いちじくの味わい・食感の特徴は?表現すると?品種別に比較して紹介!
【三常農園監修】いちじくはどんな味わい・食感の果物か知っていますか?いちじくは、品種や時期によって味の特徴がかわります。今回は、いちじくの品種別の味わいや、美味しい食べ方を紹介します。甘くない・まずい場合の原因・活用法についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- いちじくの味の特徴は?まずいことも?
- いちじくは旬の時期・品種・加工方法で味わいが変わる
- いちじくの味わいを表現すると?
- いちじくの味がまずい・甘くない場合の原因
- いちじくの味わい・食感を品種別に比較!
- ①カドタ(糖度:18度)
- ②バナーネ(糖度:23度)
- ③ザ・キング(糖度:14.0度〜19.1度度)
- ④ブラウンターキー(糖度:15~18度)
- ⑤セレスト(糖度:18度)
- ⑥ホワイトゼノア(糖度:16~20度度)
- ⑦ロードス(糖度:20~30度)
- ⑧ゼブラ スイート(糖度:26度)
- ⑨ダルマティ(糖度:25度)
- ⑩ドーフィン(糖度:12〜19度)
- ⑪ヴィオレソリエス(糖度:18〜25度)
- いちじくの美味しい食べ方は?
- いちじくの皮の剥き方
- いちじくに合う料理
- いちじくの味が甘くない場合の活用レシピ
- ①いちじくの甘露煮
- ②いちじくのごまだれ
- いちじくを美味しく食べよう
いちじくの味の特徴は?まずいことも?
夏の終わりから秋ごろに旬を迎える果物、いちじくは栄養も豊富でおいしいと人気があります。そこで、より具体的ないちじくの味わいやその特徴、品種別の味わいなどを紹介します。
いちじくは旬の時期・品種・加工方法で味わいが変わる
いちじくは甘くとろみのある食感が特徴の果物ですが、旬の時期や品種、加工法によって味わいが大きく異なります。まず、生で食べるときのいちじくは酸味や苦みなどのくせが少なく、甘みが強い味わいです。
特に皮が柔らかくなり、完熟したいちじくはバナナのような芳醇な香りと甘みがあり、とろけるような食感が味わえます。一方、乾燥させたドライいちじくは生で食べるいちじくとは違う味わいです。水分が抜けて乾燥しているので生よりも、より凝縮した強い甘みが味わえます。
また、いちじくは完熟すると皮が柔らかくなり、傷みやすいので熟す前に収穫して販売されるのが一般的です。そのため販売しているいちじくの中には熟す前のいちじくもあり、そうしたいちじくは甘みが少なく、皮も固いです。
朝日晃
三常農園
最も美味しいのは樹上完熟したいちじくですが、身近なスーパー等に出回ることは、ほぼないと言って良いでしょう。すぐ傷んでしまう上に、柔らかくて扱いづらいのです。
いちじくの味わいを表現すると?
いちじくは品種や時期により、味が変わる果物ですが、ここでは代表的ないちじくの味わいの特徴を紹介します。
・濃厚な甘み
・やわらかい食感
・酸味は少ない
・上品で後味が軽い
・種の部分はプチプチする
基本的に、どのいちじくも甘みがしっかりしているところが特徴です。しかし、くどさはなく、後味が軽いので上品さが感じられる味わいでしょう。食感は柔らかいものの、種の部分はプチプチしていて、良いアクセントになります。
こってりした甘さではなく、口に入れると広がった甘味はそのまま溶けるようにさっと引き芳醇な香りや満足感が残ります。いちじくは同じフルーツの中ではバナナや洋ナシにも近い、バランスの取れた甘さが感じられる味わいです。
いちじくの味がまずい・甘くない場合の原因
いちじくは甘みが強く、おいしいと人気の果物ですが、中にはまずい、甘くないいちじくに当たってしまうこともあります。いちじくがまずい、甘くない原因を紹介します。
・未熟である
・旬から外れている
・樹の生育が良くない
多くの場合、いちじくが甘くない原因は熟していないことで、傷む前に流通させるため収穫時期を早めてしまったいちじくはまずいことが多いです。ほかにも、いちじくは夏に旬を迎える品種と秋に旬を迎える品種があり、旬から外れている品種のいちじくは最盛期のいちじくよりもまずいと感じられるでしょう。
さらにいちじくが生る樹の生育が悪く、十分な栄養が足りていないまま実をつけた場合でも、いちじくの味わいが悪くなります。
朝日晃
三常農園
まだ食べ頃ではないと感じた場合、りんご等と一緒に袋に入れて追熟しましょう。未熟ないちじくだと、それでもイマイチな場合も残念ながらあるのですが...その場合は、甘露煮やジャムにするとよいでしょう。
(*いちじくの追熟について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いちじくの味わい・食感を品種別に比較!
いちじくは数多くの品種があり、日本で育てられているいちじくだけでも100種類以上の品種があります。ここでは、代表的ないちじくの品種ごとに、その味わいの特徴を紹介します。いちじくは品種によって味わいが異なるので、いちじくを選ぶときの参考にしてください。
①カドタ(糖度:18度)
カドタという品種のいちじくは、ジューシーで強い甘みがあります。糖度は18度と高く、蜜が出てくることもあり、まるで天然のジャムのような味わいです。熟しても黄緑色のままで、やや小ぶりの大きさですが、ドライいちじくにしてもうまみが強くおいしいです。
Twitterの口コミ
『モザイク』('91)のレコーディングで訪れたベネツィアで食べた生ハムいちじくの美味しさのとりこになってからよく食するようになったいちじく。
取り寄せた今回のカドタもその時の空気感を思い出させてくれる味わいでした✨グッドーは甘酸っぱさと香り際立つおいしさで、生ハムとの相性も抜群✨