもフルーティーです。ワインビネガーを使った料理は、ワインとの相性が抜群なので、フランス料理やイタリアンを作る際におすすめです。
ワインビネガーの種類
ワインビネガーの種類には、以下のものがあります。
・赤ワインビネガー
・白ワインビネガー
つまりワインと同様に赤と白があり、用いる料理が異なります。赤ワインビネガーは豚肉や牛肉の煮込み料理に、白ワインビネガーは魚料理のソースに用いたり、鶏肉を煮込む際に使うのが一般的です。
またどちらのワインビネガーも、サラダのドレッシングに使用しても美味しく仕上がります。洋風料理を作る機会が多いなら、両方とも常備しておくと便利です。
(*白ワインビネガーについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ワインビネガーの効果・効能
ワインビネガーには、以下のような効果や効能があるとされています。
・疲労回復
・動脈硬化の予防
・高血圧症の予防
・糖尿病の予防
・アンチエイジング効果
・コレステロールの抑制
上記の効果や効能が見られるのは、ワインビネガーに含まれるポリフェノールや酒石酸、カルシウム、鉄分、カリウム、マンガンなどの栄養成分の働きによるものです。
中でもポリフェノールの抗酸化作用と、酒石酸による乳酸と呼ばれる疲労物質を分解する働きが健康効果につながっています。
ワインビネガーとバルサミコ酢の違いは?
外食する際には、ワインビネガーよりバルサミコ酢の名称を聞く機会の方が多いかもしれません。酸味を出すための調味料であることは共通していますが、この2つには違いがあります。ここでは、ワインビネガーとバルサミコ酢の違いを説明します。
①名前の由来・語源
ワインビネガーはフランス語でvinaigreと呼ばれますが、これはワインを意味するvinと、酸っぱいを表すaigreで成り立っています。ワインビネガーの語源は、このvinaigreです。一方のバルサミコ酢は、イタリア語で香りがよいことを意味するbalsamicoが語源とされています。そのためフランスにおいては、ワインビネガーがお酢の代名詞です。
②原料や製造方法
ワインビネガーとバルサミコ酢は、ブドウが原料であることは共通していますが、製造方法に違いがあります。ワインビネガーは搾汁して残ったブドウの果実を使用し、そこにワイン酵母を加えてもろみを作ることが最初の仕事です。
作ったもろみに酢酸菌を加えて、樽に入れて空気に触れる状態でアルコール発酵させていきます。アルコール発酵したワインビネガーにさらにワインを加え、熟成させるとの工程を何度もくり返し長期熟成させるのです。
バルサミコ酢はブドウの果実を圧縮して搾取した果汁を煮詰め、木の樽に詰めて熟成さます。バルサミコ酢は熟成の工程で自然に蒸散し量が減ってしまいます。そのため異なる木材で作った樽に何度か移し替え、風味を変化させながら作るのです。
③味わい・風味
アルコール発酵されているワインビネガーは、赤と白では風味が異なります。赤ワインビネガーはコクと深みがあり、白ワインビネガーはフルーティーな香りとさわやかな酸味が特徴です。
一方のバルサミコ酢は香り豊かで、さわやかで甘酸っぱい風味があります。バルサミコ酢を加熱させて酸を蒸発させると甘みが強くなるため、料理のソースとしても活用されているのです。