食卓塩とは?味・成分は食塩と違いある?体に悪いと言われる理由も解説!
食卓塩(しょくたくえん)とはどんな塩か知っていますか?今回は、食卓塩の〈成分・作り方・原料・味わい〉など特徴を食塩と違いを比較しながら紹介します。食卓塩の使い道や、なぜ体に悪い・危険と言われるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
食卓塩に限らず、塩分の主たる成分である塩化ナトリウムの取り過ぎは体に悪いです。塩分を取り過ぎることで下記のような悪影響が及ぼされる危険があります。
・高血圧症になる
・心臓病や脳卒中を誘発する
・腎臓に負担をかける
塩分の取り過ぎによって高血圧症になるリスクは高くなり、さらにその結果として動脈硬化が進行し、最悪の場合心臓病や脳卒中に陥る危険もあるのは事実です。また、塩分は水分を吸収する性質を持つため、塩分を摂り過ぎると体内の水分バランスが崩れてしまいます。結果として、体内の水分量を調整する機能を持つ腎臓にも負担がかかります。
塩分を取り過ぎた時の対処法
もし、塩分を取り過ぎてしまったときは下記のような対処をするのがおすすめです。
・カリウムの多い食品を摂取する
・運動をする
・水分を多く取る
カリウムには、体内の余分な塩分を体外に排出してくれる働きがあります。ほうれん草や大豆、りんごなどがカリウムを多く含む食品のため、塩分を摂り過ぎたと感じた時には積極的に摂取しましょう。
ほか、運動をして汗をかくことで塩分が体外に放出されるため、塩分を摂り過ぎた時には適度な運動も必要です。また、塩化ナトリウムは細胞内の水分を細胞外に排出させてしまうため、細胞内の水分が枯渇します。水分を多く取ることで、これを解消することも大切です。
食卓塩の使い道・使い方は?
食卓塩は食塩とは作り方や成分、味わいが違うことが分かりましたが、具体的にどのような場面で使うとよいのでしょうか。食卓塩が合う場面と合わない場面について紹介するので、これを機に使い分けられるようになるとよいでしょう。
食卓塩が合う場面と合わない場面
食卓塩は、その名の通り、食卓でサラダや漬物に振って使うと美味しく食べられます。食べる直前に振りかける事でより旨味を感じる事が出来るでしょう。
逆に、調理をする際には向いていないと言われています。理由は、食卓塩に含まれる炭酸マグネシウムが水を濁らせてしまうからです。また、旨味成分のグルタミン酸ナトリウムは直接口にすることでのみ感じる事が出来、調理に使用しても感じる事が出来ないそうです。調味料として用いるのは食塩の方が向いていると言えるでしょう。
食卓塩のサラサラが固まった時の対処法も紹介!
食卓塩は通常はサラサラとしていますが、保存状態などによって固まってしまうこともあります。ここでは、食卓塩が固まってしまったときの対処法について説明します。
食卓塩をレンジでチンすればOK
食卓塩が固まってしまう原因は、外気に含まれる湿気などの水分を食卓塩が吸い込んでしまうためです。固まってしまった場合は、この水分を取り除くために食卓塩を電子レンジで加熱してみましょう。そうすることで食卓塩の水分が飛び、サラサラの状態に戻すことが出来ます。なお、加熱し過ぎると食卓塩が焦げてしまうため様子を見ながら温めるのが良いでしょう。
ラップをかけずに20秒から30秒程度温めて見て、足りなさそうであれば追加で温めてみて下さい。
(*固まった塩をサラサラにする方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
食卓塩の特徴を知っておこう
食卓塩とは、塩化ナトリウムに炭酸マグネシウムなどを添加して作られる塩の事であり、旨味成分が含まれているため食べる直前に振りかけるのが良いことが分かりました。なお、食塩も塩化ナトリウムが大半を占める成分ではありますが、食卓塩とは製法や味が若干異なります。食卓塩と食塩の違いを理解して上手に使い分けましょう。