立食パーティーのマナーとは？服装・皿の取り方など苦手な人が抑えるべきポイントを解説！

立食パーティーでは服装の他にも、所作や立ち振る舞いについてのマナーがあるのでしょうか。ここでは、ビジネスシーンにも使える立食パーティーでの立ち振る舞いの8つのマナーと、途中で退席する場合の対処法を紹介します。

立食パーティーは欧米で生まれた文化なので、レディーファーストを心がけることは当然のマナーだとされています。ドアやエレベーターなどでは扉を抑えて女性を先に通すなど、女性と交流する際は積極的にエスコートするようにしましょう。女性にお酌を要求したり、飲み物を取りに行かせたりすることは厳禁です。

パーティーが始まる前に、入口付近で渡されるウェルカムドリンクは乾杯前に飲んでも構いません。ウェルカムドリンクは主催者からのおもてなしの一つなので、飲みながらパーティーの開始を待ちましょう。ただし、お酒の弱い人は乾杯前から酔わないように、ソフトドリンクなどを選んでください。

立食パーティーが始まる前に主催者への挨拶をすることも覚えておきたいマナーの一つです。主催者はパーティーが始まると忙しく動き回らなくてはならないので、会場には早めに入って挨拶を済ませておくと良いでしょう。

主催者が開始前にも忙しそうだったり、他の人と話していたら割り込んだりせず、パーティーの途中で良いタイミングを見計らって挨拶することをおすすめします。パーティーが終わって帰る時にも主催者に必ず挨拶をし、後日手紙や電話でもお礼を伝えるとより丁寧です。

立食パーティーの会場内には椅子が用意されていることがありますが、できるだけ座らないようにしましょう。この椅子は、参加者の中でも高齢の人や体調がすぐれない人のために用意されたものです。立食パーティーでは基本的に椅子には座らずに、会場内を動き回って様々な人との交流を楽しんでください。

ビジネスシーンに限らずカジュアルな立食パーティーでも、目上の人との乾杯のはグラスを相手よりも低い位置にするのが一般的なマナーです。また、繊細なシャンパングラスを合わせて音を鳴らす乾杯は、マナー違反とされるので掲げるように行いましょう。

ただし、交流した相手がこのような乾杯を求めてきた際には、断らずに音が立たないようにそっとグラスを合わせるとスマートです。

立食パーティーの途中で、主催者や参加者がスピーチを行う時は料理や飲み物を置いて飲食をやめ、しっかりと話を聞きましょう。招待客同士の会話も止めて、体をスピーチを行う人の方に向けることも大事なマナーの一つです。スピーチが終わったら、必ず拍手を送ることも忘れないようにしてください。

立食パーティーでは、1つの場所でとどまらすたくさんの人との交流を深めましょう。また、同じ人とずっと話し続けることも、相手の他の人との交流がおろそかになるので控えるようにします。立食パーティーの醍醐味は、さまざまな人との出会いやビジネスチャンスのきっかけを掴むことです。

立食パーティーでは初対面の人と話す機会が多くありますが、会話は一般的な話題から始めるようにしましょう。初対面の人に対して、すぐにプライベートやビジネスの話をすることは失礼にあたります。

まずは名刺を渡して挨拶をし、その日の天気や美味しかった料理のことから話し始めるのがおすすめです。プライベートやビジネスの話をしたい時は、相手の緊張がほぐれたタイミングで切り出してください。