レモンバームはどんなハーブ?効果・効能は?使い方や活用レシピも紹介!
レモンバーム(メリッサ)はどんなハーブか知っていますか?今回は、レモンバームの香りなど特徴〜効果・効能や副作用についても紹介します。アロマオイル・ハーブティーなど、レモンバームの使い方・活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
レモンバームとは?

ハーブはハーブティーにしたり料理の香り付けにしたりと、香りを楽しめる使い方が多くあります。ハーブの一種であるレモンバームは、どのようなハーブなのでしょうか。ここでは、レモンバームの特徴と栄養成分についてみていきましょう。
レモンバーム(メリッサ)の生態・香りなど特徴
レモンバームは、シソ科の多年草で東地中海地方が原産地であり、ミツバチが集まることからメリッサとも呼ばれています。名前にもあるようにレモンに似たフレッシュな香りがすることから、レモンバームと名付けられています。
レモンバームにはレモンと同じ成分のシトラールが含まれており、ハーブティーや料理の香り付けにぴったりの爽やかな香りがするハーブです。
レモンバームの栄養成分
レモンバームには、以下のような栄養成分が含まれています。
・ビタミンC
・カリウム
・リン
レモンバームは、レモンと同じくビタミンCを多く含んでいることが特徴です。ただし、上記のような栄養成分よりもタンニン・ポリフェノール・フラボノイドなどの、香り成分の方が健康への効果や効能を発揮しやすくなります。レモンバームに含まれる精油成分の主成分はシトラールと呼ばれ、効能は抗菌作用・抗がん作用などです。
一方で、皮膚刺激がある成分なので発疹や炎症を起こす可能性もあります。特に敏感肌の人は、炎症が起きやすいこともあるので使用には注意してください。
レモンバームの効果・効能は?

レモンバームの特徴や栄養成分について紹介しましたが、レモンバームにはさまざまな効能があると言われています。ここではレモンバームを取り入れることで、どのような効果・効能があるのかを詳しく解説していきます。
①抗菌作用
レモンバームには、抗菌作用や抗ウイルス作用があると言われています。体の毒素を排出させる効能を持ち、アレルギーの改善や予防に役立てることができます。風邪やウイルスにも効果的であることから、上手くレモンバームを取り入れて予防対策をすると良いでしょう。
②気分をリフレッシュさせる
気分をリフレッシュさせたいときに、レモンバームを使うのもおすすめです。レモンバームは抗うつ作用の働きもあるといわれ、落ち込んだ気持ちを明るく前向きな気持ちにしてくれる効能があります。レモンバームのフレッシュで爽やかな香りを嗅ぐことで、緊張を和らげリラックスすることもできるでしょう。
③消化と食欲の促進効果
レモンバームは胃腸の働きを整え、消化器系の不調に働きかける効能があります。胃腸の不調を感じたときは、レモンバームのハーブティーを飲むことで効果を感じることができるでしょう。食べ物の消化を助け食欲を増進させる効能もあるので、食欲がないときにレモンバームを取り入れるのもおすすめです。
不調の予防にも役立つので、胃腸が弱い方はレモンバームを日々の生活の中で取り入れることで、胃や腸内の環境を整える効果も期待できます。
④血圧を下げる
レモンバームには血圧を下げる効能もあり、血圧が気になる人や高血圧を予防したい人にもおすすめのハーブです。血圧を調整する働きがあり、身体に負担をかけずに作用するので血圧が気になる人はレモンバームを活用すると良いでしょう。
レモンバーム以外にも血圧を下げる効能のあるハーブがあるので、他のハーブと一緒にブレンドしたハーブティーにするのもおすすめです。
(*レモンバームの効果・効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
レモンバームの使い方

