「スペアミント」と「ペパーミント」の違いや見分け方は?味・香り・効能など比較して紹介!

2大ミントである「スペアミント」と「ペパーミント」の違いを知っていますか?今回は、「スペアミント」と「ペパーミント」の〈名前の由来・歴史〉など特徴や、〈味・香り・効能〉など違いや見分け方を紹介します。「スペアミント」と「ペパーミント」の使い方や育て方についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 「スペアミント」と「ペパーミント」って何が違うの?
  2. 「スペアミント」とは
  3. スペアミントの名前の由来
  4. スペアミントの歴史
  5. 「ペパーミント」とは
  6. ペパーミントの名前の由来
  7. ペパーミントの歴史
  8. 「スペアミント」と「ペパーミント」の違い・見分け方は?
  9. ①味わい・香りの違い
  10. ②アロマ・精油での効能の違い
  11. ③見た目の違い・見分け方
  12. 「スペアミント」と「ペパーミント」の使い方の違いはある?
  13. ①モヒートに使う場合
  14. ②料理に使う場合
  15. ③ハーブティーに使う場合
  16. 「スペアミント」と「ペパーミント」の育て方は?
  17. 育ちやすい環境
  18. 育て方・注意点
  19. 「スペアミント」と「ペパーミント」の違いを知っておこう

「スペアミント」と「ペパーミント」って何が違うの?

スペアミントもペパーミントも清涼感のあるメンソール系のハーブで、初心者でも育てやすいことで知られています。スペアミントとペパーミントには違いがあるので、自宅で栽培するとそれぞれの特徴に合わせて様々なシーンで活用できそうです。ここではスペアミントとペパーミントの違いを、様々な観点から説明します。

「スペアミント」とは

スペアミントは地中海沿岸地域原産のハーブで、ローマ時代から活用されてきました。交雑種が多いハーブの中でも、最も歴史が古いといわれています。ここでは、スペアミントとはどんなハーブなのかを紹介します。

スペアミントの名前の由来

スペアミントの名前の由来は先がとがった楕円形の葉の形状にあり、槍を意味するスペアとギリシャ神話に登場する妖精ミンテを掛け合わせて名付けられました。スペアミントの葉は葉脈が不規則なので葉先も槍のようにギザギザしており、鮮やかな緑色をしています。

スペアミントの歴史

スペアミントが歴史に登場するのは紀元前400年とされており、当時の記録に使用されていたことが記されています。古代ギリシャや古代ローマの時代にはすでに、スペアミントの束を飾ったり床に敷いたりすることで、その香りを楽しんでいたようです。またその消化促進効果により、薬の代わりとしても珍重されていたとされています。

「ペパーミント」とは

ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交雑種で、アメリカやオーストラリア、イタリアなど様々な地域で栽培されており、中でもイギリス産が最高級品とされています。ここでは、ペパーミントの名前の由来や歴史を紹介します。

ペパーミントの名前の由来

ペパーミントの名前の由来はコショウを意味するペッパーと、スペアミントと同じくギリシャ神話の妖精ミンテです。ペパーミントは特にメンソールの含有量が高い交雑種で、コショウを思わせる強い香りがあることから名前にペパーが付いたと言われています。

ペパーミントの歴史

ペパーミントは前述した通り、スペアミントとウォーターミントの交雑種です。つまり、スペアミントとペパーミントは親子関係にあります。そのためスペアミントより歴史は浅いですが、紀元前のエジプトの墓から発見されているほど古くから使われています。胃の機能を活性化させたり、鼻水や鼻づまりを解消したりする薬として用いられることもあったようです。

「スペアミント」と「ペパーミント」の違い・見分け方は?

スペアミントとペパーミントはメンソール系のハーブに分類されますが、味や香り、効能・効果にも違いがあります。ここではスペアミントとペパーミントの違いと、その見分け方を紹介します。

①味わい・香りの違い

スペアミントとペパーミントは、味と違いに明確な違いがあります。スペアミントに含まれている香りの成分のうち60%がカルボン、10%をリモネンが占めています。このため清涼感がありつつも優しい香りとなっており、少しの苦味を感じる甘い味になっています。

一方のペパーミントは主成分がメンソールとなっているため、刺激を感じるほど清涼感のある香りが特徴で、その香りと同様に少し辛味を感じる味が特徴的です。そのためスペアミントとペパーミントのどちらを好むかは、個人差があるようです。

