合成着色料「青色1号・2号」とは?用途例や発がん性はないか危険性についても紹介!
【管理栄養士監修】青色1号はどんな合成着色料か知っていますか?今回は、青色1号の原料など特徴や、使用基準や成分に発がん性など危険性はないのか紹介します。青色1号と同じ青系の着色料「青色2号」とともに、使われ方・用途例も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
青色2号は発がん性が疑われ国によっては禁止されている
青色2号は発がん性が疑われることから、国によっては使用を禁止されています。しかし日本では使用できる食品に制限はかけているものの、その使用量については明確な規定を設けていません。これは、青色2号の発がん性が立証されていないことが理由です。
一方で青色2号の1日の摂取許容量は定められており、体重1kgに対して5mgとしています。安全が担保されていないことを考えると、青色2号の摂取については注意した方がよいと考えられます。
青色1号・青色2号の使い方は?
青色1号と青色2号は色も違うことから、用途も異なっています。また単色で使われるだけでなく、他の食用色素を混ぜて使われることも珍しくありません。ここでは、青色1号と青色2号の使い方について説明します。
青色1号・青色2号が使われている商品の例
青色1号と青色2号が使われている商品例は、以下の通りです。
・青色1号/清涼飲料水、お菓子、かき氷のハワイアンブルーのシロップ、ソーダ味のキャンディ並びにアイス、野菜の漬物、ゼリー
・青色2号/冷菓、和菓子、焼き菓子、入浴剤、化粧品
青色2号は前述した通り、使用できる食品についての制限があります。具体的にはカステラやきなこ、魚肉や鯨肉並びに食肉の漬物、昆布類、食肉、スポンジケーキなど、様々な食品に使用してはいけないと定められています。
青色1号・青色2号など着色料について知っておこう
今回は青色1号・青色2号の原料などの特徴のほか、その使用基準や発がん性などの危険性について紹介しました。青色1号や青色2号は合成着色料なので、健康を害する危険性が全くないと断言はできません。知識をもって、適度に利用することをおすすめします。
川目ゆか
管理栄養士
着色料には合成着色料と天然着色料があります。合成着色料は前述した通りで、天然着色料は抽出する段階で添加物など科学的に処理されているため、完全に自然な成分と言えず、安心とは限りません。