コチニール色素の原料は虫?アレルギーなど危険性は?スタバ商品でも使われていたって本当?

コチニール色素とはどんな食品添加物か知っていますか?実は原料が「虫」と知ったら驚くひとが多いでしょう。今回は、コチニール色素の原料や食品表示のほか、使用基準と実際の使われている製品について紹介します。コチニール色素の危険性についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. コチニール色素(カルミン酸)とは?
  2. 【閲覧注意】コチニール色素は原料の虫から抽出される色素
  3. コチニール色素の食品表示
  4. コチニール色素の使用基準と用途
  5. コチニール色素が使用されている製品
  6. コチニール色素が使用できない食品
  7. コチニール色素の危険性は?アレルギー症状あり?
  8. コチニール色素は天然由来のため危険性は低いとされている
  9. コチニール色素でアレルギー症状が出る場合もある
  10. コチニール色素について知ろう

コチニール色素(カルミン酸)とは?

コチニール色素とは主に着色料になる食品添加物の一つですが、詳しい原料について知っている人は少ないでしょう。ここではコチニール色素の原料と使用されている製品への表示のされ方について、詳しく説明していきます。

【閲覧注意】コチニール色素は原料の虫から抽出される色素

出典:https://twitter.com/180Notteru/status/733216160200581120?s=20

コチニール色素の原料となるのは、ラックカイガラムシやコチニールカイガラムシと呼ばれる虫になります。特定のサボテンに寄生する小さな虫であり、染料として利用されるのは成虫のメスのみです。これらの虫を乾燥させ、温水などで抽出することでコチニール色素は作られています。

主な成分はカルミン酸という物質で、ヨーロッパの方では中世の時代からすでに染料として利用されていました。カルミン酸はphによって色味が変わり、酸性はオレンジ中性は赤、アルカリ性では赤紫色に発色します。主な養殖池は南米であり、その中のペルーでは90%以上ものコチニール色素が生産されています。

コチニール色素の食品表示

世界各国で利用されているコチニール色素ですが、表示の仕方には国によって差があります。アメリカでは今のところ規制はなく、表示の義務はありません。しかしヨーロッパや日本では、コチニール色素を含む製品には食品添加物として成分表示欄に記載する必要があります。これは日本の飲食の安全にかかわる法律である、食品衛生法によるものです。

また着色料として幅広く使用されるコチニール色素ですが、製品によっては違う名前で表示されていることもあるため注意が必要です。食品に添加されている場合はカルミン酸やカルミン酸色素と表記され、医薬品や化粧品などにはカルミン、カルミン被覆雲母チタンと記されていることもあります。添加物をチェックする時は、見落とさないように気をつけてください。

コチニール色素の使用基準と用途

様々な製品の着色に使用されるコチニール色素ですが、どのような製品に使われているのでしょうか。ここでは主なコチニール色素が使用されている製品例と、使用できない食品についてを紹介します。

コチニール色素が使用されている製品

コチニール色素は熱に強く発色がよいので、見た目を美しくするために様々な製品に使われる着色料です。食品を含め、以下のような製品によく使用されています。

・かまぼこ
・ハムなどの加工肉
・ジュース、酒
・和菓子や洋菓子
・化粧品(アイシャドウ、口紅、マニキュア)
・錠剤など医薬品
・絵の具やインク
・衣料品


食べ物の場合、着色した色からその食品の味がイメージできるように使用されることが多いです。また飲料の例では、過去にコーヒーチェーンのスタバやイタリア産のリキュールであるカンパリにも使用されたことがあります。スタバで使われていたのはストロベリーフラペチーノで、鮮やかなピンク色に着色するために使用されていました。

しかしスタバでは原料に虫を使用することはお客のニーズに合わないとして、現在は違う着色料を使用しています。イタリアのカンパリも2007年に同じく、着色料を変更したうえで現在も販売中です。

コチニール色素が使用できない食品

コチニール色素は添加物として様々な加工食品の着色に使用されますが、すべての食品に使用できるわけではありません。主な例として、下記の食品にはコチニール色素で着色することができないとされています。

・海苔や昆布などの海藻類
・鮮魚や貝類
・食肉
・野菜や豆類
・お茶


このような生鮮物の着色にコチニール色素を使用することはできず、同じ着色料であるカラメル色素も同様です。ちなみにタンパク質を多く含む食品にコチニール色素を使用することはできますが、紫色に染まり色合いが良くないため、ミョウバンや色調安定剤を加えて調整する必要があります。

コチニール色素の危険性は?アレルギー症状あり?

食品添加物と聞くと体に悪く、危険なのではないかと感じる人も多いでしょう。皮膚に触れるものにも多く含まれているコチニール色素ですが、人体には影響はないのでしょうか。ここではコチニール色素の危険性と、アレルギー症状の有無について説明します。

コチニール色素は天然由来のため危険性は低いとされている

コチニール色素は自然界にある虫を原料とした天然の着色料であるため、科学的に作られた合成着色料より安全性は高いとされています。とはいえ化粧品など肌によく触れる製品にも多く使用されるため、日本では虫の成分を低減化する処理をしてより安全性を高めるよう工夫されています。

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