レモンバームにはさまざまな効果・効能が期待できると分かりましたが、実際にどのような使い方をすればよいのでしょうか。ここでは、レモンバームの使い方のポイントとレモンバームに合う料理をみていきましょう。
レモンバームを使う際のポイント
以下は、レモンバームの主な使い方になります。
・料理の香り付けとして使う
・ハーブティーとして使う
・入浴剤にする
・サシェとして使う
レモンハーブはフレッシュで爽やかな香りが特徴なので、香りを活かした使い方をすることがポイントです。料理の香り付けやハーブティーにするなど人気の使い方の他に、入浴剤にしたりサシェにしたりする方法もあります。レモンバームの入浴剤は温かいお湯につかりながら、ハーブの爽やかな香りでリラックス効果を期待できます。
乾燥させたレモンバームはサシェとしてクローゼットや部屋に飾ることで、上品な香りが漂って身も心も癒されるでしょう。
レモンバームが合う料理
下記は、香り豊かなレモンバームと相性の良い料理の一部です。
・サラダ
・肉料理
・魚料理
・紅茶
・焼き菓子
フレッシュハーブは、サラダと相性抜群で上品な香りが爽やかなサラダに仕上げてくれるでしょう。レモンハーブは、肉や魚の臭みをとる効果もあるので肉料理や魚料理に使うのもおすすめです。
レモンバームを使う際の注意点は?副作用ある?

レモンバームの使い方を紹介しましたが、レモンバームを使う際の注意点や副作用などはあるのでしょうか。ここでは、レモンバームの副作用について解説していきます。
妊婦さんのレモンバームの使用は控えた方が良い
妊娠中はカフェインを避けることから、ノンカフェインのハーブティーを飲む人もいるでしょう。レモンバームには、悪阻を軽減させる嬉しいメリットがあります。一方で、子宮を収縮させる働きや女性ホルモンに作用する働きもあるため、早産や流産に繋がるリスクが考えられます。
妊娠中はあらゆるリスクを回避し早産や流産を予防するためにも、妊婦さんはレモンバームの使用を控えると良いでしょう。
レモンバームの活用レシピ
ここでは、レモンバームを使ったおすすめのレシピをいくつか紹介します。ハーブティーや料理の香り付けに使われることが多いレモンバームは、用途によって生のものや乾燥のものを使い分けると良いでしょう。
①レモンバームティー
水とフレッシュな生のレモンバームで作る、香り豊かなハーブティーのレシピです。アイスでもホットでも飲むことができ、レモンバームの香りでリフレッシュすることができます。生のレモンバームは、新鮮で茎や葉がしっかりしているものを選ぶと良いでしょう。
②レモンバームのクッキー
乾燥のレモンバームを使って作る、レモンバームのクッキーのレシピです。レモンバームの爽やかな香りがアクセントとなって、サクサクのクッキーがより美味しくなります。レモン汁も入れることによって、レモンの風味が強くなり香り豊かなクッキーに仕上がるでしょう。
③レモンバーム紅茶
このレシピは、レモンバームのシロップと紅茶が相性抜群のレモンバーム紅茶です。レモンバームシロップのレシピは、別で記載されているので参考にしてみてください。レモンバーム紅茶を飲んで、日頃の疲れを癒しましょう。
④レモンバームで鮭のムニエル
お菓子やハーブティーに使えるレモンバームは、魚料理にも使うことができます。ふっくらとした鮭とレモンバームの香りがマッチして、少し贅沢な鮭のムニエルになります。オリーブオイルで先に香りをつけることで、より風味の引き立つムニエルになるでしょう。
レモンバームの保存方法

レモンバームを保存する際は、以下のポイントに注意しましょう。
・生で使う場合は、湿ったキッチンペーパーで包んで保存する
・乾燥させる場合は、水気を拭き取り風通しの良いとことで一週間ほど吊るしておく
・短い時間で乾燥させたい場合は、キッチンペーパーの上に並べて電子レンジで加熱する
・すぐに使わない場合は、冷凍庫に入れて保存しておく
レモンバームは香りがすぐに飛んだり、傷んだりしてしまうので生で使う場合は2〜3日以内に早めに使うようにしましょう。それより長く保存させたい場合は、乾燥させるか冷凍庫に入れて保存するのがおすすめです。乾燥させる際は電子レンジを使うこともできますが、天日干しをすることでより深みのある香りにすることができます。
レモンバームは家庭菜園でも栽培することができるので、自身で育ててみるのも楽しいでしょう。摘み立てのフレッシュな香りを楽しんだり、乾燥させて入浴剤に入れたりさまざまなレモンバームの使い方をしてみてください。
レモンバームを使ってみよう
レモンバームは抗菌作用や高血圧を予防するなど、さまざまな効果と効能があることがわかりました。今回は使い方の注意点やレモンバームを使ったレシピも紹介したので、自身に合う使い方でレモンバームを取り入れてみましょう。