白玉ねぎの特徴は?品種別の旬・主産地や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】白玉ねぎとはどんな玉ねぎか知っていますか?茶色い玉ねぎとの違いはあるのでしょうか。今回は、白玉ねぎの種類別の〈旬&収穫時期・産地〉や栄養価のほか、保存方法についても紹介します。白玉ねぎの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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白玉ねぎとは?どんな玉ねぎ?
玉ねぎといえば知らない人がいないぐらい身近な食材ですが、その一つである白玉ねぎとはどのような玉ねぎなのでしょうか。同じ玉ねぎでも品種によって旬の時期や産地、栄養価など異なった特色があります。ここでは白玉ねぎと、その他の色の玉ねぎについて紹介します。
白玉ねぎは「新玉ねぎ」の1種
白玉ねぎは「新玉ねぎ」の1種として知られているもので、春先の限られた時期にしか食べることができません。外皮が薄くて白く、黄玉ねぎと比べて水分が多くみずみずしいことが特徴です。辛味が少なく甘みがあるので、生食にも向いています。
白玉ねぎと普通の玉ねぎの違い
白玉ねぎと普通の玉ねぎの大きな違いは水分量です。白玉ねぎは皮が薄くてみずみずしく、果肉が柔らかいことが特徴です。辛味が少なく水にさらす必要がないため、オニオンスライスやサラダとして生のまま食べるのに向いています。一般的な白玉ねぎは2月から4月の春先に出回るものが多いです。
一方、国内で最も市場に出ている玉ねぎが黄玉ねぎで、皮は薄茶色の球形に近い品種です。果肉は硬く締まっており、辛味が強いことが特徴です。貯蔵性が高いため収穫後は保管庫で保存され、地域によって収穫時期や出荷時期をずらしながら安定的に流通しています。
ちなみに、皮が赤紫の赤玉ねぎは、紫玉ねぎやレッドオニオンともよばれる玉ねぎです。赤い色はアントシアニン色素によるもので、甘味があるので生食に向いています。一般的に5月から7月頃が収穫時期ですが、地域によっては秋頃出荷されるものもあります。
(*玉ねぎの種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
白たまねぎは辛みのほか刺激臭も少ない甘いたまねぎなので、塩もみの工程などを省いても生で美味しくいただけます。
白玉ねぎの種類別の旬と主産地
ここまで白玉ねぎと普通の玉ねぎの違いや特徴について解説しましたが、白玉ねぎにはどのような品種があるのでしょうか。ここでは白玉ねぎの品種やその産地、旬や味の特徴について紹介します。
①真白(ましろ)
旬・収穫時期:8月上旬から9月中旬頃
主産地:北海道 (北見地方)
北海道北見地方で栽培されている白玉ねぎで、販売期間が限られているためほとんど見かける機会のない貴重な品種です。実は締まってシャキシャキしており、甘味があるので生でも美味しく食べられます。春先に出回る一般的な白玉ねぎと異なり夏頃に出荷されることが特徴です。
②愛知白早生(あいちしろわせ)
旬・収穫時期:2月から4月頃
主産地:愛知県 (東海市)
明治の初期に導入された歴史のある品種で、フランスの品種の改良種と言われています。現在は主に東海市で栽培されており、通常の玉ねぎよりも早期の出荷が可能なため、特に昭和の戦前・戦後には東海市を中心に知多半島の特産として広く栽培され重宝されていました。サラダに向いた甘い品種で、葉の部分は葉ネギとして使用することもできます。