子持ち昆布とは?作り方は人工・天然どっち?どうやってできるかレシピと紹介!
子持ち昆布とは何か知っていますか?どのように作られているのでしょうか?今回は、子持ち昆布がどうやって作られるのかや塩抜きの方法、数の子との違いなど紹介します。子持ち昆布の食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 子持ち昆布とは何?どうやってできる?
- 子持ち昆布はニシンの卵がついた昆布
- 子持ち昆布がおせちに使われる意味・由来
- 子持ち昆布の作られ方
- 子持ち昆布には天然・人工・偽物がある?
- 人の手が全く加わっていない天然物は希少
- 子持ち昆布のほとんどが人工的に作られたもの
- 子持ち昆布には偽物もある
- 子持ち昆布と数の子の違いは?
- 数の子はニシンを捌いて取り出された卵
- 子持ち昆布の食べ方は?
- 子持ち昆布を塩抜きする必要がある
- 子持ち昆布に合う調味料や食べ方
- 子持ち昆布のレシピ5選!
- ①子持ち昆布揚げ
- ②子持ち昆布のだし漬け
- ③子持ち昆布のクリームチーズとわさび漬けのせ
- ④子持ち昆布の明太ドレッシング和え
- ⑤子持ち昆布やっこ
- 子持ち昆布を美味しく食べよう
子持ち昆布とは何?どうやってできる?
子持ち昆布はおせち料理として食べることが多く、その独特の食感はやみつきになる人も多いようです。ここでは、子持ち昆布がどうやってできるのか、また縁起物としておせち料理に使われるようになった由来について解説していきましょう。
子持ち昆布はニシンの卵がついた昆布
子持ち昆布とはニシンが昆布に卵を産みつけたものです。ニシンの卵は粘着性があり、産卵すると海藻に付着し何層にも重なるためあのような見た目になるのです。なお、一般的には塩漬けされたものや味付けされたものが売られています。
子持ち昆布がおせちに使われる意味・由来
子持ち昆布は数の子と同じ「子孫繁栄」の意味があり、縁起の良い食べ物としておせちにも使われる食材です。また、昆布は「喜ぶ」の語呂合わせでこちらも縁起物として用いられるため、子持ち昆布は二重におめでたいとされています。
子持ち昆布の作られ方
ニシンが接岸して海藻に卵を産みつけるのは毎年4~5月の春ごろで、漁師はその時期を見計らって昆布を並べた場所にニシンを追い込み産卵させます。ニシンは昆布に触れると産卵する習性があるため、これを利用して狭い場所で同じ昆布に沢山卵を付着させるのです。
子持ち昆布には天然・人工・偽物がある?
子持ち昆布はニシンが海藻に卵を産みつけたものとわかりましたが、実は天然ものと人工的に作られたもの、さらには偽物の3種類が存在します。ここでは、子持ち昆布の天然・人工・偽物のそれぞれの特徴を解説していきます。
人の手が全く加わっていない天然物は希少
自然にできた子持ち昆布はとても希少で量が少なく見つけることが困難なだけでなく、また卵の層にムラもあるため市場に出回ることは滅多にありません。市場で見かける子持ち昆布は、人の手を加えたものがほとんどと言ってよいでしょう。
子持ち昆布のほとんどが人工的に作られたもの
世間で天然と呼ばれる子持ち昆布は通常、人工的に昆布に卵を産みつけて作られたものを指します。その主な産地はカナダ東海岸やアラスカ沿岸などの北太平洋で、日本には塩漬けされた状態で輸入されてきます。なお、アメリカやカナダではライセンスや場所・漁獲量などを厳しく管理し、資源保護が徹底されているそうです。
子持ち昆布には偽物もある
偽物の子持ち昆布にはカラフトシシャモやホキと呼ばれる魚卵をほぐし、黄色く着色したものが多く使われているようです。それを昆布に粘着剤で幾重にも付着させ、圧縮して作られています。値段も手ごろで安価ですが、本物と比べて味の質は劣ります。