イワナの旬の時期はいつ？食べ方は刺身が一番？寄生虫など捌き方の注意点も紹介！

イワナの捌き方の手順を紹介します。

1、包丁で鱗を取り除く
2、胸びれを頭側につくように斜めに包丁を入れて、中骨を切る
3、イワナを裏返し、2と同様に包丁を入れ頭を切り落とす
4、尾から頭側に包丁を入れ、腹の内臓を取り除く
5、お腹を開いて、血合いにも包丁を入れる
6、鱗と血を洗い流し、水気をしっかりととる
7、まな板にイワナの尾を左側にして置き、頭側から包丁を入れる
8、中骨に沿って尾まで包丁を切り下げ、片身をはがす
9、イワナを裏返し、8と同様に包丁を入れ反対側の片身を剥がす
10、頭側から身に沿って包丁を入れ、腹骨をすく
11、皮一枚になったら、包丁を立てて切る
12、反対側も同様に行い、完成

鱗を取り除くときは、滑りやすいので注意が必要です。鱗と血合いを洗い流すときは、ボウルなどを使うと洗いやすくなるのでおすすめです。水気を取り除く際は、キッチンペーパーを使うと良いでしょう。血合はしっかり洗い流すことで、臭みの無いイワナの刺身にすることができます。

寄生虫が心配な人はイワナを一度冷凍してから解凍し刺身にすることで、寄生虫の食中毒を防ぐことができるので試してみてください。

イワナに生息している可能性のある寄生虫は以下のとおりです。イワナの寄生虫は食べても無害のものや人体に影響のあるものまであります。寄生虫の種類と寄生虫によって起こる食中毒についてみていきましょう。

・サルミンコーラ
・肝吸虫
・有棘顎口虫
・マスウキブクロセンチュウ
・横川吸虫

イワナのような川魚には、上記のような寄生虫が存在している場合があり注意が必要です。サルミンコーラやマスウキブクロセンチュウはイワナやヤマメなどの川魚の寄生虫として知られ、インパクトのある見た目をしていますが食べても人体に影響はないとされています。害はありませんが、寄生虫を見つけたら除去すると良いでしょう。

一方で肝吸虫・有棘顎口虫・横川吸虫といった寄生虫は嘔吐や下痢などを起こす原因にもなります。最悪の場合、合併症など重症化する恐れもあるのでイワナについた寄生虫は食べないようにしましょう。寄生虫は、冷凍や加熱で死滅させることができるので生食が心配な人は加熱して食べることをおすすめします。

天然のイワナは養殖のイワナに比べて、寄生虫がつきやすいことも覚えておくと良いでしょう。寄生虫は内臓に寄生している場合が多いので、捌く際は内臓をしっかり取り除き洗うことで予防することができます。しかし、イワナを捌くのが慣れていない人は生食を避けるのが無難です。