キサンタンガムとは?毒性・危険性はある?添加物としての特性・用途なども解説!
キサンタンガムとはどんな添加物か知っていますか?今回は、キサンタンガムの性質の特徴や〈食品・化粧品〉などへの添加物としての用途・役割を紹介します。キサンタンガムの毒性・危険性や、食品への使い方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
キサンタンガムに明確な毒性がないことはわかりましたが、安全性に全く懸念がないわけではありません。キサンタンガムに関わる懸念される危険性は以下の4つです。
・タンパク質によるアレルギー
・遺伝子組み換えのトウモロコシを使用
・大量摂取することで肥満や糖尿病になるリスクがある
・軟便や便秘になる
キサンタンガムには培養液由来のたんぱく質によるアレルギーの危険性が心配されています。精製する過程で除去しきれなかったトウモロコシのでんぷんに含まれるたんぱく質が、アレルギーの原因になる場合があるので、トウモロコシアレルギーがある人は注意が必要です。
また、原料となるトウモロコシは遺伝子組み換えのものが使用されている場合があります。遺伝子組み換え食品に関する危険性はまだすべてが解明されていません。
さらに、トウモロコシのでんぷんを含むキサンタンガムは大量に摂取すると肥満や糖尿病を引き起こす危険性があります。消化もしにくく、大量に摂取すると軟便や便秘になる可能性がある点も注意がいるでしょう。
キサンタンガムの食品添加物としての使い方・レシピ
キサンタンガムを食品添加物として使用する、具体的な使い方としてはどのようなものがあるでしょうか。ここでは自宅で使えるキサンタンガムのおすすめのレシピを紹介するので、キサンタンガムの特性を生かした使い方を試してみてください。
①グルテンフリーマフィン
キサンタンガムをグルテンフリーのお菓子に活用するレシピです。小麦粉を使わなくても生地に弾力や粘りがだせるので、ふっくらした食感が作れます。ブルーベリー以外の具材でアレンジして、オリジナルマフィンを作るのもよいでしょう。
②ところてん
のど越しが良く美味しいところてんのレシピです。ところてんならではの弾力を作るために、増粘剤の役割でキサンタンガムを加えましょう。冷やし固める時間を除けば調理時間も短く、料理が苦手な人でも手早く簡単にできるレシピです。
③ポン酢のジュレ
ポン酢にキサンタンガムでとろみをつけたジュレのレシピです。さらさらしたポン酢にとろみをつけることで、食材にポン酢がよくからみます。少量でも食材にしっかりポン酢がつくのでポン酢のつけすぎ防止にも効果的で、塩分を控えたい人にもよいでしょう。
キサンタンガムの過剰な心配は不要
キサンタンガムは、天然の多糖類で増粘剤として食品添加物に使用されていることが分かりました。毒性も少なく、一般的な量を摂取していれば肥満などの危険性もありません。とろみをつけて食べやすくしたり、食品の食感を良くしたりできる便利な添加物なので、ぜひ活用してみてください。