ビーフシチューの保存方法・期間は?冷凍で長持ち?解凍のコツも紹介!
ビーフシチューの正しい保存方法をを知っていますか?次の日食べるのなら常温保存でもいいのでしょうか?今回は、ビーフシチューの〈冷蔵・冷凍〉で日持ちする保存方法や賞味期限の目安にくわえ、ムラをなくす解凍のコツも紹介します。ビーフシチューが腐った時の見分け方や保存容器のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ビーフシチューの日持ちする保存方法は?
- ビーフシチューの常温保存は食中毒の恐れがあるため絶対NG
- 保存予定の期間次第で冷蔵・冷凍どっちにするか決めるのがおすすめ
- ビーフシチューの冷蔵での保存方法は?
- ビーフシチューを鍋に入れたまま保存するのは避けた方がいい
- ビーフシチューの正しい冷蔵での保存方法
- ビーフシチューの冷凍での保存方法は?
- ビーフシチューを冷凍する際のポイント
- ビーフシチューの冷凍での保存方法
- 冷凍ビーフシチューの解凍方法は?
- 電子レンジか湯煎で解凍してOK
- 解凍したビーフシチューがボソボソしてた時の対処法
- ビーフシチューが腐る・賞味期限切れるとどうなる?
- ビーフシチューの冷凍保存におすすめな容器
- Joseph Joseph (ジョセフジョセフ) ネストロック 保存容器(880円)
- ビーフシチューを正しく保存しよう
ビーフシチューの日持ちする保存方法は?

ビーフシチューは一度にたくさん作ることが多い料理ですが、余ったビーフシチューはどのように保存すればよいのでしょうか。この記事では、ビーフシチューの保存方法や、おすすめの保存容器などを紹介します。
ビーフシチューの常温保存は食中毒の恐れがあるため絶対NG
ビーフシチューが残っても、常温のまま保存するのは食中毒を引き起こす恐れがあるのでやめましょう。ビーフシチューを常温保存すると、ウェルシュ菌とよばれる食中毒の原因となる菌の繁殖につながります。
ウェルシュ菌はあらゆる食品にいる常在菌で、常温で増殖し加熱しても死滅しません。夏場であれば約半日、冬でも約一日程度で増殖し、食中毒を引き起こします。ウェルシュ菌による食中毒の被害者は年間1000人以上にのぼるもので、珍しいことではありません。ビーフシチューが残っても常温保存は避け、この後紹介する正しい方法で保存しましょう。
保存予定の期間次第で冷蔵・冷凍どっちにするか決めるのがおすすめ
ビーフシチューを保存するときは、保存したい期間によって冷蔵保存か冷凍保存かを決定するのがおすすめです。
・冷蔵保存:1~2日程度
・冷凍保存:2か月程度
ビーフシチューを作ってから、1~2日程度の保存であれば、冷蔵保存が向いています。ジャガイモなどの野菜は傷みやすい食材ですが、冷蔵庫でしっかり保存すれば翌日でも美味しく食べられるでしょう。より日持ちさせたいときは冷凍保存がおすすめで、冷凍で保存すれば2か月程度保存できるので作り置きにも役立ちます。
ビーフシチューの冷蔵での保存方法は?

ビーフシチューを1~2日程度保存するには冷蔵保存が向いていることはわかりましたが、具体的な冷蔵保存の方法はどうすればよいでしょうか。ここでは、ビーフシチューの冷蔵保存の方法やポイントを紹介します。
ビーフシチューを鍋に入れたまま保存するのは避けた方がいい
ビーフシチューを冷蔵庫で保存するとき、鍋のまま保存するのは避けた方がよいでしょう。鍋にふたをして冷蔵庫で保存しても密閉性が低く、ビーフシチューが空気に触れて酸化しやすくなります。ビーフシチューは鍋のまま粗熱を取った後、しっかり密閉できる容器に入れて冷蔵保存するのがおすすめです。
ビーフシチューの正しい冷蔵での保存方法
ビーフシチューの正しい冷蔵保存の方法を紹介します。
1.ビーフシチューを急速に冷やし、粗熱を取る
2.密閉できる容器に移し替えて冷蔵庫で保存する
ビーフシチューは冷蔵庫へ入れる前にしっかり粗熱を取ることが大切です。熱いまま保存すると、冷えるまで時間がかかるのでビーフシチューも傷みやすくなるばかりか、庫内の温度が上昇して他の食品の質の悪化を招きます。
鍋のまま氷を張ったボウルに入れて急速に冷やすか、金属製のバットに移し替えて下から氷水をあてて冷やすと素早く粗熱が取れるでしょう。これらの方法で急速に冷やすと菌の増殖も抑えられます。このようにして冷蔵保存したビーフシチューの賞味期限は前述した通り1~2日ですが、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
ビーフシチューの冷凍での保存方法は?

