じゃがいもの品種「北海こがね」の特徴とは?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
北海こがねというじゃがいもを知っていますか?おいしいのでしょうか?今回は、北海こがねの歴史や特徴に加え、主な産地や生産量、値段を紹介します。さらに、北海こがねのおいしいレシピ・食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
北海こがねとは?どんな特徴のじゃがいも?
じゃがいもにはさまざまな品種がありますが、そのなかでも北海こがねとはどのようなじゃがいもなのでしょうか。特徴に加え、歴史や味わいについて詳しく説明します。
北海こがねは北海道でフライドポテト用に開発されたじゃがいも
北海こがねは、北海道で育成された初めてのフライドポテト用品種です。形状は長楕円で皮色は黄褐色となっており、油で揚げても茶色く褐変させる還元糖の含量が少ないことが特徴のじゃがいもです。通常のじゃがいもは断面が白っぽい色をしていますが、北海こがねは黄色っぽい色をしており黄金じゃがいもと称されることもあります。
北海こがねの歴史・名前の由来
北海こがねは、日本で初めて加工用として開発された品種のトヨシロと、フライにした時に褐変する原因となる還元糖の含有量が少なく長い形状をした北海51号を交配して育成されたじゃがいもです。1970年に北海道農業試験場で初めて育成された後は、1981年に登録出願し、その翌年には品種登録されました。
また、出願した1981年には農林水産省育成農作物の新品種とされ、北海道のじゃがいもの推奨品種に指定されました。名前は北海道で育成されたことから、北海道の北海を取ってホッカイ、そして揚げた時のコガネ色を組み合わせてホッカイコガネと名付けられたそうです。
北海こがねの食感・味わいなど特徴
北海こがねは、加熱調理では甘味はあまり感じませんが、男爵とメークインの中間くらいホクホクしています。また、やや粘質であることから煮崩れはしにくく、十勝こがねという品種と同様に様々な料理に使いやすいじゃがいもです。
フライドポテト用品種とされるだけあってフライドポテトには最適であり、やや大きめに切ることで、じゃがいも本来のホクホクとした食感をより感じることができるでしょう。
(*じゃがいもの種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
Twitterの口コミ
夜ごはーん。
北海こがねとアスパラガスのジャーマンポテト🎵
北海こがね、初めて食べたのですがスッゴク美味しい😌
アスパラもやっぱり国産が柔らかいし、旬だよねぇ💮美味しいって幸せ😃💕
#料理好きな人と繋がりたい
#Twitter家庭料理部
#おうちごはん
北海こがねの主産地・生産量や値段は?
北海こがねは、ほかの品種のじゃがいもに比べるとスーパーで見かけることは少ないかもしれませんが、どこで生産されているのでしょうか。ここからは、北海こがねの主産地・生産量や価格帯について詳しく説明します。
北海こがねの主産地・生産量
平成19年度の特産農産物の生産実績調査では、北海こがねの主産地・生産量は以下のようになります。
・北海道:1,654.7t
・鹿児島県:220t
北海道で育成された品種であるため、主は生産地は北海道となっており、その生産量も1600t以上となっています。一方で日本でも南に位置する鹿児島県でも生産されており、こちらも食用として出荷されているようです。
北海こがねの値段は1kgで400円ほど
北海こがねの値段は1kgで400円ほどとなっていますが、ここでは北海こがねの価格を他の野菜の相場と一緒に比較してみましょう。
・北海こがね:400円
・男爵:350円
・キャベツ:250円
・玉ねぎ:150円
・にんじん:500円
同じじゃがいもである男爵は1kg350円であり、北海こがねと大きな差はありません。年間通して購入出る野菜と比べても、決して高額な野菜ということではないようです。ただし北海こがねは生産地が少なく、食用としての出荷が少ないことから、スーパーで見かける機会が少なくなっています。