ブルーマロウはどんなハーブ?効果・効能や副作用なども紹介!
【管理栄養士監修】ブルーマロウはどんなハーブか知っていますか?ティーにすると色が変わる紅茶として有名です。今回は、ブルーマロウの味わい・香りなど特徴や、効果・効能と副作用についても味紹介します。ブルーマロウティーの淹れ方や色が変わる理由も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
色の変化が美しいブルーマロウティーですが、茶葉であるブルーマロウにはどんな効果や効能があるのでしょうか。ここではブルーマロウの効果・効能を紹介します。
①眼精疲労を和らげる
ブルーマロウには色が変化する原因でもある、アントシアニンという成分が含まれています。アントシアニンはブルーベリーなどにも含まれており、目の機能を回復させる成分です。そのため、ブルーマロウティーには眼精疲労を和らげる効能があります。
アントシアニンの含まれたブルーマロウティーにはスマホやPCの見すぎで疲れた目を回復させる効果だけでなく、近眼予防にも効果があります。デスクワークのお供におすすめのハーブティーです。(※1)
②炎症を緩和する
ブルーマロウティーには他の紅茶とは違い、少しとろみがあります。このとろみは粘液質とよばれる成分からなり、粘液質には喉や気管支などの粘膜を修復する働きがあり、炎症を緩和する効果があります。ブルーマロウティーは風邪や気管支炎などで喉に痛みや腫れがある時に飲むと炎症を抑えられるため、おすすめです。
ブルーマロウに副作用はある?妊娠中はNG?
疲れ目の改善や喉の炎症をや抑えるといった効能のあるブルーマロウティーですが、飲みすぎなどによる副作用はあるのでしょうか。ここではブルーマロウの副作用や妊娠中に飲めるかどうかも紹介します。
ブルーマロウはノンカフェインで副作用もないとされている
多くのハーブティーと同じく、ブルーマロウもノンカフェインのため妊娠中でもカフェインを気にする必要がありません。ハーブティーの中には飲みすぎると副作用のような症状が出るものもありますが、ブルーマロウには特に副作用は確認されていません。妊娠中でも安心して飲むことができます。(※2)
心配な妊婦さんはハーブティーは避けた方がよい
ブルーマロウはカフェインを含まず妊娠中でも飲むことができ、健康被害などの問題もありませんが本当に安全かどうかまでは確認されていません。妊娠中に飲むと良いとされるハーブにも含まれていませんので、飲むことに不安や心配がある妊婦の方は、飲用を避けた方が良いかもしれません。
またブルーマロウに含まれる粘液質は、薬の吸収を遅らせる可能性があるとされています。日常的に服薬している薬がある場合は、服薬時間とブルーマロウの摂取時間をなるべく離すようにしましょう。
ブルーマロウティーの淹れ方は?
ブルーマロウティーのおいしい入れ方を紹介しましょう。水出しでも、お湯を注いでもおいしく淹れることができます。
①水出しの淹れ方
水出しによるブルーマロウティーの淹れ方は、以下の通りです。
【水出しの手順】
1.乾燥した茶葉を5g、もしくは生の葉や花を15g容器に入れる
2.容器に水を注ぐ
3.冷蔵庫に入れ、1~2時間抽出する
水出しのブルーマロウティーは、お湯出しに比べ色の発色が良くきれいな青色になり、その色もお湯出しよりも長時間楽しむことができます。また時間をかけて抽出することでハーブ特有の苦味が出にくく、お湯出しよりも飲みやすい味に仕上がるため、ハーブティーを飲みなれていない方にもおすすめです。
②お湯出しの淹れ方
お湯出しによるブルーマロウティーの淹れ方は、以下の通りです。
【お湯出しの手順】
1.乾燥した茶葉を5g、もしくは生の葉や花を15gティーポットに入れる
2.ティーポットに熱湯を注ぐ
3.青色なら30秒~1分程、紫色なら3分以上蓋をして蒸らす
ブルーマロウはお湯出しの際、抽出時間を変えることで色を調節できます。時間が短いと鮮やかな水色から青色になり、3分以上蒸らすと紫色に変化します。お湯出しのブルーマロウティーは飲みたい時にすぐ飲めるため便利ですが、色の変化が激しくすぐに青色が消えてしまうことも珍しくありません。
またブルーマロウ自体に味のクセがないものの、ハーブ本来の苦味が出るためハチミツや砂糖を足すことで飲みやすくなります。レモン汁を加えれば味の変化とともにピンク色に変わる様子も見られるでしょう。