ビーフシチューを冷凍保存するときの方法を紹介します。ビーフシチューは冷凍で保存すると冷蔵保存よりも日持ちが良くなるので、大量に作り置きしたいときに向いています。
ビーフシチューを冷凍する際のポイント
ビーフシチューを冷凍保存するときのポイントは、以下の4つです。
・じゃがいもやにんじんを使わない
・急速冷凍を利用する
・保存容器が色移りしないようにする
・使う分だけ解凍できるように小分けする
ビーフシチューを冷凍するときは、じゃがいもやにんじんなどの根菜類は使わないほうがよいでしょう。じゃがいもやにんじんなどの野菜は水分が多く、解凍した時に繊維が壊れて食感が悪くなります。じゃがいもやにんじんなどの野菜を入れたい場合は、つぶして混ぜるのもおすすめです。
また、冷蔵保存と同じように、急速に冷やすほうが菌の増殖が抑えられます。なお、保存容器にビーフシチューが色移りすることがあるので、気になる場合はあらかじめ容器の底にラップを敷いておいてください。
ほか、大量のビーフシチューをまとめて冷凍すると食べる際に解凍と冷凍を繰り返すことになり衛生面でも良くないので、一度に使う分量に分けて冷凍しておくのが基本です。
ビーフシチューの冷凍での保存方法
より詳しいビーフシチューの冷凍保存の方法を紹介します。
1.ビーフシチューの粗熱を取る
2.密閉できる保存容器またはジップロックなどのジッパー付き保存袋を用意する
3.保存容器に色移り防止のラップを敷く
4.ビーフシチューが空気に触れないように、上からラップでとじてふたをする
5.アルミホイルで容器を包み、金属製のトレーに乗せて急速冷凍する
ビーフシチューは冷蔵保存と同じように、粗熱を取って一度に使う分に小分けにしますが、その際ジップロックのようなジッパー付きの保存袋を使うと便利です。保存容器の場合は、容器に入れた後はできるだけビーフシチューが空気に触れないようラップを上からぴったり覆いましょう。その上から密閉容器のふたをすると、空気に触れにくく劣化を抑えられます。
密閉容器や保存袋をアルミホイルで包み、金属製のトレーに乗せることで熱伝導率の高さを利用して急速冷凍が可能です。菌の増殖や酸化を抑えて冷凍できるので、賞味期限も2か月ほどにまで延びます。
冷凍ビーフシチューの解凍方法は?

冷凍したビーフシチューの正しい解凍方法を紹介します。上手に冷凍したビーフシチューを正しい方法で解凍して、出来立てのおいしさを味わいましょう。
電子レンジか湯煎で解凍してOK
密閉容器に入れて冷凍したビーフシチューは電子レンジか湯煎でで解凍するのがおすすめです。特にジッパー付き保存袋に入れて冷凍した時は湯煎で解凍するのが便利ですが、保存袋が直接鍋に触れると袋が溶けてしまう恐れがあるので、金属製のざるに保存袋を入れ湯煎にかけます。
電子レンジの場合は容器のふたを少しずらして、電子レンジで温めます。このとき、加熱ムラができないように途中で何度かかき混ぜるとよいでしょう。また、時間があるときは冷蔵庫へ移し替えて自然解凍をしてから、鍋で温めなおしてもうまく解凍できます。
解凍したビーフシチューがボソボソしてた時の対処法
解凍したビーフシチューがボソボソした食感になってしまったときは、少し水か牛乳で全体を伸ばすとよいでしょう。水分を加えて全体を良くかき混ぜてから、再度温めなおすと、ボソボソした食感がなくなりなめらかになります。
ビーフシチューが腐る・賞味期限切れるとどうなる?

ビーフシチューを正しく保存できずに腐らせてしまったときは、以下のような特徴がみられます。
・すっぱい匂いがする
・ねばねばしている
・カビが生えている
・味やにおいに違和感がある
腐ったビーフシチューは、すっぱい匂いや、通常のビーフシチューには見られないねばねばとした糸が引くなどの異変が見られます。それ以外にも、不自然な異臭や味に違和感を感じたときは食べずに処分しましょう。表面にカビが生えている場合も、目に見えるカビ以外の部分も腐っている可能性が高いので食べずに処分します。
ビーフシチューの冷凍保存におすすめな容器
ビーフシチューの冷凍保存に便利な保存容器を紹介します。保存しやすい容器があれば、たくさん作り置きしても安心して冷凍保存ができるので、参考にしてください。
Joseph Joseph (ジョセフジョセフ) ネストロック 保存容器(880円)
おしゃれなデザインと機能性で人気のジョセフジョセフの保存容器です。スタッキング可能なタッパーで、冷凍保存もでき、電子レンジの加熱にもそのまま使えます。密閉性が高く液漏れやにおい移りも防げる容器で、万が一冷凍庫の中で傾いても安心です。
ビーフシチューを正しく保存しよう
ビーフシチューは少量作るより、一度なたくさん作る機会が多い料理です。しかし、作りすぎて余ったときは正しく保存する必要があります。紹介した保存方法を参考にして、美味しいビーフシチューを長く楽しんでみてください。