「スペアミント」と「ペパーミント」の違いや見分け方は?味・香り・効能など比較して紹介!
2大ミントである「スペアミント」と「ペパーミント」の違いを知っていますか?今回は、「スペアミント」と「ペパーミント」の〈名前の由来・歴史〉など特徴や、〈味・香り・効能〉など違いや見分け方を紹介します。「スペアミント」と「ペパーミント」の使い方や育て方についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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「スペアミント」と「ペパーミント」って何が違うの?
スペアミントもペパーミントも清涼感のあるメンソール系のハーブで、初心者でも育てやすいことで知られています。スペアミントとペパーミントには違いがあるので、自宅で栽培するとそれぞれの特徴に合わせて様々なシーンで活用できそうです。ここではスペアミントとペパーミントの違いを、様々な観点から説明します。
「スペアミント」とは
スペアミントは地中海沿岸地域原産のハーブで、ローマ時代から活用されてきました。交雑種が多いハーブの中でも、最も歴史が古いといわれています。ここでは、スペアミントとはどんなハーブなのかを紹介します。
スペアミントの名前の由来
スペアミントの名前の由来は先がとがった楕円形の葉の形状にあり、槍を意味するスペアとギリシャ神話に登場する妖精ミンテを掛け合わせて名付けられました。スペアミントの葉は葉脈が不規則なので葉先も槍のようにギザギザしており、鮮やかな緑色をしています。
スペアミントの歴史
スペアミントが歴史に登場するのは紀元前400年とされており、当時の記録に使用されていたことが記されています。古代ギリシャや古代ローマの時代にはすでに、スペアミントの束を飾ったり床に敷いたりすることで、その香りを楽しんでいたようです。またその消化促進効果により、薬の代わりとしても珍重されていたとされています。
「ペパーミント」とは
ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交雑種で、アメリカやオーストラリア、イタリアなど様々な地域で栽培されており、中でもイギリス産が最高級品とされています。ここでは、ペパーミントの名前の由来や歴史を紹介します。
ペパーミントの名前の由来
ペパーミントの名前の由来はコショウを意味するペッパーと、スペアミントと同じくギリシャ神話の妖精ミンテです。ペパーミントは特にメンソールの含有量が高い交雑種で、コショウを思わせる強い香りがあることから名前にペパーが付いたと言われています。
ペパーミントの歴史
ペパーミントは前述した通り、スペアミントとウォーターミントの交雑種です。つまり、スペアミントとペパーミントは親子関係にあります。そのためスペアミントより歴史は浅いですが、紀元前のエジプトの墓から発見されているほど古くから使われています。胃の機能を活性化させたり、鼻水や鼻づまりを解消したりする薬として用いられることもあったようです。
「スペアミント」と「ペパーミント」の違い・見分け方は?
スペアミントとペパーミントはメンソール系のハーブに分類されますが、味や香り、効能・効果にも違いがあります。ここではスペアミントとペパーミントの違いと、その見分け方を紹介します。