メープルシロップにカビ?澱との見分け方は?食べても大丈夫かや正しい保存方法を紹介!

メープルシロップはカビが生えやすいと知っていますか?ただ、「澱」の場合もあって、全部が全部危険というわけではないんです。今回は、メープルシロップのカビと澱の見分け方や、カビが生えても食べられるか、食べてしまった場合の対処法など紹介します。メープルシロップがカビない保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. メープルシロップにカビっぽいものがある…
  2. メープルシロップははちみつよりカビやすい
  3. メープルシロップの浮遊物は「澱」の場合もある
  4. メープルシロップのカビと澱の見分け方は?
  5. メープルシロップに生えるカビの特徴
  6. メープルシロップにできる澱の特徴
  7. メープルシロップのカビと澱は「溶けるか否か」で見分けられる
  8. メープルシロップの白い泡は?これもカビ?
  9. 未開封であればカビではない可能性が高い
  10. メープルシロップにカビが生えても食べられる?
  11. カビが生えたメープルシロップは丸ごと捨てた方が安全
  12. カビが生えたメープルシロップを食べてしまった場合の対処法
  13. メープルシロップがカビない保存方法と賞味期限
  14. 開封前は常温保存でもOK
  15. 開封後は冷蔵・冷凍で保存する
  16. メープルシロップがない時の代用品は?
  17. メープルシロップはカビが生えないように保存しよう

未開封であればカビではない可能性が高い

未開封のメープルシロップの上部に白い泡が見られる場合は、カビではない可能性が高いです。メープルシロップは瓶に充填する際に、中身と容器内の空気が混ざり合うことで気泡が発生することがあります。

メープルシロップには粘性が高い特徴があるため、泡が長い時間維持されてしまい、未開封でも泡が見られるケースがあるようです。ただし、開封後に白い泡が見られた場合は雑菌の増殖などによって泡が生じた可能性もあるので食べないようにしましょう。

メープルシロップにカビが生えても食べられる?

メープルシロップは決して安い商品とはいえないので、カビが生えたからといってすべて捨てることを躊躇する人もいそうです。ここでは、メープルシロップはカビが生えても食べられるのかについて説明します。

カビが生えたメープルシロップは丸ごと捨てた方が安全

開封後のメープルシロップは、冷蔵保存していてもカビが生えることがあります。食品の種類によっては、カビが生えた部分を取り除いて加熱すれば食べられることもありますが、カビが生えてしまったメープルシロップは丸ごと捨てることをおすすめします。

カビが生えても加熱すれば食べられるように感じるかもしれませんが、カビの種類によっては加熱しても死滅しないものがあるので危険です。メープルシロップに生えるカビの原因菌は複数あり、中には毒性が強い種類が含まれている可能性があります。また毒性がない雑菌であっても大量摂取することで食中毒を起こすリスクが高まるので、避けた方が無難です。

残念ながらカビが生えてしまったメープルシロップを食べられる手段はないので、諦めて処分しましょう。

カビが生えたメープルシロップを食べてしまった場合の対処法

カビが生えたメープルシロップは、加熱したとしても食中毒を発症するリスクは変わりません。万が一食べてしまった場合、以下のような症食中毒症状が見られる可能性があります。

・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢


少量のカビであれば胃酸が消化してくれますが、大量に摂取した場合には30時間から120時間ほど経ってから、食中毒の症状があらわれることがあります。嘔吐や下痢がある場合には水分補給をしながら、毒素を出し切った方がよいでしょう。水分を摂れないまたは症状が改善されない場合は病院に行き、医師の診察を受けることをおすすめします。

メープルシロップがカビない保存方法と賞味期限

メープルシロップは高価なので、カビが生える前にしっかり食べきりたいところです。しかし一度に大量に使うのは難しいので、正しい方法で保存し賞味期限内に使いきるのが基本です。ここでは、メープルシロップの保存方法と賞味期限について説明します。

開封前は常温保存でもOK

メープルシロップは開封前は常温保存で構いませんが、水分が多いため傷みやすい特徴があります。そのため常温保存したい場合は、以下のポイントを守ることが大事です。

・未開封のものに限る
・高温になる場所を避ける
・冷暗所に置く


上記の条件を満たす場所として、シンク下にある収納スペースやキッチンの戸棚など、直射日光を避けられる冷暗所で常温保存するのがおすすめです。また常温保存している場所は、適度に風通しをしましょう。

開封後は冷蔵・冷凍で保存する

開封後のメープルシロップは、水分が多い性質からカビが生えやすくなります。そのため冷蔵庫あるいは冷凍庫で保存するようにしましょう。その際のポイントは以下の通りです。

・冷蔵庫や冷凍庫から出したら、使用量だけを取り出してすぐに戻す
・蓋や容器の口についたメープルシロップを清潔な布なので拭き取る
・蓋をしっかり閉めてから冷蔵庫または冷凍庫に戻す


ただし、メープルシロップを冷蔵庫や冷凍庫で保存しても使用時に常温の状態に長く置くと温度変化によって結露ができ、その水分がカビの原因になることがあります。また冷凍していたメープルシロップは常温で戻して使うより、加熱する方が雑菌が入り込みにくいと考えられるので配慮が必要です。

開封後のメープルシロップの賞味期限は冷蔵保存で約1ヶ月程度ですが、冷凍保存にした場合の賞味期限は半年程度とされています。メープルシロップを冷凍保存する際には、使いやすい量に小分けして瓶に入れることをおすすめします。なお、純度100%のメープルシロップであれば完全に固まらず、シャーベット状になるので使いやすいでしょう。

(*メープルシロップの賞味期限について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)

メープルシロップの賞味期限は?開封後・未開封で違う?日持ちする保存方法も解説!

メープルシロップがない時の代用品は?

メープルシロップを自宅で切らしてしまった時には、自宅にある以下のようなものを代用品にすることができます。

・はちみつ
・ケーキシロップ
・ガムシロップ
・オリゴ糖シロップ
・水あめ
・砂糖と水


最も便利なのがはちみつで、風味は異なるものの適度なとろみがあるので代用しやすいです。また市販されているケーキシロップやオリゴ糖シロップ、ガムシロップ、水あめなども使えます。ほかにも、砂糖と水を2対1の割合で合わせて鍋で煮詰めると代用品になります。砂糖とてんさい糖やきび砂糖に置き換えると、よりヘルシーな代用品になるのでおすすめです。

(*メープルシロップの代用品について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)

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