②アロマ・精油での効能の違い

スペアミントとペパーミントはアロマテラピーにおいて、精油として用いられています。同じメンソール系の精油であっても、効能は違います。

・スペアミント/リラックス、集中力を高める、殺菌、胃腸の働きをサポート
・ペパーミント/消化促進、鎮静効果、頭痛の改善、不眠解消、酔い止め、吐き気予防


ペパーミントの強い清涼効果は、筋肉痛の薬などに用いられます。スペアミントとペパーミントは胃腸の調子を整えたり精神の緊張を和らげたりする効果は共通していますが、その働きは異なるので用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。使い分け方については後述します。

(*スペアミント・ペパーミントの効果について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

スペアミントの効能・使い方は?虫除けの効果も?副作用の注意点も紹介!
ペパーミントの香りと効果・効能は?精油・ハーブティーなど使い方のおすすめも紹介!

③見た目の違い・見分け方

出典:http://spice-b.com/mint-herb-692/#page3

上の画像はスペアミントですが、スペアミントの葉は名前の由来にもあるように、葉先が槍のように細かくギザギザした形になっています。葉も茎も鮮やかな緑色をしており、葉脈も薄いです。

出典:http://spice-b.com/mint-herb-692/#page3

一方のペパーミントの葉っぱは、上の画像からも分かるようにスペアミントより丸くなっています。葉の色もスペアミントと比較すると色が薄く、茎は濃い紫色です。さらに葉脈も深く葉先に向かって規則的に、対になって向かっている特徴を持ちます。

「スペアミント」と「ペパーミント」の使い方の違いはある?

スペアミントとペパーミントは味と香りが違うので、それを生かせる使い方をするのが一般的です。ここではスペアミントとペパーミントの使い方について、3つのシーンを例にあげて説明します。

①モヒートに使う場合

スペアミントもペパーミントもモヒートに使いますが、口当たりが変わります。モヒートに使うのはスペアミントの方が多く、クセがないので甘い香りだけを楽しめる性質を活かしています。一方のペパーミントを使うとメンソールの香りが強く、清涼感のある味に仕上がるので、すっきりした飲み口になるでしょう。

②料理に使う場合

スペアミントは香りも味も優しいので、お菓子やサラダ、料理のソースなどに入れて使われることが多いです。一方のペパーミントはクリームやチーズとの相性がよいので、クリームパスタやグラタンをつくる際に、パセリやピンクペッパーと共に使うと美味しく仕上がります。

③ハーブティーに使う場合

スペアミントとペパーミントをハーブティーに使うと、味や香りの違いが明瞭になります。スペアミントは香りが柔らかく、口に含むとほのかな甘さを感じます。一方のペパーミントは強い清涼感のある香りが印象的ですが、味はほとんどありません。清涼感の風味を楽しみたい時には、ペパーミントの方が適しています。

「スペアミント」と「ペパーミント」の育て方は?

スペアミントとペパーミントは園芸初心者でも育てやすいので、自宅で栽培するのもおすすめです。ここでは手軽に自宅栽培を始められるよう、スペアミントとペパーミントの育て方を紹介します。

育ちやすい環境

スペアミントとペパーミントは繁殖力が強いハーブですが、以下の環境だと育ちやすいです。

・日当たりがよい
・風通しがよい


強い直射日光が当たる場所や日陰を避けると、成長しやすいです。自宅で育てる際には、ハーブ用の培養土や草花用培養土、小粒の赤玉土などを使うのがおすすめです。庭にハーブの苗を植える場合は、1週間前には土を耕しておきましょう。その際には土の2~3割程度、堆肥や腐葉土を混ぜると丈夫に育ちます。

育て方・注意点

スペアミントとペパーミントは繁殖力が強いハーブではありますが、育てるにあたっては注意してほしいことがいくつかあります。

・地植えする際には地中に間仕切りをする
・違う種類の植物を近くに置かない
・定期的に剪定する
・ダニやアブラムシに注意する


スペアミントとペパーミントは簡単に増えてしまうので、他の植物に影響が及ぶことが珍しくありません。またほかの植物と交雑しやすいので、生育環境によっては味や香りが変わるケースもあります。プランターで栽培する際にも、周囲に他の種類の植物は置かない方が無難でしょう。

「スペアミント」と「ペパーミント」の違いを知っておこう

今回はスペアミントとペパーミントの名前の由来や歴史など特徴をはじめ、味と香りと効能などの違いや見分け方を紹介しました。いずれも薬代わりにもなるハーブなので、その性質を知っておくことで上手に使い分けができるようになります。効果や効能も踏まえて、様々なシーンでスペアミントとペパーミントを活用してみましょう。

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