スリランカカレーとは?特徴はスパイスにあり?食べ方や作り方・レシピも紹介!
スリランカカレーとはどんなカレーか知っていますか?インドカレーと混同している人もいそうです。今回は、スリランカカレーの特徴やインドカレーとの違いを比較して紹介します。スリランカカレーの食べ方や作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
スリランカカレーとインドカレーでは使われているスパイスも違い、それが味わいにあらわれています。スリランカカレーはスパイスをすり潰したものにブラックペッパーや青唐辛子などを加えているため、かなりの辛味を感じます。
インドカレーは地域によって使われるスパイスが異なりますが、基本はすり潰すことなく使用し、北ではクミンやカルダモン、ターメリックに加えガラムマサラを使うのが一般的です。一方の南ではマスタードシードやレッドペッパー、カレーリーフをスパイスとして用いており、スリランカカレーはそれを踏襲している部分もあります。
③作り方
スリランカカレーとインドカレーの作り方で最も違うのは、使用する油の量でしょう。スリランカカレーは油をそれほど使用せず、具材をスパイスとココナッツミルクで煮込みます。一方のインドカレーは具材を多めの油でいためてから、野菜とスパイスを加えることでとろみをつけます。
④食べ方
スリランカカレーはスープがサラサラしており、一つの具材しか使っていないカレーが何種類か出てくるのが一般的です。そして米の入った器に具材の異なるカレーをかけて、手で混ぜながら食べます。
インドカレーの場合は米だけでなくナンがつくことも多く、右手で一口サイズにちぎってからカレーにつけて食べるのがマナーです。一つの皿に複数の料理が盛りつけられるターリーの場合は、広げた米の上に様々なカレーをかけ、混ぜ合わせながら食べます。
スリランカカレーの食べ方は?
前章でも触れましたが、スリランカカレーはインドカレーとは異なる食べ方をするものです。ここでは、スリランカカレーの食べ方をより詳しく説明します。
数種類のカレーやおかずを混ぜて食べる
スリランカで食事をする際には主食となる米に加えて、おかずと数種類のカレーが並ぶのが普通です。カレーも具材や辛さが異なり、米も数種類用意されることから、米を自分の取り皿にとってカレーやおかずを混ぜ合わせながら食べていきます。同じメニューでも組み合わせによって味が変わるので、自分好みの食事ができるのです。
ナンと一緒には食べないが通例
インドカレーには米ではなくナンがつくこともありますが、スリランカカレーに用いられることはありません。インドではナンが主食とのイメージがありますが、それは濃厚なカレーを好む北インドに限られ、南インドでは米が主流です。スリランカカレーもその影響を受けているので、主食には米が用いられています。
スリランカカレーの作り方・レシピは?
スリランカカレーは材料さえ揃えれば、自宅でも手軽につくれるメニューです。ここでは、自宅でつくれるスリランカカレーのレシピを2つ紹介します。
①スリランカカレー
暑い夏でも食べやすいスープ仕立てで、具材は鶏肉を使っています。トマトと玉ねぎにスパイスを加えて煮込み、ココナッツパウダーを溶いたものでまろやかさを出し、仕上げに塩とレモン汁をかけて味をしめています。